毎年ご好評をいただいているロシアの名門バレエ団 『ボリショイ・バレエ団』 のステージ 「ボリショイ・バレエ inシネマ Season2018-2019」を東京・渋谷のBunkamuraル・シネマにて10月18日(金)から11月7日(木)まで三週間限定上映することが決定。 スヴェトラーナ・ザハーロワ、 エカテリーナ・クリサノワ、 オルガ・スミルノワ、 セミョーン・チュージン、 ミハイル・ロブーヒン等々、 綺羅星の如き看板ダンサーたちによる、 優雅さと超絶技巧に裏打ちされたボリショイ・バレエの最高傑作7作品を、各3回ずつ上映する。
ル・シネマ初上映の最新作は4演目。 ボリショイ最年少プリマで新女王の呼び声も高いスミルノワがヒロインのニキヤを踊るエキゾチックで絢爛豪華な「ラ・バヤデール」。 現存するバレエの中で最も古くデンマークのブルノンヴィル・メソッドの至宝といわれるロマン主義バレエの代表作を国際的スターダンサー、 ヨハン・コボーが再演出した「ラ・シルフィード」。 チャイコフスキーの音楽と共に世代を超えすべての人を魔法の旅へと誘う「くるみ割り人形」。
いずれも必見の新作揃い、 特に注目すべきものは、 ロシア・バレエの真髄を堪能できる贅沢なダブル・ビル「カルメン組曲/ペトルーシュカ」。 「カルメン組曲」は、 20世紀の伝説的プリマ、 マイヤ・プリセツカヤのために創作された作品で、 ビゼーの有名オペラをプリセツカヤの夫ロジオン・シチェドリンが編曲し、 キューバのアルベルト・アロンソが振り付け、 1967年に初演。 ボリショイではプリセツカヤ引退後、 長きに渡り封印され、 2005年にボリショイを代表する名花ザハーロワ主演で復活。 今季もザハーロワがタイトルロールを演じる。 「ペトルーシュカ」はストラヴィンスキーの音楽にミハイル・フォーキンが振り付けたバレエ・リュス版が名高いが、 この度新たに、 レディオヘッドの楽曲を使用した「レディオとジュリエット」の振付などで知られる異才エドワード・クルグがボリショイのために演出。 一味異なる新作に仕上がっているので、 要注目。
又、 以前ル・シネマで上映し好評を博した3演目も再上映。 ダイナミックな踊りが真骨頂のクリサノワがキトリを演じる傑作「ドン・キホーテ」。 スミルノワがオーロラ姫を踊る「眠れる森の美女」は、 豪華で贅沢な舞台美術や衣装も眼福の極み。 旧ソ連時代のボリショイ・バレエの代表的作品「黄金時代」は、 1930年にレニングラードで初演されるも18回のみの上演で舞台から消えたものを、 ロシアの名振付師ユーリー・グリゴローヴィチの手により1982年にボリショイ劇場で再演された、 ボリショイでしか見られない歴史的バレエ。 ドミートリイ・ショスタコーヴィチのジャズ風の旋律と美しいタンゴが醸し出す1920年代の退廃に陶然となる逸品です。
ボリショイ・バレエの伝統である男性ダンサー、「黄金時代」でギャングの首領ヤーシュカを踊るロブーヒンは、 いかにもボリショイらしい豪快で男性的な色気を発散。 一方、 「ラ・シルフィード」「くるみ割り人形」「ドン・キホーテ」「眠れる森の美女」の4演目でヒロインの相手役を務めるボリショイきってのダンスール・ノーブルのチュージンは、 長い四肢を生かした美しいポーズの数々と甘く優しい雰囲気で魅了してくれる。
モスクワのボリショイ劇場で鑑賞しているような臨場感溢れる舞台、 そしてバックステージ独占映像と幕間のインタビューを映画館のスクリーンでご堪能いただける貴重な機会!是非、 お見逃しなきよう!
◆ ボリショイ・バレエ団◆
18世紀後期にモスクワで創立され、 マリインスキー・バレエと並ぶロシアで最も歴史が古く伝統を誇る名門バレエ団。 ボリショイとはロシア語で「大きい」という意味で、 その名の通り劇場・バレエ団ともにスケールが大きい。 ボリショイは創立当初は演劇的バレエを重視する「モスクワ・スタイル」「モスクワ・バレエ」と表現されていたが、 20世紀初頭にアレクサンドル・ゴルスキーが当時の時代精神を反映させるべく「プティパ」作品の振付・改訂に取り組み今日のボリショイの基盤作りに貢献した。 ボリショイ・スタイルを飛躍させ、 更に大きく興隆させたのは1964年キーロフ・バレエ団(現在のマリインスキー)から移籍し、 1988年芸術監督に就任したユーリー・グリゴローヴィチの尽力による。 全てを踊りで表現しようとした彼は『スパルタクス』などで男性ダンサーのダイナミックな技巧、 勇壮な男性群舞、 また迫力あるコール・ド・バレエで構成されるグランド・バレエをボリショイの“象徴”として確立。 芸術的・技術的レベルやダンサーの層の厚さでは他のバレエ団の追随を許さないことは勿論、 グリゴローヴィチの絶頂期にはプリセツカヤや、 マクシーモワ&ワシーリエフ、 べスメルトノワ&ラヴロフスキーなどバレエ史上に残るスーパースター、 有名なデュエットを輩出した。 ボリショイはそれ以降もアナニアシヴィリ、 ザハーロワなどの世界的ダンサーを生み出し、 多彩なレパートリーで世界からの注目を集め続けている。
【上映概要】
◆ タイトル ◆ ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2018 – 2019
◆ 上映 作品 ◆
※作品の詳細は、 ライブ・ビューイング・ジャパン 「ボリショイ・バレエ in シネマ 日本公式サイト」 http://bolshoi-cinema.jp/ をご覧ください。
※スケジュール詳細は決定次第Bunkamura HP https://www.bunkamura.co.jp/topics/cinema/ にてご案内いたします。
「ラ・シルフィード」新作:2018年11月11日収録
「くるみ割り人形」新作:2018年12月23日収録
「ラ・バヤデール」新作:2019年1月20日収録
「カルメン組曲/ペトルーシュカ」 新作:2019年5月19日収録
「ドン・キホーテ」 2016年4月10日収録
「黄金時代」 2016年10月16日収録
「眠れる森の美女」 2017年1月22日収録
◆ 会 場◆ Bunkamuraル・シネマ
◆ 料 金 ◆ 全席指定 大人3,600円(税込)、 学生2,500円(税込)
◆ ボリショイ・バレエ in シネマ 日本公式サイト ◆ http://bolshoi-cinema.jp/
◆ The B olshoi Ballet Season 201 8 – 2019 公式サイト ◆ https://www.bolshoiballetincinema.com/
◆ Bolshoi Official web site ◆ http://www.bolshoi.ru/
(C) Pathe Live
Japan agent dbi Inc.
協力:dbi inc.
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン