ローマを舞台に、運命に翻弄される歌姫トスカと画家カヴァラドッシの愛と悲劇を、プッチーニが甘美な旋律と劇的なオーケストラで描いた傑作オペラ。荘厳華麗なマダウ=ディアツ演出は、新国立劇場でも屈指の人気を誇る名舞台。 トスカ役には“トスカ歌い”として躍進中のキアーラ・イゾットン、カヴァラドッシには世界最人気のテノール、フランチェスコ・メー リが登場。指揮はイタリア・オペラで絶大な信頼を集めるダニエレ・カッレガーリが 2008年以来の待望の登場!
[歌に生き、恋に生きた歌姫トスカの愛と悲劇]
政情不安に揺れる19世紀ローマを舞台に、運命に翻弄される情熱的な歌姫トスカと画家カヴァラドッシの愛と悲劇を、プッチーニが 甘美な旋律と劇的なオーケストラで描いた傑作オペラ。「妙なる調和」「歌に生き、恋に生き」 「星は光りぬ」など、ガラコンサートなどでも取り上げられる名アリアの数々に乗せて、緊張感 漲る愛憎劇が展開します。荘厳華麗なマダウ=ディアツ演出は、緻密な描写で愛と欲望、追 い詰められ死に瀕する極限のドラマを描きます。中でも 1 幕フィナーレの「テ・デウム」は、壮 麗な礼拝堂へと舞台装置が展開、人々の祈りの合唱を背景に究極の悪役・スカルピアが欲望を吐露する、圧巻の名場面。オペラの醍醐味を存分に味わえる決定的瞬間が、観客の心を揺さぶります。
トスカ役に迎えるのは、新進ソプラノとして躍進中のキアーラ・イゾットン。トスカを最も得意の役として頭角を表しているイタリアのソプ ラノです。オペラファンの大きな話題となっているのが、カヴァラドッシ役のフランチェスコ・メーリの新国立劇場初登場。ヴェルディやプ ッチーニで今や世界随一の人気を獲得しているスター・テノールです。指揮のダニエレ・カッレガーリは、イタリア・オペラで絶大な信頼を集める名匠、新国立劇場には 2008年『リゴレット』以来の待望の登場となります。
<「トスカ」あらすじ>
【第1幕】旧王制派の警視総監スカルピアの恐怖政治下の1800年6月17日のローマ。共和派で画家のカヴァラドッシが教会でマリア像を描いていると、アンジェロッティが脱獄して逃げてくる。カヴァラドッシは再会を喜ぶが、恋人のトスカが来るので、慌てて彼を礼拝堂に隠す。トスカは描きかけのマリア像が侯爵夫人にそっくりだと嫉妬するが、カヴァラドッシになだめられ教会を去る。 彼らが隠れ家に向った後、スカルピアが教会にやってくる。脱獄犯をかくまった証拠をつかんだスカルピアは、嫉妬深いトスカを利用して二人の行方を突きとめようとする。
【第2幕】スカルピアの執務室にカヴァラドッシが連行される。アンジェロッティの居場所を白状しな い彼は、拷問部屋へ連れていかれる。トスカは拷問を受ける彼のうめき声を聞き、アンジェロッティの居場所を告白してしまう。カヴァラドッシを助けてほしいとトスカが懇願すると、スカルピアは代 わりにトスカ自身を要求。トスカは泣く泣く受け入れる。スカルピアは、形だけの死刑執行をするため、空砲で銃殺刑を行うと約束する。納得したトスカは出国のための通行証書を要求。書き終えたスカルピアがトスカを抱こうとしたとき、「これがトスカの口づけよ」とトスカはスカルピアを刺し、部屋を去る。
【第3幕】牢獄のカヴァラドッシのもとをトスカが訪れ、スカルピアを殺したこと、刑は見せかけであることを説明。死刑執行のときを迎える。銃声が鳴り響き、地面に崩れ落ちるカヴァラドッシ。トスカが駆け寄ると、彼は命尽きていた。そのときスカルピア殺害も発覚。追い詰められたトスカは、聖アンジェロ城から身を投げる。
<動画:新国立劇場オペラ『トスカ』ダイジェスト映像(2012年公演より)>
https://www.youtube.com/watch?v=gf0p_YkC5rM
<『トスカ』カヴァラドッシ役 フランチェスコ・メーリ メッセージ>
https://www.youtube.com/watch?v=uqyvVpJhHok
<Go Toイベント対象です!!!>
1月23日・25日・28日・31日公演のZ席を除く全席種を、 お得なGo Toイベントキャンペーン割引価格(20%割引/上限2,000円)でお求めいただけます。 <対象公演 1月23・25・28・31日>
<概要>
【公演日程】
2021年1月23日(土)14:00/25日(月)14:00/28日(木)14:00/31日(日)14:00/2月3日(水)19:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【チケット料金】 S:24,200円 ・ A:19,800円 ・ B:13,200円 ・ C:7,700円 ・ D:4,400円・ Z:1,650円
【前売開始】 2020年12月12日(土)
※チケット発売日は当初発表から変更となりました。
指揮:ダニエレ・カッレガーリ
演出:アントネッロ・マダウ=ディアツ
美術:川口直次
衣裳:ピエール・ルチアーノ・カヴァッロッティ
トスカ:キアーラ・イゾットン
カヴァラドッシ:フランチェスコ・メーリ
スカルピア:ダリオ・ソラーリ
アンジェロッティ:久保田真澄
スポレッタ:今尾 滋
シャルローネ:大塚博章
堂守:志村文彦
看守:細岡雅哉
羊飼い:渡邉早貴子
照明:奥畑康夫
再演演出:田口道子
舞台監督:村田健輔
合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
管弦楽:東京交響楽団
芸術監督:大野和士
公演情報WEBサイト: https://www.nntt.jac.go.jp/opera/tosca/
【チケットのご予約・お問い合わせ】
新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999 (10:00~18:00)
新国立劇場Webボックスオフィス http://pia.jp/nntt/