
ジャンポール・ゴルチエ『ファッションフリークショー』が9月12日〜28日に東急シアターオーブにて、日本再上陸した。
世界的ファッションデザイナーとして知られるジャンポール・ゴルチエが自ら作・演出・衣装。自身の幼少期からトップデザイナーとして躍進していく激動の半生と創造の軌跡を、音楽・ダンス・ファッションが融合する舞台芸術として描くエンタテインメントショー。アンバサダーの増田貴久、森星、萬田久子もショーに参加。舞台では、マドンナが着用し一世風靡をした「コーンブラ」や、ゴルチエのアイデンティであるマリンボーダーをはじめ、パリコレクションを飾ったオートクチュール200着以上の貴重な衣装が登場、まさに百聞は一見にしかず、のショー。ナイル・ロジャース「Le Freak」、マドンナやデヴィッド・ボウイをはじめとする誰もが知る様々なジャンルの音楽によって彩られる。

前説、これがウイットに富んだ内容で早くも作品世界への期待が高まる。舞台上の映像はジャンポール・ゴルチエの大きな顔、よく見ると…動いている!それから始まる。始まる前から大きな拍手、観客の期待値は高い。物語はシンプル、ジャンポール・ゴルチエの半生、幼少期から描く。ちょっと変わった、しかし、そのセンスの良さと人並みはずれた創造力は早々に発揮、だから周囲の理解が得られにくい。規律とルールを重んじる学校の教師はゴルチエを叱る。そしてゴルチエ、成長。デザイナーになるための教育は受けていない、それだけ才能が溢れている証拠。トップデザイナーとして躍進していくが、その半生は激動に次ぐ、激動。それをショーにして魅せる。

振付は、マドンナやクリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズを手がけるマリオン・モタン。その独創的な動きとフォーメーション、世界トップレベルとはこういう水準なのだ、というのを見せつけ、この振付に見事に応えるパフォーマーたちもまた、超一流。
パワフルなヴォーカル、思わず目が釘付けになるダンス、アクロバット、23年の公演時に来日したメンバーが集まった。そして何よりも!衣装!パリ・コレクションを飾ったジャンポール・ゴルチエが手がけたのオートクチュール200着以上が登場。
目眩く、瞬きできない2幕もの。最後の方で映像でゴルチエ自身のメッセージ、「自由」という言葉が響く。ファッション好きも、ファッションにイマイチ疎い人も!スタイリッシュでセクシーでロマンあふれるステージは百聞は一見にしかず。
プレミア公演の前にオープニングイベント。アンバサダーを務める増田貴久、森星、萬田久子が、アンバサダーの枠を超えて!ランウエイ・ウォークを披露!そして、スペシャルトークショー。
ランウエイ・ウォークを終えて、3人ともテンションアップ。
増田貴久「裏に素晴らしい衣装がいっぱい並んでいて、もう今、わくわくドキドキ(大興奮)」
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また、舞台裏では、パフォーマーたちが腹筋したりしているそう。
森星「このプロフェッショナルさを目の当たりにして、私自身も何かすごく刺激になりました」
萬田久子「私もすごくドキドキしてたんですけれども、もうね、そんなの忘れるぐらい!」

また、今の気持ちを聞かれて、
増田貴久「しっかりリハーサルしてきたので、本番ミスがないようにしっかりとお届けしたいと思います。前回、来日された時には、僕は見れなかったので、本当に今日楽しみです」
森星「2年前の23年に日本に上陸したときに、私も拝見したかったんですけど見れてなくて…。まさか2年後に自分がこのような形で関わらせていただくとは思ってなかったので、今日、私も皆さんと一緒に見られることで、すごく楽しみにしています」
萬田久子「2023年は客席から見せていただいて、まさかここに立てるなんてもう本当に夢のようです」
プレミア公演のカーテンコールにアンバサダーの3名が再登場。

また、増田貴久は「衣装が、パフォーマーの方たちが着ることによって、その一生が動き出すというか、命が入る感じ。僕はまだ生で見られてなくて、映像を見させていただいたのですが、(見るのが)すごく楽しみです。ぜひ皆さんも注目していただきたいと思います」森星も「オートクチュール衣装は、本当に愛情込められて一つ一つ手作りで作られてきたお洋服もそう、音楽だったり、照明、本当に総合芸術として、エネルギーが込められて作られた…いろいろ葛藤も…彼自身の世界観、表現するまでの道のりを、今回の総合芸術を通して見られることは本当に贅沢。楽しみですし、みんなと共有したいなと思います」とコメント。そして萬田久子は「夢ですね。人生」と締め括った。
公演は28日まで渋谷の東急シアターオーブにて。

概要
タイトル:Jean Paul GAULTIER’S FASHION FREAK SHOW
『ファッションフリークショー』
日程・会場:2025年9月12日(金)〜9月28日(日)全21回 @東急シアターオーブ
スタッフ
作・演出・衣装:ジャンポール・ゴルチエ
Co Director:トニー・マーシャル
Choreographer:マリオン・モタン
Artistic Advisor:サイモン・フィリップス
キャスト
Aliashka / Audjyan / Jonathon Luke Baker / Laura Braid / Max Cookward / Leon Di Domenico / Dylan Finlande / Louis George Glendza / Mizai Kobi / Demi Mondaine / Kali Musa / Pablo Pauldo / Thea Carla Schøtt / Nio Serrapiglio/ Callum Sterling / Charlotte Sumian-Hubener / Cooper Terry / Léa Vlamos / Verity Wright
<映像出演>Micheline Presle (ミシュリーヌ・プレール) / Rossy de Palma (ロッシ・デ・パルマ) /
Jean Teulé (ジャン・トゥーレ) / Catherine Ringer (カトリーヌ・ランジェ) / Kody Kim (コディ・キム) / Line Renaud (リーヌ・ルノー) /
Catherine Deneuve (カトリーヌ・ドヌーヴ)
主催: ファッションフリークショー東京公演実行委員会(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/キョードー東京)
企画製作:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/TS3/RGM Productions
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本