成河、初の一人芝居で全38役に挑戦!「フリー・コミティッド」

 

 

振り幅の広い演技で多くの舞台に出演する成河が、初の1人芝居で38役に挑む。

この作品は、劇作家、女優、TVプロデューサーとマルチに活躍するベッキー・モードが、劇作家であり俳優のマーク・セトロックの協力を得て創り上げ、1999年9月にニューヨーク、マンハッタンのチェリー・レーン・シアターで初演された傑作コメディ。同年度の「タイム・マガジン」誌の演劇トップテンに選ばれた。

主人公は売れない俳優・サム。マンハッタンの超人気レストランで予約電話の受付係をしている、という設定。超人気故に満席状態。そこを何とかもぎとろうとする客を断るのがサムの目下の仕事。しかもサムは、オーディションの結果を待っており、一人暮らしの父までが電話をかけてきてサムを悩ませる。

作品の創作にも協力したセトニックは、主人公のサムの他、電話をかけてくる38人を演じ分け、アメリカ全国演劇批評家協会の最優秀ソロ・パフォーマンス賞を受賞し、ニューヨーク市演劇批評家賞にもノミネートされた。アメリカ、イギリスで、他の俳優によって何度も再演されている。

「最高に楽しめる。おいしい料理を食べたくて人がするいけない行動のオンパレードが面白おかしく描かれている」――ニューヨーク・タイムズ紙

「抱腹絶倒で、しかも感動的。目まぐるしいほどのテンポで展開する」――タイム・アウト・ニューヨーク誌

「火花が散るような一人芝居の力作。とても笑えて、しかもリアル」――ニューヨーク・ポスト紙

 

 そして、日本公演では、抜群の演技力で数々の賞を受賞し、ストレートプレイからミュージカルまで活躍の成河が挑戦、演出は自身も俳優として活躍しながら、他界演出力で評価の高い千葉哲也。この2人のタッグ、要注目。今夏大注目の一人芝居となるであろう。

 

<千葉哲也 チバ・テツヤ>

1963年生まれ、神奈川県出身。「演劇企画集団THE・ガジラ」の中心的な俳優として多くの作品に出演。舞台を中心に映画・TVドラマへの多数出演。近年は演出家としても活躍。俳優として04年に第39回紀伊國屋演劇賞個人賞、演出家として06年に第14回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。最近の舞台では、虚構の旅団vol.3『青春の門~放浪篇~』(16)、『怒りをこめてふり返れ』(17)などを演出。また俳優として、『ブエノスアイレス午前零時』(14)、『パーマ屋スミレ』、劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月(17)などに出演。9月「サメと泳ぐ」の演出・出演が控えている。

<成 河 ソンハ>

1981年3月26日生まれ。大学時代から演劇を始め、舞台を中心に活躍。つかこうへい、野田秀樹、ジョン・ケアード、サイモン・マクバーニーら国内外の著名演出家から絶大な信頼と高い評価を受ける。平成20年度文化庁芸術祭演劇部門新人賞、11年に第18回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。最近の舞台では、『スポケーンの左手』(15)、ミュージカル『グランドホテル』REDチーム主演、東宝ミュージカル『エリザベート』(16)、ミュージカル『わたしは真悟』(1617)、劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花、『子午線の祀り』、『人間風車』主演(17)、『黒蜥蜴』(18)などに出演。NHK朝ドラ『マッサン』、映画『脳内ポイズンベリー』などに出演の他、映画『美女と野獣』ではユアン・マクレガー演じるルミエールの吹き替えを担当。

 

演じる役は失業中の俳優サムではあるが、サムを演じながら金持ちの社交界夫人、レストラン支配人、日本人観光客、カリスマ・シェフ、サムの父親、変り者のボーイ長、ドミニカ共和国出身のコック、大柄でタフなフランス女、医者、優しい性格のウェイトレス、下っ端のマフィア etc・・・その数、合計38役!

 

 

 

【公演概要】

「フリー・コミティッド」

作:ベッキー・モード

翻訳:常田景子

演出:千葉哲也

出演:成河

企画・製作/主催:シーエイティプロデュース

劇場: DDD青山クロスシアター

公演期間:2018年628()7月22日()  全30回公演

 

https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2018/free_committed/