超歌舞伎 2022 Powered by NTT」を、2022年8月4日(木)~7日(日)に福岡・博多座、8月13日(土) ~16日(火)に名古屋・御園座、8月21日(日)~9月3日(土)に東京・新橋演舞場、9月8日(木)~25日(日)京都・ 南座にて上演。
2016 年の「ニコニコ超会議」にて誕生した「超歌舞伎」。幅広い分野で活躍する歌舞伎俳優・中村獅童と、バーチャルシンガーの金字塔として世界をまたにかけて活躍する初音ミクが競演、古典歌舞伎と最新技術が融合した全く新しい歌舞伎公演は、「ニコニコ超会議」の恒例行事として好評を博し、京都・南座でも上演。
そして今回、幕張メッセを飛び出し東京、京都、名古屋、福岡の全国4都市での上演することに。
今年のニコニコ超会議を興奮の渦に巻き込んだ、古代王朝スペクタクルをテーマにした『永遠花誉効』(とわのはなほまれのいさおし)をは じめ、必見の舞台。
ペンライトを振ってお客様にご参加いただいたり、舞台と客席が一体となったライブ会場さながらの熱い大団円をご体感いただくなど、〝超 歌舞伎ならではの文化〟も創り出され、公演を重ねるごとに進化し続けている「超歌舞伎」。
中でも最大の見どころは、日本が誇る伝統の歌舞伎とNTTが開発した最新技術をはじめとするテクノロジーのコラボレーション。かつてない夢の空間で、新たな歌舞伎を。
公演に先駆けて会見が行われた。登壇したのは、中村獅童、小川陽喜、澤村國矢。
まずは挨拶、中村獅童は「今度は4ヶ月公演実現、とても嬉しいです」と喜びを口にし、澤村國矢も「今回は新橋演舞場でも!ドキドキしております」とコメント。小川陽喜は「よろしくお願いします!」と元気よく。
そして映像で初音ミクから「中村獅童さん始め、パワー溢れる舞台に。稽古に励んでおります」と挨拶。
この超歌舞伎、最新技術も見逃せないが、何と言ってもペンライト振り回しての応援、観劇を推奨。幕張メッセでは、例年、色とりどりのペンライトで揺れている。「博多も大好き、名古屋も度々訪れていますが、こういうところでできるのが嬉しい。(陽喜を見つつ)夏休み返上で頑張ってもらうしかない。ライバルですから(笑)。宣伝で親子でバラエティ番組に出演させていただいてますが、カメラは陽喜ばかりで、僕はほとんど(笑)。
それに対して陽喜の方は「ライバルじゃない」とクールな答え(笑)。七夕にちなんで「何かお願い事は?」の質問に対して「ない」と一言。中村獅童は「僕も大人げないので、ヒーローモノの赤い役(メイン)の取り合いをします。つい、本気になっちゃうんで泣かせています…陽喜は喧嘩してもパパのベッドにくる、『パパ、ごめんね』と…ちょっと大人っぽい。大人げなくって、『そうだね』って流すことができない、負けてあげることができない、妻からは『いい加減にしてくれる?』と(笑)。舞台の上では陽喜に負けたくない」と闘志を燃やす(笑)。「見得が上手くなった、六方も上手くなった」と澤村國矢。そして「長丁場なので体力勝負」と気を引き締めた。
見どころについての質問が出た。中村獅童は「NTTさんの技術が進歩しているのと、ミクさんの上達ぶり、踊りが年々、上手くなっている。最新技術と古典の融合、ペンライトは思いっきり振って!超歌舞伎のみ振っていいので、お祭り気分で、歌舞伎は敷居が高いと思われていますが、若い方に知っていただく、これが使命だと思っています。大変な時期ですが、ルールを守って全身全霊で。子供には好きなことをどんどんやってほしい、すくすく育っていますので、僕の父は早くに廃業してますが、辞めても。『やってみたい』と言ったので、こんな大舞台で…」と語る。見どころとしては「バーチャルの技術、劇中で相撲を取ります。映像も迫力があるので。立ち回りは陽喜と(笑)」最新技術、360度カメラから全方位を撮って抽出する技術があるが、ここは見どころとなる。そのほか、技術的な見どころ、さらに「盛りだくさん!お腹いっぱいになります。南座での公演の時におじいちゃん、おばあちゃんがペンライト振ってて『孫を連れてこようか』と。最新技術の融合をたのしんでほしい」とアピール。
初演から7年の歳月が流れたが中村獅童は「初音ミクさんと何やるの?と色眼鏡で。諦めずにやって…若者、サブカルチャー好きが育ててくれた。超歌舞伎ファンとの友情。初演の時から『進出してやる』と思ってまして、南座が決まった時は『時代が動いたかな』と。人には運命、役割があります。僕はこういうことをやって他のジャンルの方を振り向かせる。歌舞伎を歌舞伎界を変えて行きたい。若者、澤村國矢にも主要な役をやってもらっています。希望の星になればいい。未来に向かって、歌舞伎がその時代、その時代を生きる演劇を。100年後、これが古典として残っているかもしれません。未来に向かってやれることをやっていきたい」と熱く語った。
それを受けて澤村國矢は「門閥外、一般家庭からきまして真ん中に立つのは縁のないこと、夢が叶いました。真ん中に立った時の景色、立たせたい同輩は大勢います。先頭を切って成果を残したい、認められるようにしたい、それがリミテッド公演、みんなの夢のために全身全霊で向かっていきます」と熱く語った。
また劇場によって演出は変わるのか?という質問がでた。中村獅童は「そのような予定はありませんが、大きさが変わるので、そういうところでの変わる可能性はあります。約70公演、陽喜は幼稚園のこともあるので、地方は限定出演になります。ただ子供なので万が一のことを考えて当初から2パターン用意しています」とのこと。ここで時間となり、会見はここで終了した。
なお、応援必須アイテムであるサイリウム(もちろん、オリジナル!)は会場で販売される。
超歌舞伎とは?
2016(平成 28)年より松竹とドワンゴが共同製作し、「ニコニコ超会議」の中で公演を重ねてきた全く新しい 歌舞伎公演。日本の伝統芸能を代表する“歌舞伎”と、NTT が研究開発を進めてきた超高臨場感通信技術 「Kirari!」をはじめとする、最新テクノロジーが融合し、エンターテインメントの限りない可能性を切り拓いた。 「超歌舞伎」の大きな見どころは、歌舞伎がバーチャルシンガーとコラボするという初めて見る夢の空間をNTTの最新技術を駆使して創り出すところ。 さらに「超歌舞伎」は通常の歌舞伎公演とは異なり、観客参加型の演出も見どころです。ペンライト(サイリウム)を振って演出に参加いただいたり、“萬屋”、“初音屋”、“電話屋”といった思い思いの大向うのコメントが、ニコニコ動画上に映し出されたりするなど、超歌舞伎ならではの文化も誕生し、人気を博している。
概要
日程・会場:
2022年8月4日(木)~ 7日(日) 博多座
8月13日(土)~ 16日(火) 御園座
8月21日(日)~9月3日(土) 新橋演舞場
9月8日(木)~ 25日(日) 南座
公式HP:https://chokabuki.jp/2022theatre/