イタリア喜劇の最高傑作、『二人の主人を一度に持つと』加藤健一事務所公演に初登場する。
これは嘘なのか誠なのか はたまた男か女か いや誠なのか嘘なのか 女?男? 誰を信じていいのやら…登場人物たちの混乱の原因を観客だけがしっている!
16世紀にイタリアで生まれ、ヨーロッパを席巻したとされるコメディア・デラルテ。その後期、18世紀にカルロ・ゴルドーニが作った戯曲、世界40ヶ国以上で上演されている。
加藤健一事務所の公演、清水明彦、 奥村洋治らを迎え、下北沢、西宮で公演。
カルロ・オズヴァルド・ゴルドーニ(1707年〜1793年)
ヴェネツィア共和国の劇作家でリブレット作家。
ヴェネツィアの医師の子として生まれ、パドヴァ大学で法律を修め、転じてパヴィア大学を卒業。その後北イタリアの各地を遍歴し、傍ら劇作に手を染めた。1748年、弁護士を廃業、メデバック劇団の座付き作者となり、矢継早に斬新な喜劇を世に送り、演劇の改革時代を招来。『二人の主人を一度に持つと』は1745年発表。
1753年、サン・ルーカ劇場(現ゴルドーニ劇場)に移ったが、新しい時代の変革を反映した彼の作品を喜ばない観客に加えて、キアーリやゴッツィら、保守的な劇作家の誹謗、攻撃の的となり、失意のうちに渡仏、パリのイタリア劇団の招きによるもの。1764年、ルイ15世の招請を受け、ベルサイユ宮で王女たちのイタリア語教育に当たったが、フランス革命を迎えてパリに退き、1793年2月6日同地で他界。
概要
日程・会場:
東京:2024年5月9日〜5月19日 本多劇場
兵庫:2024年5月25日 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
作:カルロ・ゴルドーニ
訳:田之倉 稔
演出:鵜山 仁
CAST
加藤健一 清水明彦(文学座) 奥村洋治(ワンツーワークス)
土屋良太 坂本岳大 小川蓮(扉座) 佐野匡俊
加藤 忍 増田あかね(俳優座) 江原由夏(扉座)