「東京文化会館リラックス・パフォーマンス〜世代、障害をこえて 楽しめるコンサート〜」開催

少し音をたてても、身体が動いても、大丈夫。みんなで一緒に楽しめるクラシックコンサート。
リラックス・パフォーマンスの「リラックス relaxed」は“寛容な”という意味。少し音をたてても、身体が動いても、 大丈夫。発達障害や自閉症、聴覚障害などでホールでの音楽鑑賞に不安がある方も、安心して一緒に楽しめる公演。

芸術文化とウェルビーイングをすべての人に届け、誰もが自分らしく生き生きと暮らせる社会の実現に向けて、東京文化会館(公益財団法人東京都歴史文化財団)では、障害や年齢、社会的背景にかかわらず多様な人々が音楽やアート活動に 参加し、共に楽しめることを目的にした「コンビビアル・プロジェクト」を推進。
その一環として、2022年11月19日に「東京文化会館 リラックス・パフォーマンス」を開催。
リラックス・パフォーマンスは、通常の公演と異なり、障害・世代などをこえてあらゆる人が安心して音楽を楽しめる公演。リラックス・パフォーマンスの「リラックス relaxed」は“寛容な”という意味があり、欧米で近年定着してきている公演形態。
発達障害や自閉症などにより劇場や音楽ホールでの従来の音楽鑑賞に不安がある方、「鑑賞マナーが厳しくて行きにくい 」と思われる方や、クラシック音楽が初めての方、4歳以上のお子様、聴覚に不安のある方も一緒にお楽しみいただけるように、様々な工夫やサポートを用意。

<2020年公演の様子>

世代、障害を越えてオーケストラコンサートを…… 東京文化会館 リラックス・パフォーマンス

概要
日時:2022年11月19日(土)14:00〜15:00(13:15開場)休憩なし
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)
出演
東京音楽コンクール入賞者を含む新進気鋭のピアニスト2名の他、イギリスで先駆的な取組みを行う室内管弦楽団マンチ ェスター・カメラータのメンバーと、多方面で活躍するろう者の俳優をゲストに迎え、ナビゲーターは、音楽と人を つなぐ東京文化会館ワークショップ・リーダーが担当。
ピアノ:
北村明日人(第17回東京音楽コンクールピアノ部門第2位)
高倉圭吾
ゲスト出演: アミーナ・フサイン(マンチェスター・カメラータ首席フルート奏者) ナオミ・アタートン(マンチェスター・カメラータ首席ホルン奏者) 河合祐三子(俳優/ろう通訳者) ナビゲーター:伊原小百合(東京文化会館ワークショップ・リーダー) 手話通訳:加藤裕子、小徳良枝、瀬戶口裕子、南里清美、山崎薫
曲目:
2台のピアノによる迫力ある演奏をお届け。また、マンチェスター・カメラータの2名との共演も。
チャイコフスキー(ラフマニノフ編曲):組曲『眠れる森の美女』 Op.66a 第5曲 ワルツ
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
フォーレ:組曲『ドリー』 Op.56より 第3曲「ドリーの庭」
ホルスト:組曲『惑星』 Op.32より 第4曲「木星(ジュピター)」
J.S.バッハ:カンタータ『わが楽しみは、元気な狩のみ』 BWV208より 第9曲 アリア「羊は安らかに草を食み」 ミヨー:組曲『スカラムーシュ』より 第3楽章「ブラジルの女」
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ⻑調 K448より 第3楽章 アレグロ・モルト
サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』より 第14曲 フィナーレ

WEB:https://www.t-bunka.jp/about/on_stage.html