2020/2021 シーズン 新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」12月12日より開幕!

クリスマス・シーズンは色彩豊かで心躍る舞台を!!

2017 年に初演された本作は、ウエイン・イーグリングによる華麗でスピーディーな振付やユーモアのセンス、上品で華やかな美術や衣裳によって現実と夢の世界を美しく描き、好評であった作品。古典名作の新境地を開 いたと高く評価された人気演目。高度なパートナリングやテクニックが求められる主役のみならず、 雪の場面や花のワルツの群舞、2幕のディヴェルティスマンなど見どころが多く、充実したダンサー陣容を誇る新国立劇場バレエ団ならではの『くるみ割り人形』、再演を重ねることでさらに磨き上げられた舞台に。
なお、本公演はインターネットでの有料配信も予定。

その1:小さなお子様から大人まで、全ての方におすすめ!幸せいっぱいの舞台
今やクリスマス・シーズンの定番となったバレエ『くるみ割り人形』。幸せで温かな気持ちになる作品で、バレエ初心者の方も、バレエ・ファンの方も劇場で至福の時をお過ごしいただけます。 雪の場面や花のワルツでは新国立劇場バレエ団が誇る美しいコール・ド・バレエ、2幕でのディヴェルティスマンなどではソリスト陣の多彩な踊りを堪能できます。

その2:チャイコフスキーのお馴染みの美しい音楽
「花のワルツ」をはじめ「行進曲」「こんぺい糖の精の踊り」など、有名な曲が次々と登場。チャイコフスキー三大バレエのなかでもひときわ美しく親しみやすい音楽で、どなたにも楽しんでいただけます。

過去公演より。

その3:「少女クララの成長」を描く、分かりやすいストーリー展開
振付のイーグリング曰く、本作のコンセプトは「少女クララの成長」。物語が‘少女クララの夢’として構成されており、ストーリーの展開がより理解しやすい構成となっています。
第1幕前半の少女クララは子役ダンサーが踊り、夢の世界で大人になったクララは大人のダンサーが演じることにより、現実と夢の世界の違いが一層明確になり、すっとバレエの世界に入っていけます。

その4:ダンサーの実力が試される、華麗でスピーディーな振付
ダンサーたちが“難しいテクニックが多く、フィジカルの強さが試される”と口を揃える本作。「男性ダン サーにも女性と同等の重要性を担わせ、より高いレベルの踊りを求めたい」というイーグリングの思い が詰まっており、特にイーグリングが主役ダンサーに新たに振り付けたパ・ド・ドゥは、高度なパートナリングの技術が必要とされます。また、男性の主役ダンサーが一人で3役を演じる点は特筆されます。

過去公演より。

<あらすじ>
クリスマス・イブ。クララの家ではパーティーの準備で忙しく、外では凍った運 河の上で人々がスケートを楽しんでいる。謎めいたドロッセルマイヤーと、士官 学校を卒業したばかりの彼の甥が到着する。ドロッセルマイヤーは招待客に手品 を披露し、クララの姉のルイーズとルイーズを慕う3人の男性が踊りだす。ドロ ッセルマイヤーがクララに贈ったくるみ割り人形(以下、人形)をフリッツが壊 してしまうが、ドロッセルマイヤーは魔法のように人形を元通りに直す。パーテ ィーが終わり、クララが眠りにつくと、夢の中で人形は邪悪なねずみの王様に攻撃される。ねずみの王様がねずみたちを引き連れて現れると人形も勇敢な兵士に変身し、ねずみたちとの戦いに挑む。ねずみの軍隊が勝利し、人形は傷を負 ってしまう。ドロッセルマイヤーがその場を収め、クララは人形から姿を変 えた甥と二人ロマンティックなパ・ド・ドゥを踊る。しかし雪が降り始める なか、ねずみの王様は甥を人形の姿に戻してしまう。居間が魔法にかかり、 光り輝く雪片が降る白銀世界に変わっていく。ねずみの王様たちに追われる クララと人形は、ドロッセルマイヤーに救われて、魔法の地へと気球に乗っ て運ばれていく。一方でねずみの王様は一計を案じる。
魔法の地に到着した。甥はねずみの王様を打ち負かして、壮大な祝祭が始まる。 中国、アラビア、ロシア、スペインなど世界中のダンサーたちが様々な踊りを見せる。ドロッセルマイヤーの魔法で美しい庭が現れ、その中でダンサーたちが花 のワルツを踊る。最後にクララはこんぺい糖の精となり、王子になった甥ととも に美しいパ・ド・ドゥを踊る。 クララは突然、寝室で目覚めた自分に驚く。フリッツとクララは外に出て、雪の中でドロッセルマイヤーとその甥に手を振って別れを告げる。子供たちは不思議な思いに包まれて二人を見送る。

過去公演より。

<お知らせ>
11月22日(日)~12月24日(木)の期間限定で、バレエ「くるみ割り人形」より 「行進曲」が初台駅の列車接近メロディーになります。ダンス公演『サーカス』 『NINJA』で音楽を担当された川瀬浩介さんが編曲した特別アレンジ版で、1 番線と 2 番線は編曲の異なる別バージョンです。

<概要>
2020/2021 シーズン
新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」 The Nutcracker and the Mouse King
日程・会場:2020年12月12日〜20日 新国立劇場 オペラパレス
芸術監督:吉田都
振付:ウエイン・イーグリング
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
美術:川口直次
衣裳:前田文子
照明:沢田祐二
指揮:冨田実里
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京少年少女合唱隊
出演:新国立劇場バレエ団
[ライブ配信]
対象公演:12 月 20 日(日)18:00
視聴券料金:3,000 円(税込)
販売期間:11 月 25 日(水)10:00~12 月 20 日(日)18:00
購入 URL:チケットぴあ https://w.pia.jp/t/nntt-nutcracker/
イープラス https://eplus.jp/nntt_nutcracker/
[オンデマンド配信]
配信開始日時:1 月中旬より配信予定
視聴券料金:980 円(税込)
出演:【クララ/こんぺい糖の精】小野絢子
【ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子】福岡雄大
・ライブ配信と内容が異なる場合があります。
・配信期間は 1 ヶ月程度を予定しております。
・配信先等詳細は決定次第お知らせいたします。
舞台写真撮影:鹿摩隆司