
話題作、SHOW×MUSICAL「ドリームハイ」が開幕。Specialカーテンコールも予定。
2011年韓国・KBSで大ヒットしたドラマ「ドリームハイ」を原作に、原作ドラマから10年後、夢に向かって走り続けてきた主人公たちの悩みと葛藤、仲間の大切さや世代を超えて引き継いで行くべきことを描く、SHOW MUSICAL「ドリームハイ」。世界的に人気を誇るK-POP音楽やダンス、馴染みのあるドラマ版の楽曲と軽快でエネルギッシュなオリジナル楽曲が舞台を彩る。SEVENTEEN、TWICE、Wanna One、Stray Kidsなどの振付を担当し、大韓民国大衆文化芸術賞 国務総理表彰を受ける他、「PRODUCE101」「ボーイズプラネット」などのオーディション番組で審査員をつとめたK-POP界を代表する振付師チェ・ヨンジュン氏が振付を担当。
特に今回は、韓国版と日本版が同時期にそれぞれの国で上演される中、なんと3人の韓国人キャストが日本版にも同役で出演。アーティスト「The K」として世界一の座を目指すソン・サムドン役には、韓国側からSE7EN、ジンジン(ASTRO)、日本側から蒼井翔太が出演。
公演に先駆けて公開稽古と簡単な会見が行われた。
初っ端からショーのシーン、かっこよく踊るチン・グク、その次はソン・サムドン、ディラミー賞のステージ、ところが、プレッシャーなのか、ソン・サムドン、耳鳴りがしてうまくパフォーマンスできず、結果は言わずもがな。サムドンは恩師の元へ。また、かつての仲間とも再会、ジェイソンは世界一のダンサーになり(ダンスがキレッキレ)、ユン・ベッキは教師に。皆、それぞれの道に。
そしてライバルのチン・グク、皆、悩み、迷い自分の進むべき道が果たしてこれで良いのか?と考える。誰しも、自分の進路に悩むときがある。そんな時に恩師であるカン・オヒョク、芸術と生徒を愛する教師、だからこそ、彼らに課題を。
その一方では…ちょいワルぽい大人たち、校長先生とマ・ドゥシク、オヒョクが邪魔、追い出したい、そんな若者たちと大人たち、さて、どうなることやら、というのが大体の流れ。
“SHOW×MUSICAL”と銘打っているだけあって、ショーのシーンがふんだんに。最先端の流行りのダンスパフォーマンスが圧巻、群舞シーンは目がいくつあっても足りないくらい、フォーメーションが立体的で、ダンススキルも高い。楽曲も多様でジャージーな曲調のものもあり、飽きさせない。俯き加減のソン・サムドンが少しずつ、表情が晴れやかになっていく過程がなんとも言えず、観ているこちらまで思わず微笑みたくなる。ライバルのチン・グクとも…もちろんバッドエンドにはならないので!時折、学校時代の頃や子供の頃の描写も出てくるので、元のドラマがわからなくても大丈夫。熱いドラマとダンス、また途中でジェイソンがダンスの”歴史”も語るので、今のダンスの流れがイマイチ把握できてないなら、ここはすごーく勉強になる!
ゲネプロでは校長先生とマ・ドゥシクが大友康平と川崎麻世、貫禄を見せつつ、ちょいワルな”小者”ぶりがアクセント(悪人には全然見えない(笑))。カン・オヒョクは近藤真彦、温かみのある雰囲気で生徒たちを包みこむ。ソン・サムドン役のJINJIN、日本語も達者、安定した演技を見せる。JINJINは韓国版『ドリームハイ』でも同役の出演、日本公演終了後、韓国の舞台に立つ。チン・グク役の瀬戸利樹はスマートな印象、ポーズもビシッと。ジェイソン役の平野莉玖、こちらはシングルキャスト、2004年からダンスを始め、2007年、小学3年生の時にコンテストで優勝し、EXILEの名古屋ライブのバッグダンサーを務める、世界一のダンサーという設定はピッタリ、舞台はこの作品が初めてだそう(初めてに見えない)。
とにかく出演者全員が踊る、踊る、ショーのシーンはとにかく文句なく楽しい。日によってキャストが変わるので、芝居の雰囲気も変わる。そして夢に向かって迷いつつも突き進んでいく、まさに『ドリームハイ』、刺さるセリフも多く、「最後までそばにいる」「夢見る生徒を作る」「踊り続ける」などなど。踊れば、夢が見える、叶う、そして心晴れやかになる、まさに「KEEP DANCING」、”本編”終了後はお楽しみタイム、クラップや歌で盛り上がれる。通路もふんだんに使い、グッと賑やかに。
観終わったあとはきっとダンスしたくなる、そんな作品、公演は21日まで。また14日にはスペシャルカーテンコールも。
ゲネプロ配役は以下の通り。
ソン・サムドン役:JINJIN(ASTRO)
チン・グク役:瀬戸利樹
ジェイソン役:平野莉玖
ユン・ベッキ役:王林
カン・オヒョク役:近藤真彦
マ・ドゥシク役:川﨑麻世
校長先生役:大友康平
高校生サムドン / ジュンソ役:瀧澤翼
高校生ジェイソン / ホヨル役:樋口裕太
高校生ヘミ / ヘソン役:安里唯
高校生ピルスク / ピルヒ / ユジン役:水越里歌
ドンフィ役:MAHIRO (BUGVEL)
アンソニー役:MINATO (BUGVEL)
KIDサムドン&英才KID男子役 : 波多野至
KIDヘミ&英才KID女子役 : 内藤董子
男性アンサンブルダンサー : Hayata / 宮原龍平/ KAI / KEiTa
女性アンサンブルダンサー : 春日麻里 / 大岩彩佳 / SAYUMI INO / 植竹奈津美 / 大類 ひなた / 米内
理紗
会見出席者は
JINJIN(ASTRO) / 瀬戸利樹 / 平野莉玖 / 王林
近藤真彦 / 川﨑麻世 / 大友康平
瀧澤翼 / 樋口裕太 / 安里唯 / 水越里歌 / MAHIRO (BUGVEL) / MINATO (BUGVEL)
蒼井翔太 / 別所哲也 / 徳永ゆうき / 長谷川初範。
まず、一人一人の挨拶。それからコメント。
近藤真彦はゲネプロを終えた感想、「もう一回、勉強してぇーーー!!」と(笑)、そこに別所哲也が「さらに、さらに、もっと先へ!!」。韓国キャストとの共演について、近藤真彦は「時には弟、時にはお兄さん、勉強家で努力してる、(日本語でのセリフを覚えること)大変なこと」とベタ褒め。JINJINは近藤真彦に向かって日本語で「ありがとうございます!」。大友康平のゲネプロの感想「いっぱい、いっぱいです!」、Wキャストの長谷川初範は「自分で悪役と思ったことがない」と役についてコメント。ゲネプロでは大友康平が演じていたが、悪役感が…ほぼ無しで、むしろ愛嬌のあるキャラクター。また、日本語についてJINJINは「みんなとは日本語で話しています。幸せです」と言い作品の魅力について「夢を失った人がまた夢を見るところ」とコメント。一度は夢を無くし、俯いていた主人公が周囲から力を得てまた、前を向く。蒼井翔太は「観て欲しいところはキリがない、パフォーマンス、素敵な楽曲、また、日によってキャストも変わる、”ここをもっと観ていただきたい”と思っていただける、夢を届けられる作品です」とコメント。別所哲也は「ほとばしるダンス!また、ダンスの歴史のところ、この辺は見どころかな?栄光、挫折、青春、恋愛!『ドリームハイ』、夢を見てください」と観客に向けて。また、JINJINは今後の目標として「日本語、もっと勉強します」とコメントしたが、そこに蒼井翔太が「JINJINははアイディアマンです」と絶賛し「夢を届ける作品、舞台を噛み締めて、みなさんに笑顔を」とコメント。また、稽古期間中にチームワークを創ったそうで「稽古場行って居酒屋行って和んで力入った」と”昭和的”。平野莉玖は本格的な舞台出演はこれが初めて。「普段は名古屋にいます。みんな温かくて。一人でも多くの方に見てほしい。JINJINさんがアドバイスくれたり、振付の考えてくれて、みんなで支え合って!」と語る。またWキャスト、Tキャストについて近藤真彦は「別所さんとWキャストでご一緒、同じ役、緊張します。別所さんはすごいイメージしかない、別所さんのお芝居を観ていると自信なくす(苦笑)、でも心の支え」と言い別所哲也は「(近藤真彦さんは)憧れ、青春でした。同じ役をやらせてもらう、色々お互いに…学びがある、お互いに学びがある」とコメント。
バラエティ豊かなキャスト陣、一致団結してのパフォーマンスは作品テーマに通じるものがある。日本・韓国同時上演、日本公演は27日までシアターHにて。
Specialカーテンコール出演予定者(※出演者は当日変更になる可能性もあります)
・4月14日(月)18:00本公演出演者
・韓国キャスト3名(SE7EN/JINJIN(ASTRO)/ドンウ(INFINITE))
【登壇者】
・韓国公演総括プロデューサー:アートワン・カンパニー キム・ウナ代表
・作家:スンウン
・作曲家 : ハ・テソン
・振付師:チェ・ヨンジュン
※Specialカーテンコールのみ、動画・写真撮影がOK。
あらすじ
キリン芸能高校を卒業して10年。
ディラミー賞のステージで、ソン・サムドンは
K-POPスター「The K」として同級生で
永遠のライバルであるチン・グクと競い合う。
サムドンにとって待望のステージだったが、競争へのプレッシャーからか、
耳鳴りが始まりパフォーマンスは台無しになる。
行方をくらましたサムドンは、恩師カン・オヒョクのもとへ。
そこで、世界一のダンサーになったジェイソン、
教師として後輩たちを支えているユン・ベッキ、
そして永遠のライバル、チン・グクと再会を果たす。
それぞれ悩みを抱えている彼らに、オヒョクはある特別な課題を与える。
一方、貪欲な校長先生とマ・ドゥシク代表は、
目の敵にしていたオヒョクを追い出そうと策略を企てるのだが……。
10年の歳月を経て再びタッグを組んだサムドンたちは、
果たして最高のステージにかける夢を守れるだろうか?
概要
公演タイトル : SHOW×MUSICAL「ドリームハイ」
日程・会場: 2025年4月11日(金)~4月27日(日) 東京・シアターH
キャスト
ソン・サムドン(Tキャスト):SE7EN・JINJIN(ASTRO)・蒼井翔太
チン・グク(Wキャスト):ドンウ(INFINITE)・瀬戸利樹
ジェイソン:平野莉玖
ユン・ベッキ:王林
カン・オヒョク(Wキャスト):近藤真彦・別所哲也
マ・ドゥシク(Wキャスト):川﨑麻世・徳永ゆうき
校長先生(Wキャスト):長谷川初範・大友康平
高校生サムドン / ジュンソ:瀧澤翼
高校生ジェイソン / ホヨル:樋口祐太
高校生ヘミ / ヘソン:安里唯
高校生ピルスク / ピルヒ / ユジン:水越里歌
ドンフィ:MAHIRO (BUGVEL)
アンソニー:MINATO (BUGVEL)
KIDサムドン&英才KID男子 : 福田理求 / 波多野至
KIDヘミ&英才KID女子 : 小出詩乃 / 内藤董子
男性アンサンブルダンサー : Hayata / 宮原龍平/ KAI / KEiTa
女性アンサンブルダンサー : 春日麻里 / 大岩彩佳・Ari (Wキャスト) / SAYUMI INO / 植竹奈津美 / 大類 ひなた / 米内理紗
公式サイト:https://dreamhigh-stage.com
公式X:@dreamhigh_2025
公演に関するお問合せ:info.dreamhigh@hike.inc
主催/企画 : SHOW×MUSICAL「ドリームハイ」製作委員会
Original Writer: Park Hye-ryun (Drama [Dream High] © Korea Broadcasting System)
Executive Producer : Kim Eun-ha
Book & Lyrics by Seung-un
Music by Ha Tae-sung, PRISMFILTER, Chin Sung-ho(AnoTHeR)
Music Arrangement by Baek Seung-bum
Choreography by Choi Young-jun
Original Production by ARTONE COMPANY