ジャパニーズホラーを牽引するホラー映画界の巨匠清水崇監督の代表作『呪怨』が、8月12日より こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて、体感型ライブショーとして上演。
『呪怨』シリーズは、『呪怨』『呪怨2』のビデオ版に始まり、劇場版、ゲーム、ドラマなど数々のメディアMIX 化や『THE JUON/呪怨』シリーズとしてハリウッドリメイク版映画も製作されるなど、2000年代以降の “ジャパニーズホラー”ブームの火付け役として国内にとどまらず世界中の人々を恐怖で魅了する、日本が誇るホラーコンテンツ。
今夏のライブショーでは、2000年に発売されたビデオ版『呪怨』『呪怨2』のストーリーをベースに、真夏にふさわしいライブエンターテインメントとして、身も心も恐怖で震える体験がお客様を待ち受けます。
脚本はフジテレビ「ほんとにあった怖い話」などの穂科エミ、演出は朗読劇や舞台等エンタメイベントを幅広く手掛ける田邊俊喜が務め、恐怖監修にお化け屋敷プロデューサーの五味弘文。
出演キャストは、小学校教師・小林俊介役に小松準弥、妊娠中の妻・真奈美役に大場美奈、怨念が宿る一戸建 てを仲介する不動産屋・鈴木達也役にあべこうじ、その妹で強い霊感を持つ鈴木響子役に原 幹恵、中古物件で夫婦生活を始める北田良美役に越智ゆらの、事件の顛末を追う吉川刑事役に野添義弘が出演。さらに「呪怨」の象徴的存在・佐伯伽椰子役に佐々木心音、そして「呪怨」を呼び覚ました猟奇殺人犯・佐伯剛雄役をいしだ壱成が演じる。
その他主要キャストに加え、クワトロキャストの怨霊・佐伯俊雄に、10名の女性キャスト陣による【凶演者】たちが、恐怖の演出を盛り上げていく。
梅雨も明け、猛暑の中、制作発表会が行われた。
登壇者は小松準弥、大場美奈、あべこうじ、原幹恵、いしだ壱成。
オファーを受けた時の感想とこの作品の舞台化について、
小松準弥は「どういう表現になるのだろうか」と思ったそうで、オファーについては「光栄です」とコメントし「(劇場という)同じ空間で世界観を感じられる、涼しくなります。いろんな方に楽しんでもらいたい」と語った。
大場美奈は「ホラーは大好き。ホラーと舞台の組み合わせ、想像つかない、舞台の概念が変わります(隣でいしだ壱成が「優等生だねー」)」と言い、あべこうじは「ホラーはハッピーとは真逆かなと思ったのですが、表裏一体でした」とコメントし、また、オファーについては「なんで呼んでいただけたのか不思議」と語った。
原 幹恵はオファーを聞いた瞬間「舞台?やりたいです!」と即答。「本当に怖い作品です。高校生の頃に観て、怖すぎて!寝れない!稽古場で何かが起こるんじゃないかと…」と(とりあえず、まだ何もなさそう)。
いしだ壱成は「実はだいぶまえにオファーはいただいてて、色々お伺いして日本を代表する作品になるなと。実験的な作品になるんじゃないかな?」と語る。
元になってるのは『呪怨』『呪怨2』。これがシリーズの中では一番、怖いのでは?ということで、この2つがチョイスされたそう。原 幹恵は「ビデオは観たのですが…怖くて顔隠してたので、実はちゃんと観れてない」とかなり怖かったことを話した。大場美奈は「昭和チック」と言い、小松準弥は「ちょっと昔のお話で、まだ耐えられるけど、人間の怖さが」と語る。あべこうじは「『あ、あるある』ということがめちゃめちゃ詰まった作品」と語る。また舞台上の表現については小松準弥は「忠実に再現されているところもあるけど、舞台ならでは、のところもある」と語るが、ここは観てのお楽しみ。また、舞台の作りについては小松準弥が続けて「ステージが真ん中、客席に囲まれています。360度、観ていただける、セットが回る、いろんな場面が観れます。席によっても変わりますのでセットの作りも楽しんでいただけます」と語る。ここもお楽しみポイント。大場美奈は「入った瞬間から怖い、そこに何かが…何がくるのか、何も来ないのか、会場全体、扉をあけた瞬間からホラーです」とコメント。あべこうじは「くるくる回るので、ではけがわからなくなる」とコメント、その直後!突然に!!!「びっくりしたー!!!」といしだ壱成。
実は登壇者には知らされていなかった、制作発表会中に佐伯伽椰子(佐々木心音)と佐伯俊雄(福田龍世)が!!フォトセッションの時に登壇する、とは事前に知らされていたが、ここで登場するとは!!!サプライーーーズ!!!
さて、話が元に戻り、あべこうじが演じる鈴木達也について原 幹恵が「鈍感すぎてムカついてくるキャラ」といい、あべこうじも「「『え?』っていうその空気感」と補足説明。さらに「みんなで息を合わせないと成立しない」と難しさを語る。
ちなみに幽霊とかお化けを信じるか信じないか、という質問がでた。全員が「信じる」中でもいしだ壱成は「いろんなものが見えて困る(小松準弥が「一番怖い!」)」、原 幹恵は「子供の頃から信じています。どの写真撮っても自分だけいないとか…(一同「えーーーーー!」)」といい、小松準弥は「中高生のころ、金縛りに」と語ったが、信じる信じないどころか、ホラー体験が!!
また役柄についてはいしだ壱成は「やばい役」、原 幹恵は「霊感がある役、兄(鈴木達也(あべこうじ))のせいで巻き込まれる、ストーリーテラー的な要素があります。お客様を巻き込んでいけたら」といい、あべこうじは「(霊感ないので)バカだなーという役、何かの流れで巻き込まれていく役でやる気ない役、明るくみんなを巻き込みます」と語る。大場美奈は「小林俊介(小松準弥)の妻の役でごく普通の主婦、一見幸せそうな役で呪いとは真逆な場所にいます。ただ、作品に飲み込まれすぎてハッピーになりきれていないので、(役について)研究していきたい」と語る。小松準弥は「夫で子供も生まれてくる、幸せな家庭のパパ。小林家はすごく平和で誰もが羨むような…対比を楽しんでもらえたら」とコメント。また、妊婦の格好での登壇の大場美奈は「もっと重たいんだろうなと。妊婦の研究を重ねていきたい」と語った。
最後にPR。
いしだ壱成「体調を万全にして頑張って良い作品に。構えずに…めちゃめちゃ怖いので!」
原 幹恵「舞台で『呪怨 THE LIVE』どうなるか、お楽しみに。体験版です。どこかお化け屋敷に近い感覚、新しい感覚、暑い中、ひやっとした気持ちに」
あべこうじ「どのように舞台に、お芝居になるか、髪の毛洗う時に後ろが気になるように(笑)」
大場美奈「呪怨 THE LIVE』、新しい、怖いものを追求してお届けします。逃げられる席もご用意しています。逃げても叫んでも大丈夫」
小松準弥「『呪怨 THE LIVE』舞台上で世界を作っていく、怖いだけでなく、人間が怖かったり、人間の感情も。演劇としてもアトラクションとしても楽しんでいただけるように。声出しOK、叫んで!この夏を楽しんで」
あらすじ
呪怨とは、強い怨みをいただいて死んだモノの呪い― ある一家で起きた惨殺事件をきっかけに、次々に起こる怪奇現象…。 怨念が蓄積されて「業」となった呪いのバショは、そこに触れたモノ全ての命を奪い、新たな呪いを生み出していく―。
概要
公演タイトル:「呪怨 THE LIVE」
日程会場:2023年8月12日(土)~20日(日) こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
原作:『呪怨』『呪怨2』(製作:東映ビデオ 脚本・監督:清水崇)
脚本:穂科エミ
演出:田邊俊喜
恐怖監修:五味弘文
出演
小林俊介:小松準弥
小林真奈美:大場美奈
鈴木達也:あべこうじ
鈴木響子:原 幹恵
鈴木信之:古賀 瑠
神尾刑事:荒木健太朗
北田良美:越智ゆらの
北田洋:宮下幸生
吉川刑事:野添義弘
佐伯俊雄:福田龍世/石井 舜/溝口凛瞳/いおり
佐伯伽椰子:佐々木心音
佐伯剛雄:いしだ壱成
凶演者
斉藤ひかり 木原実優 真辺彩加 絃ユリナ 白石真菜 福島 愛 CHIRI 柴崎菜々 和田望伶 鶴田 彩
主催:「呪怨 THE LIVE」製作委員会
公式ホームページ:https://juonthelive.com
©清水崇・東映ビデオ/『呪怨 THE LIVE』製作委員会