ニール・サイモンが3年半の歳月をかけたブロードウェイ デビュー作「Come Blow Your Horn ~ボクの独立宣言~」が10月に新国立劇場にて上演。髙地優吾(SixTONES)の初の単独主演作品となる。出演は、岡本玲、松井愛莉、⾼岡早紀、⽻場裕⼀。
日本でも人気が高い、アメリカを代表する劇作家ニール・サイモンのブロードウェイのデビュー作『Come Blow Your Horn』を原作とするコメディ。映画化もされ、日本でも幾度となく上演された作品。
兄に触発されプレイボーイに変わっていく、控えめで内気な主人公バディ・ベーカーを演じるのは、SixTONESのメンバーで、舞台『夏の夜の夢』(`22)や3人芝居『星降る夜に出掛けよう』(`23)などでの活躍も目覚ましい髙地優吾。プレイボーイで独身生活を謳歌するバディの兄アラン役には、舞台『ひげよ、さらば』(`23)や、大河ドラマ「晴天を衝け(`21)、大河ドラマ「どうする家康」(`23)、映画『シャイロックの子供たち』(`23)などに出演する忍成修吾。
アランの本命の恋人コニー役には舞台『ブレイキング・ザ・コード』(`23)や、ドラマ「その結婚、正気ですか?」(`23/)、「私と夫と夫の彼氏」(`23)に出演、映画『茶飲友達」(`23)に主演の岡本玲。女優志望でバディを誘惑するペギー役には、近年では連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」(`24)に出演し、ドラマ「シークレット同盟」にて主演、この舞台が舞台初出演となる松井愛莉。バディとアランの母ベーカー夫人役には舞台『毛皮のヴィーナス』(`22)やドラマ「ミワさんなりすます」(`23)、映画『ファーストラヴ」(`21)、『マスカレード・ナイト』(`21)などに出演、今夏ドラマ「笑うマトリョーシカ」を控える高岡早紀。バディとアランの父ベーカー氏役にはミュージカル『トッツィー』(`24)やドラマ「必殺仕事人」(`22)、「インビジブル」(`22)などに出演の羽場裕一。
コメント
演出:宮田慶子
髙地さんには、面白い役柄からスマートでスタイリッシュな役まで幅広く演じて頂けるのではないかと感じました。
今回演じて頂く「バディ」は、作者ニール・サイモン自身を投影していると言われており、作者のすべてがこのデビュー作に込められています。兄アランによって巻き込まれる騒動を通して、奥手で慎重な若者が、やがて父母から旅立って、勇気を持って自立して行く姿を、きっととても魅力的に作り上げてくださると思います。
素敵な皆さんと共に、軽快で愉快でダイナミックな「これぞニールサイモン・コメディ!」をお届けしたいと思います。
バディ・ベーカー役:髙地優吾(SixTONES)
正直このお話を聞いた時にはすぐに実感できず、自分でホントに大丈夫か?と思いました。でも、チャンスを頂けた以上はこのチャンスをしっかり掴み、髙地優吾の新しい魅力を多くのお客さんに見ていただけるように稽古に励んでいきます!
単独初主演ということに不安もありますが、共演者の皆さんとスタッフさん全員で毎公演大切に頑張っていけたらなと思います。
お話の内容もコメディなのでリフレッシュ感覚で劇場に遊びに来てくれたら嬉しいです!
あらすじ
バディ・ベーカーは誕生日を期に、実家を出ることに決めた。両親に生活について指図されるのにうんざりしていたし、結婚相手すらも勝手に決めようとしていたからだ。バディと兄のアランは、二人とも父の会社で働いているが、アランは何年か前に家を出て、一人暮らしをしている。アランは本命の彼女コニーがいながら、複数のガールフレンドと付き合い、仕事もそっちのけで、気ままな独身生活を満喫している。家を出たバディは、アランのアパートに転がり込む。
社交的で女性にもてる兄と、内気なバディは、性格は似ていないが仲は良い。バディの親から独立するという決心にアランは喜び、ガールフレンドのいないバディに映画女優志望のペギーを紹介する。部屋に来ることになったペギーを待っていると、訪ねてきたのは、なんと母だった。母は、バディの家出を知った父の反応が心配で、アパートを訪ねてきたのだ。今にもペギーが来そうなので、バディは何とか母を追い返そうと、タクシーを拾いに行っている間に、アランに電話がかかってくる。母が対応するも誰にも内容を伝えられないまま帰ってしまう。
バディがハリウッドの映画プロデューサーの振りをしてペギーと話していると、今度は父が訪ねてくる。バディは「台本作家が来た。大事な話がある」と言って、うまくペギーを追い払う。父は、バディを連れ戻しに来たのだ。アランが帰ってきて3人が対立しているところに電話があり、行き違いで顧客を失ったことが分かる。父は、バディとアランを二人ともクビにして、去っていく。
3週間後、父の横暴ぶりにうんざりした母が、息子たちと一緒に住もうとやって来る。父も母のあとを追ってくる。そこへコニーも現れ、アランのことは、きっぱりあきらめることにしたと告げる。アランは心を決め、コニーに結婚を申し込み、会社のために新規契約を結んだことも父に報告する。アランとコニーと両親はお祝いに出かける。バディが約束をした新しい彼女が訪れるのを待っていると、そこに現れたのは・・・。
概要
『Come Blow Your Horn ~ボクの独立宣言~』
会期会場::
東京:2024年10月3日(木)~10月20日(日)新国立劇場 中劇場
大阪:2024年10月25日(金)~28日(月) 森ノ宮ピロティホール
翻訳:常田景子
演出:宮田慶子
配役
髙地優吾:バディ・ベーカー
岡本玲:コニー
松井愛莉:ペギー・エヴァンス
⾼岡早紀:ベーカー夫⼈(⺟)
⽻場裕⼀:ベーカー⽒(⽗)
原作:ニール・サイモン
主催:フジテレビジョン 東京グローブ座 new phase