三浦宏規, 髙橋颯 W主演 ミュージカル『ジェイミー』開幕

ドラァグクイーンを夢見る男子高校生の実話に基づく大ヒットミュージカル『ジェイミー』(原題:EVERYBODY’S TALIKING ABOUT JAMIE)が開幕。
主人公である高校生ジェイミーが、差別や偏見と闘いながらも自分らしく生きていく様を見て、周囲の価値観が変わっていく感動的なサクセスストーリー。
英国のBBCで放送されたドキュメンタリー番組を基に制作された『ジェイミー』。2017年、英国のシェフィールド劇場で開幕するや大ヒットし、ミュージカルの聖地、ロンドン・ウェストエンドへ進出。高い評価を得て英国最高峰の演劇賞であるローレンス・オリヴィエ賞に5部門でノミネートされた。21年にはAmazon Prime videoで映画版も世界配信され、英国アカデミー賞優秀英国映画賞ノミネート。その後も世界各地で上演され続けている。日本初演は21年。

公演に先駆けて取材会が行われた。フォトコール、 M1「♪誰も知らない」披露。フォトコール出演は髙橋颯・遥海・吉高志音・かなで・小向なる・里中将道・澤田真里愛・東間一貴・星野勇太・MAOTO・元榮菜摘・リコ。

8日の公開ゲネプロ、ジェイミーは三浦宏規。学校のシーン、ジェイミー(三浦宏規/髙橋颯Wキャスト)には夢があった。

それはドラァグクイーンになること。学校では教師のミス・ヘッジ(かなで)が進路のことを話す、かなりお堅い印象。

規律を重んじる教師、進路指導にも熱が入る。

帰宅するとジェイミーの母・マーガレット・ニュー(安蘭けい)と親友・レイ(保坂知寿)が部屋に飾り付けをして待っていた、この日はジェイミーの誕生日、プレゼントは…真っ赤なハイヒール!大喜びのジェイミー。

ゴージャスなハイヒール、思わず息を呑むジェイミー。
ヒューゴ、良き理解者。ゴージャスで華やかなドレスがいっぱい。
可愛く決めて!
眉毛に注目。

母、レイ、そしてドラァグ用品店のヒューゴ(石川禅)はジェイミーを応援してくれるが、理解を示さない教師、父、学校のクラスメイトのディーン・パクストン(神里優希/吉高志音)らはジェイミーに対して心無い言葉を投げつけたり。

このいでたちで学校へ。ざわつくクラスメイトたち。
ディーン・パクストンはジェイミーに酷い言葉を投げつけるも、彼の中には戸惑いも垣間見られる。

苦情が来てるんです!

理解のない言葉や態度に傷つくジェイミー、挫けそうになるが…。
プリティ(唯月ふうか/遥海)との友情、母の愛情、自分らしくありたいと思うジェイミー、もちろん壁にも当たる、そんな過程を通して成長し、気付きを得る。

プリティはジェイミーに寄り添う。前向きになるジェイミー。
母と息子、強い愛情が感じられるシーン。
無理解だが、真面目なジェイミーの父。

それはジェイミーのみならず、皆、何かを思い、気がつき、そして行動する。LGBTQ、自分らしさ、差別、さまざまなテーマを内包しているが、湿っぽくならず、暗くならず、明るく、ショーアップして表現。みんな違っていい、みんないい、そんな前向きなメッセージ、東京は27日まで。大千穐楽は8月11日。また、観客撮影タイムが設けてあるので、スマホの充電は忘れずに。

撮影タイムはこんな感じ。

取材会には三浦宏規・髙橋颯・安蘭けい・石川禅・かなでが登壇。
初日を控えた今の心境を聞かれ、今回初参加の三浦宏規は「通し稽古を何回もやったんです。稽古場では8回ぐらいでしょうか…不安です。結局やってもやらなくても初日前には不安なんだなっていうことを学びました、ドキドキしてます」とコメントしたが、ゲネプロでは微塵も感じさせないパフォーマンス。

座り方がお淑やか。
手の置き方が可愛い。

2回目のジェイミー役の髙橋颯は「1人1人の力が作品を前に進める、ここからどういうふうに進化していくのかなっていうのも少し見据えて、今はわくわくドキドキしています」と語った。母親役の安蘭けい、初演からの続投「稽古場でできることはやりました。あとはお客様の反応で、この作品がどんなふうに成長していくのかなっていうのがすごく楽しみでわくわくしています」とコメント、高校生役の大勢の若いキャストの勢いのあるパフォーマンス、千秋楽にはどのくらいパワーアップするのかが楽しみな座組。石川禅は「滅多にできないお役、4年ぶりの再演。とにかく楽しみしかありません。皆様どうぞ劇場にお運びいただければと思います」と語る。初参加のかなでは「私の中ではもう本番が始まったって気持ちなんですけど…(プレスコールに参加して)本当にそれだけでちょっと泣いちゃいそうな感じがあります。やばい!みんなで円陣組んで…チームっていう…感動してました、頑張ります」とコメント。

息子を支える母親役、舞台では親心炸裂。

また不安を口にした三浦宏規、逆に自信のあるところは?と聞かれて「何とも言えないそわそわ感…胸の中ざわつきはどうしてもあるんですけど、それはどの作品にも限らずではありますが…この作品に関していうとカンパニーの絆が本当すごく強い。何が起きても誰かがカバーしてくれる一致団結感があります」とコメント、またヒールについては「慣れました!」隣で髙橋颯が「僕はあんなに足が上がらない!」と絶賛(ゲネプロでは見事はY字バランスを披露)。

ほぼ180度開脚!!!!

2回目の髙橋颯は「4年ぶりですが、(初演と比べて)自分自身は余裕を持って周りを見て取り組めてるなっていうのは感じていています。お芝居の楽しさだったり、みんなで一緒に楽曲を届けることの素晴らしさ、ダンスの素晴らしさ、やりがいも」と語った。安蘭けいは2人の息子について「違う上手さがあります。どちらもいい、どちらもすごい、どちらも観てほしい、選べないですね。本当にそれぞれの良さがある…自信持ってやってほしい」と親心。

似合ってる!

石川禅は「こういう格好をするとこういう風になっちゃう(笑)。(共演者より舞台裏暗いですが光ってますと言われ)金髪のせいだと思います」と笑わせた。かなでは「手応えは始まってないので分かりませんが」と言いつつ、「でも私もクラシックバレエの経験があるんです」とコメント、突然カミングアウト。

ダンス巧者のかなで。

三浦宏規、思わず「ええ?!」と…かなでは「10年やってたんです」ということでかなりのダンス実力者、ゲネプロでもキレのあるダンスを披露。また多くの芸人がミュージカルで活躍していることについて「先輩の舞台も見させていただいてて本当に眩しいなって毎回思ってます。ちょっとでも、少しでも近づけるように頑張りたいと思っています」と語った。

妖艶で可愛く!

最後に公演PR。
かなで「歌も、ストーリーも、素晴らしい作品、ぜひ観ていただきたい、心動きます」

石川禅「観ていただきたく、足をお運びください」

安蘭けい「パワーアップして暑さを吹き飛ばすように、熱い舞台を!」

髙橋颯「本当に楽しみにしてお待ちいただいてるんだろうなっていうのをいろいろなSNSなどを見て、即感じています。が期待を裏切らないようにしたい…皆様にお会いできるのが、僕もすごく楽しみです。よろしくお願いします。」

三浦宏規「やっと『ジェイミー』がお届けできる、緊張もしてるんですけど、ワクワクしてます。素晴らしい方々に囲まれて、ここまでやってくることができました。あとはみなさまの前に作品を届けて、どう受け取っていただけるか、どう感じるか、いろんなところで発信したりしてぜひ、この作品のことを盛り上げていただけたらなと思います」

概要
会期会場:
東京:2025年7月9日(水)~7月27日(日) 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
ツアー公演
大阪:2025年8月1日(金)~3日(日) 新歌舞伎座
愛知:2025年8月9日(土)~11日(月祝) 愛知県芸術劇場 大ホール
キャスト
ジェイミー・ニュー:三浦宏規/髙橋颯(WATWING)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:唯月ふうか/遥海
ディーン・パクストン:神里優希/吉高志音
ベックス:小向なる
サイード:里中将道
ファティマ:澤田真里愛
ミッキー:東間一貴
サイ:星野勇太
リーバイ:MAOTO
ベッカ:元榮菜摘
ヴィッキー:リコ(HUNNY BEE) ※五十音順
ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ:渡辺大輔
ミス・ヘッジ:かなで(3時のヒロイン)
ミス・ヘッジ(女性役U/S):栗山絵美
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:岸祐二
レイ:保坂知寿
ヒューゴ/ロコ・シャネル:石川禅
学生スウィング:山村菜海、増山海里
※ミス・ヘッジ役のかなで(3時のヒロイン)休演回あり。該当回はアンダースタディの栗山絵美がミス・ヘッジ役で出演
スタッフ
HoriPro in association with Nica Burns presents By Dan Gillespie Sells and Tom Macrae From an original idea by Jonathan Butterell
音楽:ダン・ギレスピー・セルズ 作:トム・マックレー 日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ 翻訳・訳詞:福田響志 音楽監督:前嶋康明 美術:石原 敬 照明:奥野友康 音響:山本浩一 映像:石田 肇 衣裳:十川ヒロコ ヘアメイク:宮内宏明 歌唱指導:吉田純也 演出補:元吉庸泰 稽古ピアノ:太田裕子 演出助手:宗田梁市 振付助手:隈元梨乃 舞台監督:幸光順平
企画制作:ホリプロ
主催:ミュージカル『ジェイミー』製作委員会

アフターパーティー(アフタートークイベント)
7月10日(木)18:00[三浦宏規、髙橋颯、安蘭けい]
7月13日(日)17:00[三浦宏規、遥海、神里優希、星野勇太]
7月16日(水)18:00[髙橋颯、澤田真里愛、東間一貴、MAOTO、リコ]
7月18日(金)18:00[安蘭けい、保坂知寿、かなで、栗山絵美]
7月20日(日)17:00[石川 禅、岸 祐二、泉見洋平、渡辺大輔]
7月22日(火)18:00[唯月ふうか、吉高志音、小向なる、里中将道、元榮菜摘]

公式サイト:https://horipro-stage.jp/stage/jamie2025/

HoriPro in association with Nica Burns presents
By Dan Gillespie Sells and Tom Macrae
From an original idea by Jonathan Butterell

Orchestrations by Dan Gillespie Sells
Original Director Jonathan Butterell
Original Choreographer Kate Prince
Original Music Supervisor Theo Jamieson

Inspired by the Firecracker documentary film Jamie: Drag Queen at 16

Originating UK Theatre Sheffield Theatres

For all booking and licensing enquiries contact:
RGM Productions, 50A Kingsway Place, London EC1R OLU (UK)
Email: garry@rgmproductions.co.uk
Telephone: (+44) 20 7253 0410

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