誰だって生きていれば一度くらいは人生の迷路に迷い込んでしまうことがあります。 でも、そんな暗がりの中でも人は空を見上げ、輝く星を頼りに再び歩き始めます。 道標となるのは親や兄弟、友人や同僚、恋人や配偶者だったり、今はもう側にいない誰かなのかも知れないけれど・・・その誰かに巡り会えたおかげで、今日もまた私たちは希望を胸に前に進んでいける、そんな気がする……。
この物語は1965 年11 月9 日に実際に北アメリカとカナダを中心に起こった大停電(ニューヨーク大停電)がモチーフ。
この停電で実際に約2500 万人に及ぶ人々が暗闇の中で12 時間過ごす事になったという記録が残っているが、はっきりとした原因は不明で、「UFO の攻撃があった」という話が都市伝説のように残っているほどの大事件だったという。極寒のニューヨーク、寒さと暗闇の中で人々は混乱し信号の停止で交通事故も多発したというが、ある場所では寄り添い暖をとりあったり、人が文明の利器を離れ互いを支えあったというエピソードも残っている。
conSept が提示するミュージカルドラマ・シリーズはストレートプレイを観るような感覚で観劇できるミュージカルスタイルを目指している。第4弾となる本作ではミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役(2017 年・2019 年)などで活躍する内藤大希が主人公・ハロルドとしてconSept 作品に初主演。その父親役を演じるのは『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンとしても活躍する福井晶一が、今度は内藤と実際の親子を演じます。ダブルヒロインのダフネとミリアムに様々なジャンルの舞台で活躍目覚ましい青野紗穂と万里紗。ダフネに恋する新進作家にミュージカル界で急成長著しい遠山裕介。またハロルドの第2の父親的な存在であるサンドイッチ屋のオーナー・クラブルには自由劇場出身の内田紳一郎。そして物語を進行するナレーター役に近年、演出家としても活躍する原田優一。 日本語上演台本・訳詞・演出を2019年度の読売演劇大賞で優秀作品賞を受賞したばかりの板垣恭一。音楽監督を同賞で上半期スタッフ賞にノミネートされた桑原まこが務める。
■Story
1965 年、ニューヨーク、11 月9 日彼らは巡り会い、惹かれあい、そして・・・
1964年11月9日。母の葬儀を終えたハロルド(内藤大希)とその父・マックラム(福井晶一)。ハロルドは遺品の中にギターを見つけ「母さんはギターを弾いていたの?」と驚きつつ、形見として持ち帰ることにする。一方すっかり気落ちしたマックラムは、妻が大好きだった「椿姫」のレコードを聞きながら毎日を無為に過ごすようになる。ちょうど同じ頃、人口1000人ほどの田舎町サウス・ダコタで暮らしていたダフネ(青野紗穂)は、女優を目指してニューヨークに行くことを決意。姉のミリアム(万里紗)に一人では心もとないからと泣きつき、母を説得。姉妹は一緒にニューヨークで暮らすことになる。行動的なダフネは洋服店で働きながらオーディションを受ける日々を過ごすが、あるとき、店の近くのサンドイッチ屋で働いていたハロルドと出会い恋に落ちる。ミリアムは星や宇宙が大好きな内気な女性。そんな彼女が唯一他人と繋がれるのは、カフェでウェイトレスをしているとき。ある日、ダフネがオーディション会場で若手劇作家のジョーイ(遠山裕介)に見初められ、新作ミュージカルの主役に抜擢される。その稽古に明け暮れるうちハロルドとすれ違い始めるダフネ。ミリアムは、突然現れた占い師(原田優一)に未来を予言されるが、その中に出てきた恋人の条件に合致するのはなんとハロルド。彼女は自身の気持ちに戸惑い田舎へ逃げ帰ってしまう。 サンドイッチ屋のオーナー・クラブル(内田紳一郎)は今日も、優柔不断なハロルドに発破をかけている。孤独を募らせたマックラムはある決心をする。そして 1965年11月9日、ニューヨーク大停電が起きた。
■STAFF
日本語上演台本・訳詞・演出:板垣恭一
原案:キム・ロゼンストック
脚本・作詞・作曲:ウィル・コノリー、マイケル・ミットニック、キム・ロゼンストック
翻訳:工藤紅
音楽監督:桑原まこ
美術:乘峯雅寛
照明:三澤裕史(あかり組)
音響:戸田雄樹(エディスグローヴ)
衣裳:風戸ますみ(東宝舞台)
振付・ステージング:当銀大輔
ヘアメイク:竹節嘉恵
演出助手:明羽美姫
舞台監督:齋藤英明(Roots)
協力:ACT JP、アルファーエージェンシー、エイベックス・マネジメント、エンパシィ、ショウビズ、SUI、レプロエンタテインメント(五十音順)
宣伝デザイン:柚木竜也(aboka design)
スチール撮影:前康輔
PV 動画製作:深沢麿央
PV 動画撮影:角直和(極楽映像社)
宣伝:大林里枝
制作助手:小原瑶子
制作:首藤悠希
プロデューサー:宋元燮
後援:TBS ラジオ
共催:横浜赤レンガ倉庫1 号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)<横浜公演>
企画・製作・主催:conSept
■Ticket & Schedule
[チケット発売日:東京公演、横浜公演共通]
●主催者先行発売:4 月15 日(水)
●世田谷パブリックシアター先行発売:
友の会先行=5月23 日(土)
せたがやアーツカード先行=5 月24 日(日)
●プレガイド先行発売:5 月25 日(月)
●一般発売:6 月28 日(日)
[チケット料金]
9,000 円(全席指定・税込)
注意事項
※未就学児はご入場いただけません。
※開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払戻しはいたしません。
託児サービスのご案内(定員有・要予約) :東京公演のみ
料金:2,200 円
対象:生後6ヶ月以上9歳未満(障害のあるお子様についてはご相談ください)
申込:ご希望日の3 日前正午までに劇場03-5432-1526 へ。
車椅子スペースのご案内(定員有・要予約) :東京公演のみ
料金:一般料金より10%割引(付添者は1 名まで無料)
申込:ご希望日の前日19 時までに劇場チケットセンター03-5432-1515 へ。
【TIMETABLE & ACCESS】
■シアタートラム
日程:2020 年9 月1 日(火)~13 日(日)
■横浜赤レンガ倉庫1 号館3F ホール
日程:9 月19 日(土)~22 日(火・祝)
■プレイガイド
カルチベート・チケット対象公演(学生無料チケット・枚数限定)
https://www.consept-s.com/cultivate/
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世田谷パブリックシアターチケットセンター
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FLY BY NIGHT Conceived by Kim Rosenstock
Written by Will Connolly, Michael Mitnick, and Kim Rosenstock