大御所・里見浩太朗×人気時代劇俳優・京本政樹 舞台初共演!! 舞台「赤と黒 サムライ・魂」「本格的な時代劇を!」(里見浩太朗)

新しい時代「令和」を迎えた今、サムライ・イズムを継承し、いま、もっともこの時代にふさわしい ”本格的時代劇作品”に挑む舞台「赤と黒 サムライ・魂」!
作品内では、本作のために京本政樹自身が書き下ろしたテーマ曲「殉愛」を使用。「必殺仕事人V・激闘編」以来33年 ぶりの時代劇作品への楽曲提供となる。
初日に先駆けて囲み取材が執り行われた。登壇したのは里見浩太朗、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)/福士申樹(MADE/ジャニーズJr.) 小川菜摘、堤下 敦(インパルス)、京本政樹。
本格的な時代劇の舞台、里見浩太朗は「僕自身も久しぶり時代劇です。これだけの激しい立ち回りのある、いわゆる『時代劇です!』っていう、この物語、本当に久しぶりです、最近、『魔界転生』も観ました。あれは夢の世界、これは現実の、今まで我々がやってきた立ち回りがあって、人情があって、日本人の心を捉える・・・・・この題名にあります『赤と黒』、これは『いい人、悪い人』はっきりわけたものです。そこに『サムライ魂』、というものを・・・・・サムライ魂というのは人間の心をみなさんに観ていただく、というのが今回の舞台です。こういうものを本格的にやるのは久しぶりだし、僕も82歳になってこういう舞台に出させていただくのは思ってもみなかった。京ちゃん(京本政樹)はじめ、若手はすごい立ち回りをやっています。稽古の時に観てて、『大丈夫かな?ゆっくりやれよ』って(笑)・・・・・本番はもっと速く!(笑)、本当に溌剌としてて、一生懸命やってくれるんですよ!僕はそれに一生懸命ついていく、みたいな、立ち回り。私もちょっとやらせてもらっていますが。久しぶりな本格的な時代劇をみなさんに観ていただきたいっていう気持ちです!」と熱く語る。
そして里見浩太朗が京ちゃんと呼んでいる京本政樹、実は初共演!「『必殺仕事人』より、もう全然前です。ずっと憧れの方だったんです。『京ちゃん」と声かけていただいて・・・・・先生(里見浩太朗)この間、ちらっとおっしゃってて、『京ちゃんとレギュラーやったこと、ないね』って」、意外や意外な!初共演!これだけでも必見!「時代劇を知らない若手が一生懸命やっている、感動しているんです。かっこいい」といえば京本政樹が「先生が知ってる京ちゃん・・・・・先生・・・・・僕、還暦なんです(笑)」と笑わせた。里見浩太朗は「孫と一緒にやってるような・・・・可愛い!」と越岡裕貴と福士申樹に向かって・・・・2人は恐縮しつつ笑顔。京本政樹は「僕が憧れていた大先輩、この姿、久しぶりに!最近の水戸黄門のお姿はね・・・・」里見浩太朗は「黄門様はジジイですが。今回は黄門様から15歳ぐらい若返った浪人、寺子屋の先生をやっています。それが義憤を感じて立ち向かっていく、剣を持つ!そんなところです。昭和の日本人、気持ちを観ていただきたい、本当に『時代劇』です!」と熱弁。「僕は、18、19の頃に『京ちゃん、京ちゃん』って可愛がってもらった頃にいつか40、50になったら(そういう時代劇)できると思っていた・・・・・今回はそれができる」と京本政樹。里見浩太朗は「今から20年前に消えてしまって、時々やってるみたい、テレビがほとんどなくなってしまって幸いに残ったのが、『水戸黄門』なんですね。なぜ『水戸黄門』が最後に残ったかというのは、古い言葉でいえば『修身道徳』を取り上げて夫婦は仲良く、兄弟仲良く、そういうものを常に台本の中に取り上げていったから、みなさんが観てくれた。子供からおじいちゃんまで一緒に観られる番組だったから長続きできた。単なるチャンバラ、淘汰されていく、やはり、人間の心を持ち続けたものが最後まで残る。そういうことから考えると、この作品は、そういうものを十分に含んだ時代劇です・・・・・現代劇においても、心があったまる、親も兄弟も夫婦もみんながあったまるような物語を持ってドラマを作って欲しいですね」と語る。京本政樹は「僕は一人でずっとつっぱってる60歳。ただ、一人でつっぱって頑張ってやってるんですが、殺陣もね・・・・そこで先生に声かけてもらって『一緒にやろうよ』って言っていただいたことが非常に嬉しい。ここに立ってるだけで嬉しい!」と満面の笑み、さらに「10代に戻ってしまうので、普通だったらどこに行っても僕が一番上なんです、60歳ですから。でも先生いらっしゃるとね・・・・・元に戻ってしまう部分があります、それが刺激に、背中見せていただこうという気持ちです」必殺技については「楽しみにしててください!」ときっぱり!
越岡裕貴は「(本格的時代劇は)初めてです。里見浩太朗さん、京本政樹さんの元でやれる!貴重な経験、人生最大の運を使い果たした(笑)、でも所作だったり、刀さばきとかめちゃ勉強になりました!」といい「セリフとかも『こう言ったほうがいいよ』とか里見さんに言わたり、『刀はこうさばいたほうがいいよ』と京本さんに言われたり、直に勉強できた!」と語る。動きについて里見浩太朗は「へそで動かないと」とこの場で実演!小川菜摘は「大先輩方で〜お顔を見せていただき・・・・・私もまあまあ歳ですが(笑)、大先輩方の背中を見せていただきながら、若者からお年寄りまで楽しめる舞台になっておりますので・・・・・若い子達がすごく頑張っています!いよいよ初日、ドキドキワクワク!」堤下 敦は「僕はほとんど里見さんと絡みます。教えていただいて・・・・・板前で、でももともとは武士という設定で・・・・観ていただけたら」とコメント。台本が頻繁に変わったそうであるが、京本政樹曰く「僕の知っている娯楽時代劇になっていった」と語る。良い方向に中身が変わる、カンパニーも一致団結していった様子。「最初よりもこっちのほうが素晴らしい!内容が面白い!」京本政樹は「継承できる!」と力強く!里見浩太朗は「予算とかそういうので作れない、っていうのが実情。作りたいんです。こういう機会を得たので、是非、観ていただきたい」と力を込めて。そしてトランプ大統領来日ということで「ゴルフより、こっちのほうが面白い!」と笑わせた。また「海外の方に観て、知っていただきたい」と京本政樹。
最後に里見浩太朗が「私も長い間、時代劇をやってきまして今年で82歳です。82歳の立ち回りを是非、観てもらいたいのと時代劇の良さを本当に知っていただきたい」と締めて会見は終了した・・・・・。最後に若手2人、越岡裕貴、福士申樹に現代劇と時代劇の『振り返り方』をその場で伝授!披露!まず里見浩太朗がお手本を示し、一同、「おお〜」、福士申樹がやってみる・・・・・「稽古場よりいい!」と一同。「つまらない余興でした」と里見浩太朗。サービス精神たっぷりの会見は和やかに終了した。

<あらすじ>
時は、戦国時代から天下太平の御代になり、庶民は平和がやって来たと喜んだ。武士(サムライ)たちも戦いが終わり、剣の力ではなく、政の時代となった。
町や国の為に勤しむサムライたち。しかし、そんな生き方が出来ないサムライたちも多くいた。あるものは剣の道を志し、自ら野に下り、流浪の民として生きた。
また、ある者は庶民と一緒にサムライを棄て、庶民として生きた。サムライにとって、国のためとはいえ不遇な時代となった。
そんな折、ある町が藩政改革のために取り壊し、庶民の町が無くなることになった。国の都合の暗躍、庶民は嘆き悲しむ。そこで、勇気をもって立ち上がった者たちがいた。それは名も無きサムライのヒーローたちであった。
彼らは庶民の為に、武士道精神に賭けて、国と戦う事になった。

<出演>
里見浩太朗

越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)
福士申樹(MADE/ジャニーズJr.)
合田雅吏 堤下 敦(インパルス)市川知宏
山崎裕太 姜 暢雄 大門伍朗
藤井びん ジジ・ぶぅ まいど 豊
熊谷魁人 佐藤銀平 伊与勢我無 重見成人
小川敏明 森 公平 石黒洋平
櫻井紗季(東京パフォーマンスドール) 脇春 上原恵美
則松亜海 黒田こらん
小川菜摘/不破万作

京本政樹

【公演概要】
<東京公演>
日程・場所:2019年5月25日(土)〜 5月31日(金)
<大阪公演>
2019年6月5日(水)~6月9日(日) クールジャパンパーク大阪TTホール
<愛知公演>
2019年6月21日(金) 2公演 東海市芸術劇場
監修・原案:佐藤幹夫
脚本・演出:モトイキ シゲキ
殺陣:渥美 博

公式HP:https://www.samurai-stage.jp/