【新国立劇場】「巣ごもりシアター」第3弾はチャイコフスキーのオペラ『エウゲニ・オネーギン(エフゲニー・オネーギン)』!

ーーロシア文学の金字塔、幾度も映画化されたプーシキンの傑作恋愛小説を心揺さぶるオペラで!ーー

新国立劇場が長期にわたりご自宅などでの待機を余儀なくされている皆様へ、 そして舞台芸術を愛する皆様に向けてお届けしている公演記録映像の無料配信「巣ごもりシアター」。 ”巣ごもり“イベントにぴったりと反響が反響を呼ぶ中、 第3弾『エウゲニ・オネーギン』が5月1日まで配信中。

■巣ごもりシアター『エウゲニ・オネーギン』視聴ページはこちら
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/sugomori-onegin/
■英語版『エウゲニ・オネーギン』視聴ページ
https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/opera/project/nntt-at-home-onegin.html

新国立劇場は、 5月31日(日)までの主催公演を全て中止していることに伴い、 4月10日(金)から公演記録映像のインターネット無料配信を開始しました。
この企画は大きな反響を呼び、 第1弾『魔笛』は1週間の配信期間に約32,500回の再生を記録。 続く第2弾『トゥーランドット』も、 世界的演出家アレックス・オリエの大胆で現代的な演出が刺激となって、 『トゥーランドット』は日々視聴数を伸ばし続けています。 SNS上には「一緒に(同時に)観よう」という“オンライン鑑賞会”開催の呼びかけが連日飛び交い、 投稿された感想からは、 オリエが“虐待”と“トラウマ”、 “権力”をコンセプトに演出した『トゥーランドット』が、 新たなドラマとして今日の視聴者の心に強く響いたことが伝わります。
続く第3弾は、 チャイコフスキーのオペラ代表作『エウゲニ・オネーギン(エフゲニー・オネーギン)』。 ロシア恋愛文学の金字塔であり、 幾度となく映画化されてきたプーシキンの小説をチャイコフスキーが甘美で抒情的、 そして内省的な音楽によりオペラ化。 新国立劇場では現在の2019/2020シーズン開幕公演として上演、 モスクワ随一の人気劇場であるヘリコン・オペラ芸術監督のドミトリー・ベルトマンがロシア現代演劇の祖スタニスラフスキーへのオマージュとして演出し、 ロシア・オペラ界旬の歌手たちによる精緻な表現によって大好評を博した舞台です。

“巣ごもり”にぴったり。 外出できない今こそ、 オペラに挑戦して生きる力を貰おう!

新国立劇場は、 5月31日(日)までの主催公演を全て中止していますが、 お客様を劇場にお迎えできないこの状況下においても、 新国立劇場を応援してくださる皆様と常に共にありたいという思いから、 公演記録映像のインターネット無料配信を開始しました。
「再び安心して劇場にご来場いただける日が訪れるまで、 舞台芸術の力を支えに“巣ごもり”していただきたい」との願いは大きな反響を呼び、 4月10日(金)から配信中のオペラ『魔笛』は、 1週間の配信期間中に約32,500回(約13,700アカウント)の再生を記録しました。 SNSに投稿された感想からは、 舞台芸術ファンの「劇場のあのワクワクや感動を思い出した」という感動の声だけでなく、 日ごろ劇場へ足を運ぶことの少ない多くの方が「外出できないこの機会に評判の映像を観てみよう」と、 誘い合って視聴し、 「おうちで楽しめる体験イベント」の一つとして大好評を博したことがわかります。
第2弾『トゥーランドット』では、 その大胆で現代的な演出が刺激となって更に反響が反響を呼び、 日々視聴数を伸ばしています。 SNS上には「一緒に(同時に)観よう、 語り合おう」という、 オンライン飲み会ならぬ“オンライン鑑賞会”開催の呼びかけが連日飛び交っています。 投稿された感想からは、 アレックス・オリエ演出の“虐待”のトラウマがもたらす結末、 愛の名のもとに行われる暴力的な支配、 汚染されたディストピア的な社会に生きる群衆といった要素が、 今日の視聴者の心に強く響いたことが伝わります。
オペラを全編見るのは初めてという視聴者が映像に釘付けとなり、 幕切れの瞬間には「全身が震えた」「思わず叫んだ」「オペラが凄いことになっている」という感想が夥しく投稿されています。 「巣ごもりシアター」をきっかけに、 「“オペラ”という芸術に、 古典を現代に通じる新しいドラマとして上演できる可能性を見出した」という声が続出しているのは、 特筆すべき現象です。

チャイコフスキーの美しくロマンティックな音楽が紡ぐ、 すれ違いの愛

華麗な管弦楽やバレエ音楽でおなじみのチャイコフスキーの抒情的で内省的な音楽がすれ違いの愛を切なくも甘美に綴るオペラ『エウゲニ・オネーギン(エフゲニー・オネーギン)』。 ロシアの文豪プーシキンの韻文小説にしてロシア恋愛文学の金字塔としてあまりにも有名、 幾度となく映画化されているオネーギンとタチアーナの愛のすれ違いが、 ロシアの風土や文化を背景に描かれます。
新国立劇場では現在の2019/2020シーズンの開幕作品として、 モスクワきっての人気劇場ヘリコン・オペラ芸術監督であるドミトリー・ベルトマンを演出に、 指揮にはアンドリー・ユルケヴィチ、 そしてロシア・オペラ界の旬の出演者達を招いて上演、 その演劇的な展開と精緻な演奏で大好評を博しました。

タチアーナが燃える恋心に突き動かされる「手紙の場」、 オネーギンと些細なことから決闘に追い込まれた青年レンスキーの哀切極まる辞世の歌「青春は遠く過ぎ去り」、 新国立劇場合唱団圧巻の華麗なポロネーズ、 そして美しく変貌したタチアーナと再会したオネーギンの激情、 タチアーナの逡巡、 別れの目まぐるしい展開と全編を通して見どころには事欠きません。 チャイコフスキーの雄弁で情感豊かな音楽には誰しも引きこまれ、 共感を禁じえないことでしょう。
日本語字幕付きの美しい映像で、 オペラ『エウゲニ・オネーギン』を映画のようにお楽しみください。

■オペラ『エウゲニ・オネーギン』ダイジェスト映像
https://youtu.be/HGkzeLPN6-w

<配信映像概要>
巣ごもりシアター オペラ『エウゲニ・オネーギン』
配信日程:4月24日(金)15:00~5月1日(金)14:00
視聴アドレス: https://www.nntt.jac.go.jp/opera/sugomori-onegin/

全3幕 ロシア語上演/日本語字幕付
出演:エフゲニア・ムラーヴェワ、 ワシリー・ラデューク、 パーヴェル・コルガーティン、 鳥木弥生、 アレクセイ・ティホミーロフ ほか
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団(2019年10月1日上演)

■「巣ごもりシアター」のご案内ページはこちら↓
https://www.nntt.jac.go.jp/sugomori/

英語版 NNTT at Home: https://www.nntt.jac.go.jp/english/news/all/nntt-at-home.html
※動画視聴に伴う通信料は、 お客様のご負担となります。
※追加配信作品も計画中です。 どうぞ楽しみにお待ちください。
※配信をご覧になった皆様からのご感想を各種SNSでお待ちしております。
ぜひ 「#巣ごもりシアター」「#nnttathome」のハッシュタグと共にご感想をお寄せください。

~巣ごもりをもっと楽しく!関連動画~
配信予定の3作品に関連した、 トークイベントやリハーサル映像もあわせてご紹介しております。
配信前の“予習”としてご覧いただけば、 各作品の聴きどころ&観どころがわかり、 より一層「巣ごもりシアター」を楽しくご視聴いただけます。
◆『エウゲニ・オネーギン』関連動画
◇オペラトーク 演出家ドミトリー・ベルトマン https://youtu.be/vSXJ_DD2pas
◇リハーサル映像  https://youtu.be/SQ0QK2IBGeE

映像版・大野和士のオペラ玉手箱with Singers『ホフマン物語』、 新国立劇場公式YouTubeチャンネルで配信開始!
新国立劇場では、 ご自宅でお楽しみいただける特別企画として、 「大野和士のオペラ玉手箱 with Singers」の映像版を2回にわたりお届けいたします。
第1回(4月22日配信)は、 4月に上演を予定していたオッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』にフィーチャー。 『天国と地獄』で有名なオッフェンバック唯一のオペラで、 詩人ホフマンの幻想的、 破滅的な恋物語を19世紀パリの香気あふれる洒脱な音楽が綴ります。 ゲストに村上敏明、 安井陽子、 小林由佳、 木下美穂子と日本屈指のオペラ歌手を迎え、 『ホフマン物語』の聴きどころや注目ポイントを大野和士(指揮者・新国立劇場オペラ芸術監督)のピアノ伴奏とお話で徹底解説いたします。
https://youtu.be/877bOdt8Qvw

新国立劇場公式YouTubeチャンネルには、 4月に公演中止となったオペラ『ジュリオ・チェーザレ』リハーサル中断までのドキュメントをはじめ、 これまでに開催した「大野和士のオペラ玉手箱with Singers『魔笛』『トゥーランドット』」、 公演のリハーサル動画やダイジェスト映像、 出演者のインタビューなど、 劇場ならではの動画コンテンツが多数ございます。
ぜひ、 この機会にあわせてご視聴ください!

新国立劇場公式YouTubeチャンネルはこちら: https://www.youtube.com/user/NewNationalTheatre

新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」舞台撮影:寺司正彦