助さん格さん、ときたら水戸黄門、葵の印籠、ここぞという時に取り出し、居合わせた者は「ははは〜」と土下座し、「カカカカカ〜」と笑って万事収まる。この定番の「水戸黄門」、扉座が「無謀漫遊記－助さん格さんの俺たちに明日はない－」と題して上演するのだが、タイトルからして「水戸黄門」を普通にやるとは到底思えない。“無謀漫遊記”、そして“明日はない”らしい・・・・・。このタイトルにつられて稽古も押し迫った10月某日に都内稽古場に行ってみた。
助さん格さんはいる。水戸の御老公もいるし、江戸時代？？いやちょっと違う？？？？・・・・・もちろん、葵の印籠は出てくる。水戸の御老公は「縮緬問屋」と嘘をつくし「カカカカ〜」もあるし・・・・・・「水戸黄門」の定番はきちんと出てくる。出てくるのだが、ヘルメットも出てくるし、栄養ドリンクも出てくる、お色気もあるし、セーラー服も出てくるし、どこからともなく風車の矢が！アクションもあるし、刀も振り回してくれる。
とにかく、ちゃんと時代劇の定番シーンはある。簡単に言えば、笑って笑って、ところどころ台詞が刺さり、そして思わぬ展開があり、最後は・・・・・・・。そしてタイトル通りに「明日はない」のか、それともあるのか・・・・・それは劇場で！ダンスシーンもふんだんに！厚木市民文化会館初日は10月27日から、東京は11月4日から紀伊国屋ホールにて！
【公演概要】
幻冬舎Presents「無謀漫遊記－助さん格さんの俺たちに明日はない－」
作・演出：横内謙介
企画：見城徹
2018年10月27日（土）・10月28日（日）
厚木市文化会館 小ホール
2018年11月4日（日）～11月11日（日）
新宿東口 紀伊國屋ホール
出演：岡森諦、六角精児、中原三千代、伴美奈子/西村陽一（客演）他
