小栗 了 演出 小出 恵介・舞台復帰作 舞台「群盗」開幕!コメントも到着

キャストに新型コロナウイルス陽性者が出た為、 2月23日(祝)までの公演を休止していた舞台「群盗」。
2月24日(木)18時公演より “富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ” にて、ようやく開幕した。
「群盗」が舞台復帰作となる主演の小出恵介、 オーディションにてヒロイン役に選出された池田朱那、 物語の鍵を握る主人公の弟・フランツ役の新里宏太ほか、 多彩な登場人物たちの激しくも切ない葛藤を描く。

<小出恵介より>

実際の舞台に立って
6年半ぶりの舞台出演となりますが、小屋入りしてみて、いよいよ本番という実感を噛み締めています。
久しぶりに舞台に立ち、また演じられる、公演できるということを非常に嬉しく思います

公演が24日となって
本来よりも6日間遅れての開演となり、中止となった公演にお越しいただく予定であったお客さまに、まずはお詫び申し上げます。
1か月半もの間、みっちり稽古をして入念に準備を重ねてきただけに、初日からの中止は本当に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
まだここに戻れていない仲間もいて、その彼らの想いも紡ぎ背負って初日を迎えられたらと思います。

皆さんへ
小栗了さん初演出のもと、丁寧に稽古を重ねてきたので、きっと楽しんで観ていただける内容になっていると思います。
コロナ禍の状況下、劇場に足をお運びいただくお客様には本当に感謝に尽きます。
お越しいただいた方が報いられるような誠意と姿勢を持って、「群盗」というこの作品をお届けしたいと思います。

<池田朱那より>

実際の舞台に立って
舞台は想像以上に広く感じ、こんなところでやるのか…と緊張が走りましたが、同時にこんな素晴らしい劇場で出来ることをとても幸せに感じ、更に気が引き締まりました。

公演開始が24日となって
約1ヶ月半かけてキャスト、スタッフの皆さんで創り上げてきたこの舞台を、出来れば全12公演やりたかったという悔しい気持ちはあります。たった5公演にはなってしまいましたが、このコロナ禍で舞台の上に立てることに感謝しながら、観に来てくださる皆様に存分に楽しんでいただけるような舞台にしたいと思っております。

皆さんへ
今も昔も変わらない人間の心の動きを感じていただけたら嬉しいです。個人的には、今村さん演じるダニエルが大好きです。皆さまも、とっても可愛いダニエルを見て癒されてください。

<新里宏太より>

実際の舞台に立って
実際の舞台に立ち、稽古場と違って奥行きも広さも全然違うし、目の前に客席が広がっている所でお芝居をするという嬉しさが溢れ出て来ていて稽古場にはない感情です。

公演開始が24日となって
公演初日が24日になってしまいましたが、舞台の幕が無事に上がると言うことに一安心しております。溜め込んだエネルギーを24日からぶつけます。

皆さんへ
こんな大変な時期に劇場に来て観劇して下さるという選択をして頂き、ありがとうございます。この作品が1人でも多くの人に伝わって、1人1人の明日への活力になるよう、僕らはしっかりと舞台上で生き抜きたいと思います。

<作品について>
舞台は18世紀中頃のドイツ。
伯爵家に生まれた主人公カールとその弟フランツ。
放蕩息子であるものの父の信頼が厚い熱血漢の兄、幼い頃より父の愛に飢え、
兄への憧れが次第に深い憎しみへと変貌し冷徹に生きる弟。
フランツの策略により兄カールは父からの勘当を言い渡され、
失意の底に落ちたカールはやがて盗賊団のリーダーとなり義賊的な活動に及んでしまう。
共に永遠の愛を誓った恋人アマーリアはカールへの永遠の愛を胸に・・・。
本作は18世紀ドイツにおける啓蒙思想に異を唱える詩人
『フリードリヒ・フォン・シラー』の戯曲第一作目となる作品です。
「理性に対する感情の優越」をテーマに主人公カール、その父モール伯爵、 恋人アマーリア、弟フランツの人間模様と、登場人物の激しくも切ない葛藤を描く傑作戯曲「群盗」。
悲劇の中に芽生える深い愛と憎しみのストーリーは
人が行う不変的な何かを教えてくれることでしょう。
<インタビュー記事>

小出恵介主演 舞台「群盗」 演出 小栗了 インタビュー

<概要>
日程・会場:2022年2月24日~ 2月27日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
演目:群盗(ぐんとう)
原作:フリードリヒ・フォン・シラー
出演:小出恵介/池田朱那/新里宏太 ほか
演出:小栗了
美術:成本活明
衣装:大岩大祐
音楽:カワイヒデヒロ(fox capture plan)
主催:合同会社VOLTEX
後援: ドイツ連邦共和国大使館
公式HP:https://www.mizuhodai-warehouse.jp