
村井良大初の一人芝居「ザ・ポルターガイスト」が9月に上演。
フィリップ・リドリー作品といえば、残酷さと美しさが同居する独特の世界観が特徴だが、本作は、芸術家を志す一人の青年の葛藤と再生を描いた、希望が見える物語。登場人物は11人。これを演じ分けることによって、主人公・サーシャと、彼を取り巻く家族や人々との微妙な距離感、心の揺れ、葛藤を、濃密でスリリングな会話劇として、繊細かつ色鮮やかに浮かび上がらせる。
繰り返し引き金となる、逃れられない過去の出来事。そして、ラストに差し込むひとすじの光。“シニカルでユーモラスな物語”、そこには痛みがあり、希望のかけらを見出すことができる。
アフタートーク、カーテンコール撮影会、鑑賞サポート付き公演も用意。詳細はhttps://thepoltergeist2025.com にて。チケット一般発売は7月19日。
ストーリー
10代で描いた大規模な壁画が話題を呼び、将来を期待された若き画家・サーシャ。
アート界に旋風を巻き起こすはずだった。
しかし今では世間から忘れ去られ、古びたアパートで俳優志望のパートナーと静かに暮らしている。
輝かしい成功を手にするはずだったのに・・・
そんな思いを抱えたまま迎えた、姪の5歳の誕生日。
久しぶりに顔を合わせた家族や旧知の人々との何気ない会話。
記憶の食い違いや過去の栄光、無神経な言葉の数々が、封じ込めてきた感情を静かに揺り動かしていく。
芸術、家族、記憶に翻弄されながら、本当の“自分”に気づく、ある1日の出来事。
登場人物
①サーシャ 主人公 ギャラリー書店で働く画家
②チェット 主人公のパートナー 無名の俳優兼パーソナルトレーナー
③フリン 主人公の異父兄 ④ネーヴ フリンの妻(三人目妊娠中28週目)
⑤ロビン(7歳)サーシャの姪 ⑥ジャミラ(5歳)サーシャの姪
⑦ニーアル ネーヴの父 ⑧ヴィニータ ネーヴの母
⑨ダギー 近所に住んでいる配管工 ⑩ミセス・クルカルニ 昔馴染みのご近所さん
⑪ジョヴィータ・ヴァンス ギャラリーのオーナー(回想シーン) ほか
概要
石井光三オフィスプロデュース「ザ・ポルターガイスト」
日程・会場:2025年9月14日(日)~21日(日)本多劇場
作:フィリップ・リドリー
翻訳:小原真里
上演台本・演出:村井雄
出演:村井良大
公式サイト https://thepoltergeist2025.com
石井光三オフィス公式サイト:https://ishii-mitsuzo.com