ドイツの劇作家フリードリッヒ・シラーが執筆した名作『メアリー・ステュアート』が、宮沢りえ 若村麻由美らの出演、栗山民也は演出により、26年4月にPARCO劇場で上演される。
実在のスコットランド女王とイングランド女王の数奇な運命を描いたこの作品は、これまで数々の演出家が上演を重ねてきている。今回の脚本は、イギリスの演出家ロバート・アイクが手掛けたバージョンによる。大胆かつ衝撃的なアダプテーションで16年アルメイダ劇場での初演は、各紙からFIVE STARの評価を受けた。その後18年にはウエストエンドのTHE DUKE of YORK’S THEATREでロングラン上演されるなど高い人気を誇っている。
スコットランド女王 メアリー・ステュアート役は、TVドラマ、CM、映画、舞台と多方面で活躍、数多くの映画、演劇の受賞歴を持ち、Bunkamura Production 2025 DISCOVER WORLD THEATRE vol.15『リア王』NINAGAWA MEMORIALでの好演が記憶に新しい宮沢りえ。パルコ・プロデュース2024『オーランド』から2年ぶりに栗山民也とタッグを組む。
イングランド女王 エリザベス1世役には、第27回読売演劇大賞優秀女優賞など多くの賞を受賞し、数々のドラマ、映画に出演、舞台『飛び立つ前に』への出演を控えるなど、多岐に渡って活動を広げる若村麻由美。日本を代表する2人の女優が、対極的な人生を歩んだ女王を演じる。
共演には舞台や映画・ドラマなど広いジャンルで活躍し、10月には舞台『ここが海』でも主演を務め、現在は大河ドラマ『べらぼう』にも出演中の橋本淳。舞台や映像作品の垣根を越えて確かなキャリアを積み重ね、舞台『狂人なおもて往生をとぐ』、映像作品では『北方謙三 水滸伝』(26年2月放送)など出演の木村達成。舞台『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』にも出演や、声優にも積極的な出演をする犬山イヌコ。24年の『血の婚礼』、『オーランド』など栗山作品の常連で、放送中のドラマ『新東京水上警察』に出演中の谷田歩。さらに『セールスマンの死』ほかの成果で芸術選奨文部科学大臣賞、第30回読売演劇大賞最優秀男優賞に輝き、栗山民也の演出作品へはパルコ・プロデュース2025『星の降る時』に出演する段田安則。ほか大場泰正、宮﨑秋人、釆澤靖起、阿南健治、久保酎吉など。

概要
パルコ・プロデュース 2026『メアリー・ステュアート』
会期会場:2026年4月 PARCO劇場 他北九州、兵庫、豊橋、札幌公演あり
原作=フリードリッヒ・シラー
翻案=ロバート・アイク
翻訳=小田島則子
演出=栗山民也
出演=宮沢りえ 若村麻由美
橋本淳 木村達成 犬山イヌコ 谷田歩 大場泰正 宮﨑秋人 釆澤靖起 阿南健治 久保酎吉/段田安則
公式HP=https://stage.parco.jp/program/marystuart2026
企画・製作=株式会社パルコ

