『深夜食堂』がミュージカルに!マスター役は筧利夫 演出は荻田浩一

原作はもちろん、 ドラマ、 映画としても大ヒットとした『深夜食堂』がついに舞台版として、 しかもミュージカルに!
演出には煌びやかさと人間模様の細やかさを描き分ける荻田浩一を、 マスター役には幅広いジャンルで活躍し続ける筧利夫を迎え、 2018年10月26日(金)~11月11日(日)、 原作の舞台ともなっている新宿(シアターサンモール)にて夜の食堂を開店。

“満たしてくれるのは空腹だけじゃない-深夜に開店する小さな食堂の物語”
深夜0時、 看板もないその食堂は静かに店を開ける。 メニューは豚汁定食だけ。 あとは勝手に注文すれば出来るものは出してくれる。
そんな夜更けじゃ客も来そうにないその店を人は「深夜食堂」と呼ぶ。
朝の7時を迎えるまで、 そこに集まる人々が満たしたいのは空腹だけじゃない。

国境を超え、 世界中で大ヒットした作品!
第39回日本漫画家協会賞大賞受賞を受賞した『深夜食堂』は、 ドラマとして3シリーズ、 映画として2シリーズが製作されただけでなく、 NETFLIXを通して世界配信され大ヒットを続けている。
また韓国では韓国オリジナルのドラマシリーズが製作されるほどの人気で、 今回の舞台化にあたっては原作のファンであるクリエイター陣が「好きな作品を楽しく作りたい!」と意気投合してチャレンジした結果生まれたのである。

韓国を代表するクリエイター陣×本家日本のキャストで小劇場から送る大傑作!
脚本は第2回「韓国ミュージカル・アワーズ」で脚本賞を受賞したジョン・ヨンが担当。
作曲は、 日本でも2016年、 2017年と上演され話題となった『キム・ジョンウク探し(Finding Mr.DESTINY)』『オー!あなたが眠っている間に』など韓国ではヒット作常連となっているキム・ヘソンが担当した。
そして日本版で「めしや」のマスターを務めるのは筧利夫。 舞台はもちろん、 テレビドラマ、 ナレーション、 CM、 番組MCなど様々なフィールドで活躍する筧による、 新たなマスターの誕生が楽しみだ。
また「めしや」にやってくる面々には『レ・ミゼラブル』でマリウスを演じる田村良太が人生初のゲイバーのママ・小寿々に挑戦する他、 D-BOYSのメンバーで若手の期待株・碓井将大がヤクザの舎弟・ゲンに、 Chelsy解散後ソロプロジェクトを始動したばかりのAMIが等身大のシンガーソングライター・千鳥みゆきに、 そして宝塚歌劇団で元雪組の名コンビ「えりあゆ」として親しまれた壮一帆と愛加あゆがお茶ずけシスターズに扮して再びコンビを組む。

10人を超える登場人物たちが、 料理にまつわるエピソードを中心に語る人生の悲喜こもごもを奏でる。

マスター(筧利夫)
「めしや(深夜食堂)」の店主。 訪れる客の打ち明け話を黙って聞きながら料理を作る。 そして他の客たちに(観客)に、 彼らの物語を語って聞かせる。 目には訳ありそうな切り傷の痕。

忠(藤重政孝)
長年この町でストリップを見続けてきた古参。 噂話が大好きで世話焼きなため、 町の情報通でもある。 40代後半で未婚。 母と二人暮らし。 母はいつも酔っ払い。

小寿々(田村良太)
新宿2丁目で28年間ゲイバーを営んできた40代後半のゲイ

剣崎竜(小林タカ鹿)
暴力団の幹部。 強面で無口だが情に厚い。 どこか影があり寂しげにも見える。

ゲン(碓井将大)
竜の舎弟。 口は悪いが兄貴思いで人懐っこいところもある。

マリリン松嶋(エリアンナ)
豊満な胸で人気のストリッパー。 外見はセクシーだが性格は逞しい。 男に惚れやすく飽きやすいが、 意外とピュアでもある。

千鳥みゆき(AMI)
売れない歌手。 後にヒットソングを生み出すが病でこの世を去る。 「めしや」に迷い込む寒さに震える孤独な野良猫のような存在。

お茶漬けシスターズ:鮭(谷口ゆうな)
肥満体質。 可愛い子だけがもてはやされる世の中を嘆いている。

お茶漬けシスターズ:明太子(愛加あゆ)
男選びの条件が厳しい現実主義者。

お茶漬けシスターズ:梅(壮一帆)
映画みたいな恋愛を夢見る少女のようなキャラ。

 

<あらすじ>
新宿の路地裏。 看板も出さず深夜0時から朝7時まで営業している食堂「めしや」。
人々はこの場所を『深夜食堂』と呼ぶ。
この食堂を営むマスターは、 目の上にある意味深な傷跡のせいで少し強面に見えるが、 食堂を訪れたお客さんの話を黙って聞きながら、 彼らが望む料理は出来るものなら何でも作って出してくれる。
深夜食堂を訪ねるお客さんは様々。
28年間ゲイバーを営んできた40代後半の小寿々。
魅力溢れるニューハートの看板ストリッパー・マリリン。
そのマリリンに首ったけでダメ男だけど母には優しい忠。
お茶漬けが大好きで通称お茶漬けシスターズと呼ばれる梅、 鮭、 明太子は彼氏は出来ないけど幸せな結婚を夢見る。
売れないストリートミュージシャンの千鳥みゆきは、 凍えた手をこすりながら毎晩のように深夜食堂を訪れる。
タネも仕掛けもないマスターの「素朴な料理」を求めて、 今日も疲れた足を深夜食堂に向ける人たち。
ちょっと腹拵えをしては、 また明日を生きるために『深夜食堂』の扉を開ける。

 

【公演概要】
日程:2018年10月26日(金)~11月11日(日)
会場:新宿シアターサンモール
チケット料金:8200円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可

原作著作:安倍夜郎『深夜食堂』

Book&Lyrics by JEONG, YOUNG
Music by KIM, HAESUNG

演出:荻田浩一
日本語上演台本・訳詞:高橋亜子
音楽監督・編曲・歌唱指導:福井小百合
振付:木下菜津子
美術:角田知穂
照明:鶴田美鈴
音響:戸田雄樹
衣裳:堀口健一
ヘアメイク:福島久美子
演出助手:守屋由貴
稽古ピアノ:熊谷絵梨
舞台監督:櫻岡史行
翻訳:宋元燮
宣伝:大林里枝
制作:たけだ のりこ
プロデューサー:宋元燮、 坂紀史

演奏:熊谷絵梨(Pf)、 相川瞳(Perc.)、 中村康彦(Gt.)、 中村潤(Vc.)

制作協力:株式会社小学館
企画・製作・主催:conSept /ショウビズ
(C)️Yaro Abe / Shogakukan Inc.

公式ホームページ : http://meshiya-musical.com
公式ツイッター : https://twitter.com/meshiya_musical