新国立劇場がオペラ『愛の妙薬』子ども692名無料ご招待!

2022年2月上演予定の新国立劇場オペラ『愛の妙薬』、本公演の4公演日を対象に、抽選で合計692名のお子様を無料で招待することが明らかになった。

「高校生のためのオペラ鑑賞教室」でもたびたび上演され、 カラフルで美しい舞台でオペラデビューにおすすめの新国立劇場『愛の妙薬』。 付き添いの大人の方もあわせて申込み可能。

<概要>
■対象公演・日程
新国立劇場2021/2022シーズンオペラ『愛の妙薬』
2022年2月7日(月)19:00、 9日(水)14:00、 11日(金・祝)14:00、 13日(日)14:00
イタリア語上演、 日本語・英語字幕付
予定上演時間:約2時間35分(休憩含む)
公演情報ページ: https://www.nntt.jac.go.jp/opera/lelisirdamore/
■申込み期間
2021年8月20日(金)~9月19日(日)
■お申込みフォーム
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/u18-invitation/
問合せ:新国立劇場営業部 03-5351-3011(代表)

<オペラ『愛の妙薬』とは?>
主人公の純朴で不器用な青年ネモリーノが、 村一番の美人のアディーナに想いを寄せ、 彼女を振り向かせるために奮闘する傑作ラブコメディ。
本作を作曲したガエターノ・ドニゼッティは、 19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家で、生涯70作を超えるオペラを作曲。その中でも、 『愛の妙薬』は国内外問わず屈指の人気作品。
主人公2人の他にも、 ネモリーノの恋敵であり、 色男でナルシストな軍曹ベルコーレや、 いかさま師であるもののどこか憎めない薬売りドゥルカマーラなど、 本作の登場人物は明るく愛すべきキャラクターばかり!


また、 美しく叙情的な二重唱をはじめ、 軽快できびきびした合唱が楽しい1幕フィナーレ、 歌手の超絶技巧を堪能できるアリアの数々など、 音楽的な聴きどころも満載。 とりわけ、 テノール(ネモリーノ役)歌手によって歌われる「人知れぬ涙」は劇中の白眉です。
オペラ鑑賞というと、 特にお子様にとっては話が難しそう、とか、途中で飽きてしまいそう、 という心配は無用。 単純明快でわかりやすいストーリー展開に加え、 終始わくわくするような音楽と切なさを覚える旋律が随所に散りばめられ、 お子様のオペラデビューにはうってつけ。また、チェーザレ・リエヴィによる遊び心に富んだ演出では、9メートルもある本や実物大の小型飛行機が登場し、視覚的にも存分に楽しめる。
さらに、 指揮者にはイタリア内外で大活躍のランツィロッタ、 ネモリーノには優しく甘い歌声がこの役にぴったりのガテル、 アディーナは技巧と叙情性が冴えるアゾーディ、 そして物語のキーマンたるドゥルカマーラには、 今日コミカルな役を歌わせたら世界随一のデ・カンディアがあたり、超一流の出演者による上演。 オーケストラは、日本を代表するオーケストラのひとつ東京交響楽団。
ダイジェスト映像はこちら: https://youtu.be/mMFi_ZXHRXY

<ものがたり>
純朴な農夫ネモリーノは農場主の娘アディーナに夢中。 軍曹のベルコーレが彼女を口説くので、 ネモリーノも勇気をふるって告白するが相手にされない。 そこへインチキ薬売りドゥルカマーラが登場、 愛の妙薬と称し安物のワインをネモリーノに売りつける。 酔っ払ったネモリーノは急に強気になるが、 怒ったアディーナはベルコーレと結婚することに。 ネモリーノはさらに妙薬を買うお金を得るために軍隊に入隊する。 その事に心を打たれたアディーナはネモリーノに愛を告白、 二人は結ばれる。

[子供文化芸術活動支援事業(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)について]
新型コロナウイルス感染症の影響下において、 劇場・音楽堂等で子供たちが文化芸術の鑑賞や体験をする機会が多く失われている状況に鑑み、 劇場・音楽堂等で行われる実演芸術を18歳以下のお子さまが無料で鑑賞できる取組を支援するもの。
詳細は文化庁ウェブサイトを。
URL:https://www.kodomokanshou.bunka.go.jp/index.html

舞台写真:2018年公演より(写真:寺司正彦)