下平慶祐 田上真里奈 松村龍之介 定本楓馬 三田美吹「Belleville」日本初上演 開幕

舞台「Belleville」が9月3日、、すみだパークシアター倉にて初日を迎えた。この舞台は現代アメリカ演劇を代表する劇作家エイミー・ハーツォグによる戯曲で、2011年にオフ・ブロードウェイで初演されると数々の賞を受賞し、世界各地の様々なカンパニーが上演を重ねている。
翻訳・演出を下平慶祐が手がける日本初上演。田上真里奈、松村龍之介、定本楓馬、三田美吹による、張り詰めた空気の中での繊細な会話劇となっている。
公演は9月9日まで、すみだパークシアター倉にて。

あらすじ
——私たちは、少しだけ道を間違えてしまったのかもしれない
夢と期待を胸に、パリ東部の街“ベルヴィーユ”で新生活を始めたアメリカ人夫婦、アビーと
ザック。
俳優を目指していた時期もあったアビーは、いまはヨガ講師として日々を過ごしながら、
ザックとの生活を支えている。
だが、夫ザックのささやかな嘘やすれ違いが積み重なるうちに、心の奥にしまっていた不安
や孤独が顔を覗かせていく。
言葉では埋められない距離が少しずつ広がり、ふたりの関係は静かに揺らぎはじめる。
そんなふたりの隣で静かに暮らすのは、同じアパートに住むセネガル系移民の大家夫婦、
アリウンとアミナ。
ザックたちの変化を間近で感じながら、信頼や責任、そして“家族であること”の意味を、
それぞれの視点から問い直していく。
信じていた日々が崩れたあと、ふたりが見つめたものとは——


舞台は、フランス・パリ東部、多文化が息づく街・ベルヴィーユ。
希望を胸にアメリカから移住してきた夫婦、アビー(田上真里奈)とザック(松村龍之介)
は、新しい生活を築こうとしていた。かつて女優を志していたアビーは、今はヨガ講師として夫を支えようとしながらも異国での
孤独や不安に心を揺らしていた。しかし、ザックが隠してきた嘘が次々と明らかになるにつ
れ、夫婦の関係には次第に綻びが生まれていく。ザックと友情を築いてきた大家のアリウン(定本楓馬)は、信じたい思いと家族を守る責任の間で揺れ、やがてアビーとザックに対して苦渋の決断を迫る状況に追い込まれていく。一方、妻のアミナ(三田美吹)は、そんなアリウンの迷いを理解しながらも、母としての揺るぎない意志をもって夫婦と対峙する。
穏やかだったアパルトマンの一室は、いつしか疑念と緊張に満ちた空間へと変貌していく。
ベルヴィーユの朝が訪れたとき、彼らが辿り着いた結末とは――
概要
タイトル:『Belleville』
会期会場:2025年9月3日(水)〜9月9日(火) すみだパークシアター倉
作:エイミー・ハーツォグ
翻訳・演出:下平慶祐
CAST
アビー:田上真里奈
ザック:松村龍之介
アリウン:定本楓馬
アミナ:三田美吹
STAFF
美術:竹邊奈津子
照明:前野由樹(大庭照明研究所)
音響:堀江潤(株式会社サウンド・エディター堀江)
衣裳:鈴木真里亜
演出助手:助廣花志子
舞台監督:土居歩
宣伝美術:藤尾勘太郎
宣伝写真:ぶん
宣伝ヘアメイク:武部千里
フランス語アクセントコーチ:籠田博美、Audran Guiducci
票券:笠岡まい
制作:新井莉音
海外渉外:津志メイコ
プロデューサー:矢崎進
チケット:一般:7000円/U-24:3500円/高校生以下:1000円(税込・全席指定)
ほか、割引制度あり
問合:info@spacenoid.jp
企画・製作:Spacenoid Company

公式HP:http://spacenoid.jp/stage/03/