大原櫻子,八嶋智人,小泉今日子出演!シス・カンパニー公演「ミネオラ・ツインズ」詳細公開

2022年シス・カンパニー第1弾公演「ミネオラ・ツインズ」日程等が決定。この作品は日本初お目見え、年明け早々の1月7日~31日、東京・スパイラルホールでの上演。

1950年代から1980年代の激動の時代に、女性たちが何を考え、何を体験してきたかを、痛烈な風刺を込めて描いたダークコメディ。主人公はニューヨーク郊外の小さな町ミネオラで生まれ育った、一卵性双生児の姉妹マーナとマイラ。タイトル通り「ミネオラ育ちの双子姉妹」の物語、見かけは全く同じなのに、性格は全く正反対。いつの時代でも「両極」から反発し合う2人に驚いたり、呆気にとられたり…。
約30年に亘る時代の背景は、アイゼンハワーからニクソン、ブッシュ(パパ・ブッシュ)政権下のアメリカ社会。
舞台は、実在するニューヨーク州郊外の小さな街ミネオラ。
物語の主人公は、「マーナ」と「マイラ」の一卵性双生児の姉妹。母親の同じ胎内から生れ出たはずなのに、この2人は、何の因果か全く正反対の性格とポリシーの持ち主。胸の大きさ以外は、外見は全くの瓜二つ! しかし、保守的で理想の結婚をひたすら目指す「マーナ」に対し、「マイラ」は既存の価値観はクソくらえの反逆児。
本作で、作者ポーラ・ヴォーゲルは、この運命の双生児姉妹を、一人の女優がカツラと衣装を目まぐるしく変えながら演じ分けるように戯曲冒頭に指定。 そして一部の役柄を除いて「常にホルモンの影響による興奮状態で演じて欲しい」とも…。
それを大前提に1950年代の女子高校生から1980年代までの2人が描かれているが、作者はこの双生児姉妹をただの狂人や怪物として描いてはいない。この双生児は、哀しいほどに「女性」という「性」にこだわった結果、狂気の姉妹を運命づけられてしまったから。そのこだわりが、表裏の双面(ふたおもて)になって荒れ狂い、アメリカ社会の表裏をもなぞるかのように疾走していく。マーナは保守的で、体制が正しいと規定したことを信じ続け、料理上手な妻になることが理想と考え、一方のマイラは既成の体制に反抗し続け、ベトナム戦争に反対して過激派になって…という性格設定、あまりに両極端で観客は笑うしかない。まさに”悲劇“と”喜劇“が表裏一体化した世界観と言える。

この難題に、芝居と音楽の両分野を自在に行き来する大原櫻子が果敢に挑戦。この姉妹の狂乱の渦に八嶋智人小泉今日子も参戦。演出は俊英・藤田俊太郎。

<物語>
舞台はニューヨーク郊外の小さな町ミネオラ。一卵性双生児マーナとマイラ姉妹(大原櫻子)、全く同じ容貌でありながら性格は全く似ても似つかず、お互いを遠ざけながら生きてきた。
始まりは1950年代。核戦争の恐怖が日常生活にも蔓延るアイゼンハワー政権下。 保守的な女子高生マーナ、結婚こそが輝かしいゴールだと、すでにジムと婚約中。 一方のマイラと言えば、世間の常識なんかクソくらえの反逆児。男の子たちとも“発展的 交際を広げている。 そんな悪評が耳に入る度、お堅いマーナのストレス爆発寸前 ある時、素行の悪いマイラを諭そうと、マーナに頼まれて婚約者ジムがマイラの元へと向かったのだが・・・。
そして、時代は1969年、ベトナム戦争の泥沼にあえぐニクソン政権下から、1989年、パパ・ブッシュ政権下の世の中へと移り行き…。
ジェンダー、セクシュアリティ、人種、格差…時代と価値観の変遷の中で、真逆の道を歩んできた双子姉妹が見る夢は?2人の人生が交錯することはあるのだろうか?

<公演概要>
日程・会場:2022年1月7日~1月31日 予定   スパイラルホール
※感染拡大状況によって公演日程や開演時間に変更が生じた場合はHP、TwitterなどのSNSで随時発表。
作:ポーラ・ヴォーゲル
演出:藤田俊太郎
翻訳:徐賀世子
出演:大原櫻子 八嶋智人 小泉今日子 王下貴司 斉藤悠
公式サイト⇒ https://www.siscompany.com/mineola/
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