態変40周年記念 プレ企画 金滿里とテンギョー・クラが仕掛けるアフリカンジャンボリー 態変アフリカ days vol.1 「ナミビア エクスペリエンス」

記念公演プレ企画 ”態変アフリカ DAYS ”
~『私たちはアフリカからやってきた』へと続く道、2 つのスペシャル企画を開催!

vol.1 ナミビア エクスペリエンス(7/29) vol.2 ケニア編 (8/25・8/26)
態変アフリカ DAYS vol.1 は、現在アフリカに滞在中のテンギョー・クラをコーディネーターに迎え、この企画のために現地ダ ンサーによって組織されたダンスの映像と態変身体がコラボレーションを試みる実験企画。
そして態変アフリカDAYS vol.2は、1992年のケニア公演を当時の映像資料で振り返る上映会と、当時ケニアに滞在し、 現在も現地での支援を続ける菊本照子さんを迎えてケニアの現在と未来について学ぶレクチャー企画。
これらのプレ企画を通し、決して近くはないアフリカへ、態変が30年ぶりに近づいていく。 それはもう、そこへ行かなければ先がない、という切実な思いが身体に現れる、『私たちはアフリカからやってきた』に続く道。

主催より
2023 年、態変は40周年を迎えました。
態変40年を語る時、ターニングポイントとなったのが、1992 年のケニア公演です。
創立10年を前に飛び込んできた初の海外公演が、あろうことかアフリカのケニア! 重度障碍者の海外渡航じたいが困難だった時代に、10名の障碍者(車イス6台)と舞台スタッフ兼介護の20名がケニア3都市で、芸術性において妥協しない公演をやりきってきた、25日間の大冒険でした。 生きて帰ること、それにもまして芸術をすることへの欲を出し切ること。これが、その時のキーワードであり、その後の態変の進む 方向そのものとなりました。

40周年記念公演
新作『私たちはアフリカからやってきた』 (作・演出・芸術監督 金滿里)
そして今年、40周年を迎える態変が真正面からアフリカに挑みます。 今、毎日のニュースから、戦争の話題が消えることがありません。 覇権と欲得にまみれて人類全体を破滅に導きかねない政治のパワーゲームに最も翻弄されているのがアフリカ諸国かもしれ ませんが、アフリカは人間の持つ本質的な力という面では、強大な力を秘めているようです。 そういう力を我々自身が呼び覚ましていくことが、破滅に太刀打ちしていく術なのではないか。 態変が「戦争」を描く時、そこにこそ希望があるのではないかと思うのです。
物語は、二部構成で描かれる― 人類発祥の地と一説にいわれるアフリカから、偉大な旅が始まる第一部(グレートジャーニー) そうやって出て行ったポジティブな旅の連中が、第二部(奴隷船)では、巨悪な資本主義の根源である奴隷制度の 時代に帰ってくる。その時、旅にもまれた連中がかき回す世界は、どんなうねりを発するのか?

プレ企画概要
態変アフリカ days vol.1 ナミビア エクスペリエンス ~態変&ナミビアのアーティストがダンスで炸裂!
金滿里とテンギョー・クラが仕掛けるアフリカンジャンボリー
日時:7/29(土)19:00
会場:メタモルホール
第一部 パフォーマンス
ナミビアの「オシャカティ」という街から届くダンスの映像と、 態変の身体表現生パフォーマンスが一夜限りのコラボレーション!アフリカ楽器の生演奏もあり! 演奏:アモ
第二部 トークセッション
ナミビアのテンギョー・クラ氏と態変・金満里を ZOOM でつなぐライブトーク。それぞれのアフリカへの想い、新作『私たちはアフリカから やってきた』との関連などを熱く語り合います。

テンギョー・クラ プロフィール
2001年より世界の様々な地域でヴァガボンド(よそ者)として生きる。モンゴルの大学で英語教師、スリランカのロースクール で語学教師、ノルウェーの大学で現代日本文化講師、ラトビアの高校で日本語教師を務めるなどした後、ストーリーテラーとし ての活動を開始。アジア、ヨーロッパ、南米、アフリカでの滞在制作を行いながら、東京都の文化事業でコミュニティや福祉とのア ートプロジェクトに参加するなどプログラムイニシエーターとしても活動。コロナによるパンデミック期間は釜ヶ崎芸術大学などで知ら れる大阪市のアート NPO ココルームで現場作りの責任者を務めた。2022年11月よりアフリカ各国での活動を再開。マダガ スカル、ジンバブエ、ボツワナでソーシャルインクルーシブプロジェクトの導入に取り組み、2023年7月現在ナミビアで活動中。

態変アフリカ days vol.2 「ケニア編」
1日目[映像と報告]
MIUJIZA KTOKA JAPAN 態変ケニア公演(1992年)回顧
日時会場:8月25日(金)19:00~21:00 メタモルホール
全ての発端となったケニアからの 1 通の手紙は、何の前触れもなく突然に舞 い込んできた。差出人は、青少年を対象にした演劇企画を専門にする組 織だという、ナイロビプレイヤーズのプロデューサー。そこから態変は、いかにし
て、ケニア 3 都市公演を成し遂げることができたのか。伝説のツアーを経験したパフォーマーとスタッフが当時を振り返り、お話します。
現地で撮影した貴重な記録映像もご覧いただきます。
2日目[講演]
「ケニアのマトマイニ(希望)を育てる」 お話:菊本照子さん
日時会場:8月26日(土)14:00~16:00 メタモルホール
ケニアで長年にわたり孤児院マトマイニ・チルドレン・ホームを運営してこられ、 またシングルマザーの自立支援などにも取り組んでこられた菊本照子さん。 態変ケニア公演の準備渡航でメンバーの一人が重病で命を落としかけた際 に手を差し伸べてくださって以来のご縁です。この春も現地で活動されてきた菊本さんに、ケニアのこれまでとこれからをお話いただきます。ケニアからやってきた紅茶やフェルトアニマルの販売も行います。

態変40周年記念公演 概要
私たちはアフリカからやってきた
作・演出・芸術監督 金滿里 音楽 内橋和久
出演 金滿里 小泉ゆうすけ 下村雅哉 渡辺綾乃 井尻和美 向井望 池田勇人 山﨑ゆき
2023年
10月27日(金)19:00 ※1
10月28日(土)13:30 ※2/ 18:30 
10月29日(日)13:30
会場 ABCホール
アフタートーク ※1=テンギョー・クラ ※2=齋藤幸平
舞台監督 大田和司 美術 吉田顕
照明 三浦あさ子
音響 勝藤珠子 宣伝美術 東學(188)