一般社団法人 映画演劇文化協会により、ミュージカル・演劇文化の普及を目的として始まった “ハロー・ミュージカル! プロジェクト”の第三弾は、ミュージカル・コメディの傑作「キス・ミー・ケイト」。昨年の夏、日本各地をわかせた全国ツアー公演が、2018 年も 6 月 30 日(土)の川崎公演から始まり、東京、岩手、青森、愛知、石川、兵庫、香川、愛媛、広 島、福岡の全 13 会場で上演。本作は、シェイクスピアの喜劇『じゃじゃ馬ならし』を劇中劇に仕立て、舞台裏とを 交互に見せる「バック・ステージ・ミュージカル」の傑作。ジャズの巨匠コール・ポーターの楽曲に迫力あるダンス、華やかな衣 裳、豪華な出演者と、“これぞミュージカルの王道!”という見どころ満載の公演。東京初日前に囲み会見が行われた。登壇したのはメイン・キャストの面々。
松平健・一路真輝・水夏希・大山真志・川﨑麻世・ちあきしん・杉山英司(スギちゃん)・太川陽介、「キス・ミー・ケイト」の扮装で、なんとも賑やか。
松平健は「素晴らしいものができました!歌あり、踊りありのバックステージもの、我々も忙しいですが(笑)、是非!」とPR。一路真輝は「『じゃじゃ馬馴らし』から、このミュージカルができました。練り直して・・・・・多くのお客様に見ていただいてます、皆様、待っててください」とこちらも大いに。大山真志は初参加で「新しい風を!」と新参者らしく意気込む。川崎麻世は「去年よりもパワーアップ」といい、ちあきしんは「歌唱指導という立場もありますが・・・・・歌が格段に!」と歌PR。さらにスギちゃんこと杉山英司の歌唱について「格段に上手くなった!」といい、本人はちょっと照れ笑い。それを受けて杉山英司ことスギちゃんは「結構、変わったと思います」とコメント。太川陽介は「スギちゃんの世話役です、スギちゃんの歌と芝居を!」と笑わせる。さらに「納涼にいらしてください」といったとたんにキャスト陣から笑いが起こった。昨年に引き続きの再演であるが、松平健は「昨年よりもパワーアップ」と再度、PR。スギちゃんこと杉山英司は「初の時は初々しさが・・・・・・『あれはスギちゃんだったの?』と言われるようになりたい」とコメントしたが、ミュージカル俳優の新星誕生?太川陽介は「大したもんですね!」といえば「そうですね、『(役の気持ちについて)こういう気持ちだったのか』と」スギちゃんさらに太川陽介は「だんだん、舞台の上での芝居がわかってきた」とスギちゃんをちらり。松平健は「名曲もいっぱい」とコメント。そして今日、訃報が届いた桂歌丸についての話題になった。「素晴らしい方です」と松平健。川崎麻世も「幕が降りると支えなしでは、もう歩けなかったとか・・・・・・」と故人を偲んだ。最後に松平健は「最近のミュージカルにはない素晴らしいミュージカル、歌、踊り、芝居が詰まっています」と締めて会見は終了した。
【概要】
2018年6月30日〜8月8日まで全国ツアー
出演:松平健・一路真輝・水夏希・大山真志・川﨑麻世・ちあきしん・杉山英司(スギちゃん)・太川陽介 他
演出・振付:上島雪夫
公式サイト:http://hello-musical.jp/stage/kissmekate/
提供(舞台写真):映画演劇文化協会
文:Hiromi Koh