
2022年に本国モンゴル国内にて180回以上のロングラン公演を上演し、10万5千人を動員した舞台『The Mongol Khan(モンゴル・ハーン)』が10月に満を辞しての日本公演が始まる。
古代モンゴル帝国の栄華と謎に満ちた3000年の歴史を背景に、愛と野望、裏切りと復讐、そして王位継承を巡る壮大な戦いが繰り広げられる歴史ドラマは、その後ロンドン・ウエストエンド(約4万2千人動員)、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズシアター(約3万人動員)でも上演され、高い評価を受けた。50名を超えるパフォーマーが織りなす物語は、伝統と革新が融合した舞台美術、モンゴル伝統楽器や歌唱を用いた歌と生演奏のオリジナル音楽、ダイナミックなダンス、そしてパペットを使用した演出などを駆使して、観客の想像を超えた華やかでスケールの大きなスペクタクル作品を創造。演出は、モンゴルの映像・演劇界を牽引している ヒーロー・バートル。
<公演の様子>
百聞は一見に如かず、ということで、本作の見どころを15分程度にまとめたダイジェスト映像鑑賞と共に、モンゴル文化のみならず日本の伝統文化にも精通されたアンバサダー・白鵬と、本作のプロデューサーを務め、モンゴルの映画・演劇界を牽引するヒーロー・バートル、本作共同プロデューサーで、女性キャストとして出演もするバイラ・ベラで作品の魅力を伝えるトークライブが行われた。
最初にアンバサダー・白鵬が「アンバサダーを務めることになり光栄です」と挨拶。それから映像が流れた。壮大かつ独創的な舞台、振付、フォーメーション、ドラマ、スケールの大きさをアピールする映像。
そしてトークライブ。白鵬、ヒーロー・バートル、バイラ・ベラ。そして通訳を務めたのは、共同プロデューサーを務める龍皇昇とバイセル・エンフフグジル。龍皇昇はモンゴル国ウランバートル市出身、宮城野部屋に所属していた元大相撲力士、幕内では白鵬の横綱土俵入りで露払いを務めていた。白鵬は「本当に感動しました」と作品を見た感想を述べた。また、ヒーロー・バートルは演出にこだわった点として「サーカス、アクション、ダンス、わかりやすい舞台です」とアピール。動き、表情、言語を超えた表現が公式ホームページの映像でも垣間見れる。
また、バイラ・ベラ、ロンドン公演に尽力、公演を成功に導いた立役者であり、ツェツェル正妃役としても出演。「日本の観客の皆さんにも伝わりやすいストーリーになっていると思います」とコメント。また、モンゴルの演劇はおよそ200年前からだそう。「モンゴル演劇は今は世界でどんどんアピールできるようなレベル」とヒーロー・バートル。
今回の作品の主人公はアーチュグ・ハーン。バイラ・ベラによると「国や民のために自分を犠牲にする人物」だそう。また、映像から流れていた音楽はモンゴルの伝統的な音楽、何千年も前から育まれてきたもので、モンゴルの歌や音楽は非常に旋律が美しく自然体であるのが大きな特長。包み込むような旋律、一度聴いたら忘れられない音楽。
また、脚本のバブー・ルハグヴァスレンと白鵬の父とは同郷であることが明かされた。元々、『Tamgagui Tur』という作品があり、それをリメイクしたのが、この『The Mongol Khan (モンゴル・ハーン)』。ただ、脚本部分に関しては、あまり変更はしなかったそう。つまり、演出において、海外でもアピールできるようなものにした、ということ。つまり、今回の作品は世界レベル。ロンドンで約4万2千人動員、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズシアターで約3万人動員、という数字が物語っている。また、バートルはドキュメンタリー番組『モンゴル民族の百人の偉人』という番組を制作、白鵬と白鵬の父親が出演したそうで、MCがルハグヴァスレン、それが、奇遇にもThe Mongol Khan (モンゴル・ハーン)』に繋がっているわけだが、人と人の繋がりを尊重するモンゴルらしいエピソード。白鵬は「日本とモンゴルをつなぐ架け橋になるような活動をしたい」と語っているが、今回のアンバサダー就任に繋がった縁については「まさか、私が」と喜びの表情を見せた。
この作品、マンパワーのみならず、フライングなど、最新テクノロジーも駆使した21世紀らしいもの。昨年、2024年、日本とモンゴルは文化交流取極50周年を迎えた。1990年にモンゴル民主化、モンゴルから日本への留学生も増えている。また、モンゴル出身の横綱は朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士、豊昇龍。これだけ見ても、モンゴルと日本の友好関係がよくわかる。
公演は10月10日、初日を迎える。モンゴルの歴史と文化を体感できるチャンスだ。
あらすじ
3000年前のモンゴル帝国。
二人の王妃が産んだ王子― しかし、一人は王の血を引かぬ子だった。
王位継承を巡る陰謀が渦巻く中、裏切りの策略により、二人の王子はすり替えられる。
偽りの王子が戴冠され、やがて王国は混乱と悲劇の道を辿る。
真の王子が王座を奪還する時、復讐に燃える男が立ちはだかる ―。
血塗られた権力闘争の果てに、生き残るのは誰か?
愛、裏切り、そして王権を巡る壮大な叙事詩。
概要
公演名 日本モンゴル友好記念事業
The Mongol Khan(モンゴル・ハーン) Japan Tour 2025
日程・会場
東京:2025年10月10日(金)〜20日(月) 東京国際フォーラム ホールC
愛知:2025年10月24日(金)〜26日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
演出 ヒーロー・バートル
脚本 バブー・ルハグヴァスレン
プロデューサー バイラ・ベラ
共同プロデューサー 龍皇 昇
エグゼクティブプロデューサー アマンドラ・アムラトゥフシン
イェスンムンフ・ミャグマー
シャンタル・プルドーム
ゼネラルマネージャー グレッグ・鈴木
パペットデザイン ニック・バーンズ
音響デザイン デイビッド・グレゴリー
照明デザイン アンドリュー・エリス
出演
アーチュグ・ハーン:エルデネビレグ・ガンボルド
エゲレグ首相:ボールド・エルデネ・シュガー
ツェツェル正妃:バイラ・ベラ
ゲレル側妃:ドゥルグン・オドゥフー
アチール王子:ドルジュスレン・シャダヴ
クチール王子:サムダンプレフ・オユンサンバー 他
公演言語 モンゴル語上演(日本語字幕付き)
主催製作 HERO ENTERTAINMENT LLC
制作協力 トリメンダス・エンタテインメント・ジャパン合同会社
運営協力 サンライズプロモーション東京
後援 読売新聞社/TOKYO FM
特別後援 駐日モンゴル国大使館
※詳細は公式WEB参照
インターナショナルサイト themongolkhan.com
WEB: https://sunrisetokyo.com/detail/29881/
舞台撮影:阿久津知宏