ーー劇団スタジオライフ The Other Life vol11. 『バタフライはフリー』公演延期、詳細は後日HPにて発表ーー
レオナード・ガーシュのブロードウェイ大ヒット舞台劇『バタフライはフリー』（原題：Butterflies Are free）が公演延期となった。1969年初演、舞台でのヒットを受けて1972年に映画化。原作のレオナード・ガーシュは映画では「スタア誕生」「絹の靴下」「パリの恋人」などの名作を手がけている。
サンフランシスコの安アパートに越してきた女優志願の少女・ジル、元ヒッピー。彼女は隣室の青年に着替えを覗かれていることに気付き、彼に会いにゆく。彼の名前はドン、全盲で、ミュージシャン志望。ドンは作詞・作曲で売り出そうとしていた。ジルとドンは意気投合する。ドンは１ヶ月前から暮らしており、早くに父を亡くし、母一人子一人であったが、母には２ヶ月間は訪問しないという条件で独立生活を送っていたのだった。ドンは自分が作った曲をギターで歌い、その曲にジルは深く感動する。そしてベッドをともにした二人、ところが翌朝、ドンの母であるベイカー夫人がやってきて・・・・・・がだいたいのストーリー。
1972年の映画ではジル役はゴールディ・ホーン、ドン役はエドワード・アルバート。この作品でエドワード・アルバートはその年のゴールデン・グローブ賞を受賞し、ゴールデン・ホーンはゴールデン・グローブ賞主演女優賞（ミュージカル・コメディ部門）にノミネート。ベイカー夫人を演じたアイリーン・ヘッカートはアカデミー最優秀助演女優賞を受賞した。監督のミルトン・カトセラスは舞台でも演出。製作はＭ・Ｊ・フランコヴィッチ、ハロルド・クレンズの自伝「風との競走」からレオナード・ガーシュが脚本化。撮影はチャールズ・ラング・ジュニア、音楽はボブ・アルシバー。
日本での舞台上演、ジル&ドン、西岡徳馬&加賀まりこ、堤真一&中川安奈、井上芳雄&高橋由美子といった組み合わせで上演、スタジオライフでは、ジルに伊藤清之、ドンに宮崎卓真、ベイカー夫人に曽世海司、舞台演出家のラルフには大村浩司という布陣。公演延期ではあるが、フレッシュなキャスティング。初日が待ち遠しい。
＜劇団代表：藤原啓児より＞
皆さん、こんにちは。
いつも大変お世話になっております、劇団スタジオライフの藤原啓児です。
今日は本当に残念なお知らせをしなければなりません。
6月に予定しておりました劇団スタジオライフ公演『バタフライはフリー』を延期することにいたしました。 今まで準備を重ねてきましたが、新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか、公演を行うことはできないと判断いたしました。お客様、ご家族の皆様、ご友人の皆様、そして出演者スタッフの安全を第一に考えての判断でございます。 本当に残念ではございますが、皆様にはどうぞご了承のほどよろしくお願いいたします。
・・・っていうか、公演をやるとなったら、こういう状況にかかわらず皆さん駆けつけてくださるじゃないですか。本当 にもうねぇ、『死の泉』(2020 年 2 月 28 日~3 月 15 日上演)のときの共感共苦、マザー・テレサ級の愛は本当に私たちは忘れていないです。今、その皆さまからの愛情が、皆さま自身の安全を脅かしてしまうことになったら、僕たち としても不本意でございますので、このような判断をさせていただいた次第でございます。なにとぞよろしくお願いいたします。
また、club LIFE 会員の皆さまには、優先予約開始後のご報告となってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。 本当にごめんなさい。 新しい日程やご予約方法など詳細が決まりましたら劇団ホームページなどでお知らせさせていただきますのでしばら くお待ちください。
この『バタフライはフリー』必ず上演いたします。約束いたします。
今回公演延期確定になったにもかかわらず、役者たちのモチベーションは下がるどころか、この期間こそ、精進に精進を重ね、皆さんに魅力的な作品をお届けできるように努めていくぞと、モチベーション上がりまくりです。 ですので、どうぞ皆様もお体にご注意くださいましてお過ごしくださいますようよろしくお願いいたします。本当に よろしくお願いします。
そして、また必ず劇場でお会いしましょうね。そのときまでお元気で!
＜動画＞
https://youtu.be/d1bFVit6nYY
【公演概要】
The Other Life vol.11『バタフライはフリー』
日程・場所：決まり次第、HPにて発表
作/レオナルド・ガーシュ
訳/黒田絵美子
演出/倉田淳
キャスト/ジル:伊藤清之 ドン:宮崎卓真(style office)ラルフ:大村浩司 ミセス・ベイカー:曽世海司
公式HP：http://www.studio-life.com/stage/butterflies2020/
