フランスオペラの傑作『ウェルテル』5月上演 カストロノーヴォ,脇園彩登場@新国立劇場

多感な青年ウェルテルの叶わぬ恋、そして憧れと絶望を文豪ゲーテが描いた『若きウェルテルの悩み』が、マスネならではの色彩豊かな音楽でオペラ化された珠玉のフランスオペラ。

シャルロットの「手紙の歌」、ウェルテルの「オシアンの詩(春風よ、なぜ目を覚まさせるのか)」など、コンサートで歌われることも多い美しいドラマティックなアリアも魅力。 ニコラ・ジョエルの演出は、ゲーテの原作の世界を具現化したような美しい舞台と正統派のアプローチで評判となったもの。第1幕では自然の繊細な美しさ、終幕では逃れようのない閉塞感の中で愛の苦悩が語られ、観る者の心を揺さぶる。
世界的スターのカストロノーヴォ×脇園彩!最高のペアが魅せる美しき悲恋ウェルテル役には、リリック・テノールの世界的スター、チャールズ・カストロノーヴォが待望の新国立劇場デビュー!シャルロットには、ベルカントからドラマティックな役へレパートリーを拡げ、世界の著名歌劇場を席巻中の脇園彩が出演。
指揮には『エウゲニ・オネーギン』『椿姫』の繊細なアプローチで共感を呼んだアンドリー・ユルケヴィチが登場。

多感な青年ウェルテルとシャルロットの成就することのない恋を描いた文豪ゲーテの『若きウェルテルの悩み』を、フランス・ロマン派の作曲家マスネがオペラ化した作品。”ウェルテル効果”といわれた社会現象を引き起こすほどの大人気小説であった『若きウェルテルの悩み』が、マスネならではの色彩豊かな音楽でオペラ化。
フランスオペラの代名詞と言える作曲家マスネの中でも、『マノン』と並び世界的に上演の多い人気オペラ。
巨匠ニコラ・ジョエル演出版は、美しく写実的な舞台美術が大きな見どころ。
ウェルテルの心情に寄り添い、彼が自然を称える冒頭シーンでは 18 世紀ドイツ・ヴェツラーの町の禁欲的な建築の狭間に大樹を投影。重厚な建物と輝かしい新緑の対比の美しさ、繊細な木漏れ日に劇場じゅうが包まれるような照明の効果が観客をあっと驚かせ、幕が進むにつれ、季節の移ろいを描写すると共に、舞台は徐々に閉塞的になり、苦悩するシャルロットの息詰まるような部屋に続いて、最終幕では天井まで及ぶ書棚に覆われたウェルテルの書斎が彼の最期の場となる。伝統的でありながら格調高く洗練された美術は、ロマン主義的な自然や自由、美への憧れと社会との葛藤を雄弁に伝え、大きな話題に。

新国立劇場オペラ「ウェルテル」ダイジェスト映像

概要
日程・会場:2026 年 5 月 24 日(日)14:00/26 日(火)14:00/28 日(木)18:00/30 日(土)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:アンドリー・ユルケヴィチ
演出:ニコラ・ジョエル
美術:エマニュエル・ファーヴル
衣裳:カティア・デュフロ
照明:ヴィニチオ・ケリ
再演演出:澤田康子
出演(配役)
ウェルテル:チャールズ・カストロノーヴォ
シャルロット:脇園 彩
アルベール:須藤慎吾
ソフィー:砂田愛梨
大法官:伊藤貴之
シュミット:村上公太
ジョアン: 駒田敏章
ブリュールマン:水野 優
ケッチェン: 肥沼諒子
合唱指揮:平野桂子
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
芸術監督:大野和士

公演情報 WEB サイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/werther/
新国立劇場「ウェルテル」より 撮影:寺司正彦