舞台「呪術廻戦」が満を辞して開幕した。
『呪術廻戦』は、原作は芥見下々の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2018年14号から連載中。2020年にアニメ放映、また、人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー・バトル。略称は『呪術』。また、劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』が2021年12月に公開されている。
舞台「呪術廻戦」のBlu-ray&DVDの発売(23年1月)が早くも明らかに。バックステージ映像やカーテンコール映像も収録予定。U-NEXTで配信(マルチアングル)も用意されているので、劇場に行かれないファンはこちらで。
ストーリーは1巻1話、2018年6月の宮城県仙台市から始まる。常人離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(佐藤流司)は両親を知らず、祖父の手で育てられた。彼にとって大事な祖父が薨る。虎杖の学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、人を襲う化物・呪霊が現れ、虎杖は「呪物」回収のために現れた呪術師の伏黒恵(泰江和明)とともに、取り残された先輩を救うため校舎へ乗り込むのだった。
原作を読んでいれば、おのずとその後の展開はわかるはず。導入部分、テンポ良く進み、虎杖は都立呪術高専に入学し、呪術師としての人生をスタートさせる。
虎杖は快活・素直、祖父の遺言、常に仲間や他の人々に対してできる限り限り救おうと心がける。翌月の7月、西東京市の少年院に特級呪霊の呪胎が出現、虎杖、伏黒、そして釘崎野薔薇(豊原江理佳)が人命救出のため派遣される。
所々にちょっとした楽しく笑えるシーンやセリフを挟み込み、そしてミュージカルではないが、歌も!これがかなりのナンバーがあり、初っ端から佐藤流司の歌唱、また、ほぼ全てのキャラクターが歌うので、ここは見どころ&聴きどころとなる(どこからか、スタンドマイクも登場)。ロックっぽい楽曲もあって、ここはクラップなどで盛り上がりたい。
休憩を挟んで、2幕、1級呪術師の七海建人(和田雅成)、そしてキーマンとなる高校生・吉野順平(福澤希空)、また不敵な笑いを浮かべる真人(太田基裕)が登場、後半のバトルシーンは必見。真人がなかなか手強いので!!
全てのキャラクターに見せ場があり、呪術についてはマンパワーのところもあり、また映像演出も凝っている。紗幕も使って、あらゆる手法で!舞台、ライブならではの勢いとキャスト陣の汗、主人公・虎杖悠仁の言葉「俺は強くなる!」、困難が待ち受けているが、素直に応援したくなる。呪霊たちは、人間の負の感情から生まれたという設定、また生きること、死ぬこと、哲学的であり、深淵。
なお、ゲネプロ前に演出家の小林顕作から簡単な挨拶があった。
「ゲネプロなのにこんなにたくさん…嬉しい限りです。いろんな失敗もあります、役者も緊張しているので、温かい心で見守ってください。歌とかは拍手で(ここで拍手の練習)頑張ります!面白かったら笑っても…励みになります」ゲネプロ中は笑いや拍手もあり、良い感じでゲネプロは終了した。映像演出、そこにアクションを合わせる、段取りも多く、稽古も大変だったと思うが、「呪術廻戦」ならではの世界観を舞台上に。東京公演は31日まで、大阪は8月4日から14日まで。
虎杖悠仁役 佐藤流司
ついに初日の幕が上がります。
有難い事に非常に多くの反響を頂きまして、皆さんの応援に支えられて素晴らしいスタートが切れそうです。
ネタバレになるのもアレですし多くは語れませんが、アクションありダンスあり歌あり笑いあり、そして感動ありの最高のエンタメです。
舞台ってこうだよな。これだから良いよな。と、我々にも思わせてくれる作品です。
最後まで応援宜しくお願い致します。
伏黒 恵 役:泰江和明
皆様江改めてご挨拶。
舞台「呪術廻戦」伏黒 恵を演じさせて頂きます、泰江和明です。 いよいよ開幕、ここまで来られたことに改めて支えて下さった全ての関係者様に感謝です。 演出の小林顕作さんへの絶対の信頼と和気藹々とした雰囲気の中で創り上げたじゅじゅステだからこその世界観。 座長の佐藤流司くんをはじめ今回の素晴らしいキャストの皆さんと共に皆様の負の感情を吹き飛ばします。 最後までどうぞ応援の程よろしくお願いします。
釘崎野薔薇 役:豊原江理佳
舞台「呪術廻戦」ついに開幕です。 それぞれのキャラクターが舞台の上で懸命に生きる姿を目に焼き付けていただきたいです。 見どころたくさんの、目が足りない作品になったと思います。ぜひ日々の複雑な感情を全部持っていらしてくださ い、劇場にお越しいただけるのを心躍らせながらお待ちしています!
七海建人 役:和田雅成
舞台「呪術廻戦」
初日の幕が無事に上がります。
ここまで辿り着く事が出来ました。
今の世の中も相まって、舞台にかけるみんなの想いが凄まじいです。 舞台上で一人一人から溢れるエネルギーで皆様の明日への活力を生み出せるよう尽力いたします。 そして千秋楽まで呪いを祓い続けられるように、色んな事に気をつけながらキャスト、スタッフの皆様と共に駆け抜けます。
真人 役:太田基裕
真人を演じます太田基裕です。 真人が活き活きと舞台空間、作品を謳歌できるように日々精進したいと思います。 ぜひ生の感覚を楽しんでください。
劇場でお待ちしています。
ステキな時間を共有できますように。
夏油 傑 役:藤田 玲
僕自身大好きな「呪術廻戦」に大好きな「夏油 傑」として出演させていただけることを改めて光栄に思います。漫 画やアニメの現実離れした設定や動き、登場人物を、演出の顕作さんのアイディアの元に、カンパニー全員で試 行錯誤して「演劇」として創りあげた作品です。皆様にお届けできる事にとてもワクワクしております。 舞台「呪術廻戦」どうぞ宜しくお願い致します。
五条 悟 役:三浦涼介
舞台「呪術廻戦」ついに開幕です。この作品を劇場で見て下さる皆様にはもちろんの事、配信をご覧になる皆様 にもエネルギーを伝えていく事、精一杯に心を込めてお届け出来るよう千秋楽まで精進して参ります。 お稽古場を経て劇場で初めて形となる事がたくさんあります。映像や音、ライトに大きな幕。たくさんの方々の力と 僕達役者陣の生き様が初めて合わさる瞬間瞬間を見逃さずどうぞお楽しみ下さい。僕自身も一つ一つ繋ぎ止め ることを逃さず演じます。 まだまだ不安定な日々ではありますが、舞台「呪術廻戦」をご覧になられる皆様に演劇の素晴らしさとエンターテイメントを感じて頂けますように。
[キャスト]
虎杖悠仁役 佐藤流司
伏黒 恵役 泰江和明
釘崎野薔薇役 豊原江理佳
禪院 真希役 高月彩良
狗巻 棘役 定本楓馬
パンダ役 寺山武志
七海建人役 和田雅成
伊地知潔高 田中穂先
家入硝子 石井美絵子
真人役 太田基裕
吉野順平役 福澤希空(WATWING)
夏油傑役 藤田玲
漏瑚役 山岸門人
花御役 南誉士広
両面宿儺役 五十嵐拓人
五条悟 役 三浦涼介
アンサンブル
河野凌太
小泉凱
遠井公輝
長嶋拓也
望月凛
概要
日程・会場:
東京
2022年7月15日〜7月31日 天王洲 銀河劇場
大阪
2022年8月4日〜8月14日 メルパルクホール大阪
原作:「呪術廻戦」芥見下々
脚本:喜安浩平
演出:小林顕作
公式サイト:https://www.jujutsukaisen-stage.com
公式ツイッター:https://twitter.com/jujutsu_stage
©芥見下々/集英社
©芥見下々/集英社・舞台「呪術廻戦」製作委員会