竹内涼真初主演!ミュージカル「17 AGAIN」製作発表会レポ

来年の春、2021年5月、ミュージカル「17AGAIN」が開幕、元気に製作発表会!竹内涼真、17歳に!?初舞台、初ミュージカルに挑戦!「死ぬ気で頑張ります!」

「セブンティーン・アゲイン」(原題:17 AGAIN)は、アメリカで製作されたコメディ映画、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのザック・エフロンが主演し、2009年4月17日に公開されるや北米における興行収入ランキング初登場1位を記録(日本では同年5月16日公開)。
その後、映画会社主導によりミュージカル化され、2021年、日本で世界初演を迎える。翻訳・演出を手掛けるのは近年ますます注目を集めている、谷賢一。出演には、今回が初舞台の竹内涼真をはじめ、ソニン、エハラマサヒロ、桜井日奈子、福澤希空(WATWING)、有澤樟太郎、水夏希、ほか、実力派キャストが集結。
いよいよ2020年も終わりに近い11月末日、都内で製作発表会が執り行われた。この日は幸運な一般オーディエンス190名も参加、賑やかな雰囲気ではなるが、皆、マスク。細心の注意を払いつつ、である。
MCは淵澤由樹(フリーアナウンサー)。まずはMCより作品の解説があり、そこからパフォーマンス。

主演の竹内涼真とアンサンブルキャストによるダンスと歌披露、『#Brandnewday』続けて竹内涼真による歌披露 『The Greatest Prize』。荒削りながらも堂々たる歌唱とパフォーマンス、ノリの良い楽曲、ほんの10分程度であったが、楽しい作品というのが伝わる。幸運な観客もすっかり作品世界に。歌い終わり、大きな拍手が起こった。
それから、改めて。会見のため、登壇したのは竹内涼真、ソニン、エハラマサヒロ、桜井日奈子、有澤樟太郎、水夏希、翻訳・演出の谷賢一。

まず、最初に主催のホリプロから、堀社長が挨拶した。久しぶりの製作発表会、しかもオーディエンスも参加、大きな会場、いや、それよりも公演自体が自粛でいくつもの作品が中止に追い込まれ、そしてホリプロにとっては久しぶりの舞台がミュージカル「生きる」であった。「明るくてほろりとする作品です」とPR。そして「みなさんの気持ちをハッピーにできる舞台」と太鼓判。
そしてキャストが順番に挨拶。
「初舞台、ミュージカル『17 AGAIN』、光栄です。(パフォーマンスについて)今日は反省点がたくさんあります!本番に向けて死ぬ気で!」(竹内涼真)


「マイクの妻、スカーレット役です。この明るいミュージカルを楽しんでください!」(ソニン)

「主人公の親友・ネッド役です。一人だけ、こんな格好(笑)、明らかにふざけているキャラクターです(SF、ファンタジー大好きオタク)。全力で!」(エハラマサヒロ)

「素晴らしいミュージカルです。みんなを笑顔に!」(水夏希)

「竹内さんの娘、マギー役です。初ミュージカルです!」(桜井日奈子)

「まじか!?っていう役です!(マギーの彼氏、スタン役。イケメンだが勉強できない、しかも不良。)」(有澤樟太郎)

「竹内くんの緊張が移ってしまいました(笑)、竹内涼真初主演ミュージカル、見守ってください!」(谷賢一)

そしてMCより初パフォーマンスの竹内に初披露の感想を尋ねた。
「途中で声が出なくなって…すごい緊張しました!練習を重ねてきましたが、今日、このステージ、この広さ!!どう使おうかと…」と初歌唱、初パフォーマンスについて反省しきりであったが、堂々たる歌いっぷりに大きな拍手が起こっていた。さらに「きゃーきゃーのピークはすぎたので、これを再生していきたい」とやや自虐的コメント。

続けて「谷さんが『1曲目はハッピーな歌だから楽しんで』って言ってくださって…本番までには!実はダンスが初めてで、今日は死ぬ気でやりました!」とコメント、それをソニンが「パフォーマンス見てて『ダンス、やってたんだ』って(発言を聞いて)びっくりしました(隣で竹内が『いや、いや。いや』)だって、役も入っていないのに歌唱披露!!(『やだったんです〜』と竹内)震えましたよ」と絶賛。そしてソニン自身も17歳と35歳を演じることになるのだがそれについては「17歳は短めで(笑)」と笑わせ、続けて「年相応の役が多かったんで」とコメント。17歳と35歳を演じる…なかなかなハードル。それから、”ふざけている”キャラクターを演じるエハラは「一人半ズボン!!やる前から楽しい!かき回してめちゃくちゃ(竹内を)困らせてやろうと!お楽しみに!」とコメント、ここは楽しみ(笑)。

水夏希は学校の校長先生役だが、「怖くて厳しい校長先生です。エハラさんとコンビ(ネッドはこの堅物校長先生に一目惚れ、だが、この校長もネッドに負けないくらいのオタク)なのでワチャワチャと!」見た目は正反対のこの2人にも注目!!桜井は竹内と共演歴があるが、その時の関係は…「ばかップル(笑)」、今回はお父さん!!「稽古から本番までずっと楽しいんじゃないかなーと思います!」と笑顔。有澤は「思春期真っ只中な役です。かき乱す役で、(竹内演じるマイク(17歳のマイクはマーク))張り合う役です」と役どころを説明。台風の目のようなポジション。

翻訳・演出を担う谷は「身近なことに気がつくお話です」とコメント。35歳のマイク、人生崖っぷち、子供達にばかにされ、妻には愛想をつかされかけている、仕事もパッとしない。ところが、え????17歳の頃の姿に戻ってしまい、子供達が通っているハイスクールに通うことに。そこで…彼は今まで気づかなかったことが見えてくる、という流れ。谷は「この時期に上演することの意義、身近なものの大切さ、劇場の中だけでも明るく!」と語る。それを受けて竹内は「身近なものの大切さに気がつく、そして家族の絆を取り戻します。見ている人も楽しめる作品になっています」とコメント、楽曲もノリの良いものばかり。ソニンは「妻のようにサポートできるように(笑)」そして自分自身の初舞台については「すごい緊張しました!勢いで!この”勢い”を自分の武器と思ってくだされば。でも自分からどーのこーのというタイプではないので」とコメントしたが、勢いよく舞台に登場すれば、それだけで明るくなれる。また谷からは「竹内くんから『ボコボコにしてください』と言われたのでボコボコにしようかと(笑)」と笑ったが、”愛あるボコボコ”、初日が楽しみな発言。続けて「ひたむきでしっかりしています。これからじっくり稽古できます。また、いろいろ実験できる稽古場にしたい」と意欲を見せた。

 

水夏希は自身の舞台経験を踏まえて「ベースにお芝居のハートを持って!あとは空間をつかめば!怖いものはない」と初舞台の竹内にエール。エハラは「そうそうたるメンツ!崩して行きたい!」と。そして竹内がお父さん!という関係になる桜井は「一人ぐらしを初めて親のありがたみが実感できた」としみじみ。ただし、役は…お父さんを負け犬呼ばわり、不良の彼氏がいる、という設定。そして谷は「バスケやりたい」と発言。設定ではマイクは高校の頃はバスケのスター選手、ところが付き合ってた彼女(現在の妻)が妊娠…という流れ。それから最近身近なところでの新しい発見は?の質問に竹内は「タクシー。タッチパネルで決済できる!」、最近のキャッシュレスの流れ。”ここもキャッシュレス?”みたいな経験は”あるある”。ソニンは「パンデミックで舞台ができなかった、久しぶりに舞台にたった時、今まで当たり前のようにやってたことが、本当は貴重なこと。身にしみて舞台に経ちました。本当に一瞬一瞬が貴重」としみじみとコメント。

また記者からの質問、竹内に「リアル17歳の時はどんな17歳だったか?」、それに対して「挫折した3年間、うまくいかない時期、好きなことに前向きになれない時期でした。今は27歳なので、35歳まで10年ないですね〜。わかりませんね。ただ、最近、子の仕事が向いてると自覚しているので、もっと技術を磨きたいと思います」とコメント。続けて「去年、ロンドンに行きまして『レ・ミゼラブル』を観て感動!」とコメント。
そして最後に「今日のステージ、本番に向けて『ここをこうしたい』というのを通り越してステージに立ちたいなと。僕は(他のキャストと比べて)遅れているので、自分が引っ張っていけるようになりたい。今日、共演のみなさまと会えて嬉しいです。いいスタートを切れた。素敵な作品を作りあげていきます」と締めて製作発表会は終了した。

最後にフォトセッション。ソーシャル・ディスタンスを保ちながら!

<公演概要>
日程・会場:
[東京]
2021年5月16日〜6月6日 東京建物 Brillia HALL
主催:ホリプロ キョードーファクトリー
[兵庫]
2021年6月11日〜6月13日 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
主催:梅田芸術劇場 兵庫県/兵庫県立芸術文化センター
公演公式HP(ホリプロステージ):https://horipro-stage.jp/stage/17again2021/
公式ツイッター:https://twitter.com/musical17again