19世紀半ば、フランス・パリに住む若者たちの夢や恋、友情を描いた、甘くて切ない青春物語。2017年初演の名プロダクションを、新たな視点から再構築して上演。わかりやすい日本語訳詞上演でオペラ鑑賞が初めての方にも、お勧め。
ミミにロドルフォ、ボヘミアンたちの情景が描かれたチラシビジュアルにもご注目を!
指揮の園田隆一郎と演出の伊香修吾のコメント到着!
【コメント】
〇指揮 園田隆一郎
パリの屋根裏部屋に暮らす、貧しいけれど希望に満ちた若者たち。彼らの恋愛と友情、喜びと悲しみをプッチーニの美しいオーケストラがじっくりと描いていきます。私自身、今まで何度も観て聴いて、何度も指揮してきましたが、毎回新鮮な感動を与えてくれるオペラです。今回また新たなキャストと、演出家伊香修吾さんの新たな視点によってどんな『ラ・ボエーム』が生まれるのか、とても楽しみにしています。今まさに青春を謳歌している若い皆さんも、かつて若者だった皆さんも、ぜひ聴きにいらして下さい。
〇演出 伊香 修吾
『ラ・ボエーム』は、人と人との距離がとても近いオペラです。男たちは狭い屋根裏部屋に集い、恋人たちは肩を寄せ合って雑踏の中へと姿を消します。ところが私たちは今、人間関係のそうした物理的な近しさを「密」として忌避する世界に生きています。2017年版の再演が予定されていた本公演も姿を変えることになりますが、前回の演出を単に手直しするのではなく、2017年版と向かい合うような新しい2021年版をつくりたいと考えています。
【公演情報】
NISSAY OPERA 2021
『ラ・ボエーム』
全4幕(宮本益光訳詞による日本語上演・日本語字幕付)
台本:ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ
作曲:ジャコモ・プッチーニ
指揮:園田 隆一郎
演出:伊香 修吾
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
【日程】
2021年 6月12日(土)、13日(日)
各日14:00開演(開場は開演の30分前)
【発売日】
先行予約:2021年3月12日(金)10:00~15日(月)
一般発売:2021年3月18日(木)10:00~
学生券発売:2021年5月13日(木)10:00~※
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※学生席は日生劇場電話予約のみの取り扱い。28歳以下。法令で定められた学校に在学中の方のみ有効。要学生証提示。
【料金(税込)】
S席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 学生席3,000円
【出 演】 6月12日(土)/6月13日(日)
ミミ:安藤 赴美子/迫田 美帆
ロドルフォ:宮里 直樹/岸浪 愛学
ムゼッタ:柴田 紗貴子/冨平 安希子
マルチェッロ:今井 俊輔/池内 響
ショナール:北川 辰彦/近藤 圭
コッリーネ:デニス・ビシュニャ/山田 大智
ベノア:清水 宏樹/清水 良一
アルチンドロ:小林 由樹/三浦 克次
※ダブルキャストによる公演です。
※やむを得ない事情により、出演者等が変更となる場合がございます。予めご了承ください。
公式HP:https://opera.nissaytheatre.or.jp
【主催】公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]
【協賛】日本生命保険相互会社