演出に西田大輔を迎えての通称”薄ミュ”、東京公演がいよいよ始まる。タイトルも変わり、【幕末を駆け抜けた新選組の志士たちの志の物語】という意味を込めてミュージカル『薄桜鬼 志譚』となった。キャストもかなりのメンバーが初役、気合の入る公演である。
初日の前に囲み会見があった。登壇したのは、土方歳三役の和田雅成、沖田総司役の山﨑晶吾、 斎藤一役の納谷健、 近藤勇役の井俣太良、風間千景役の中河内雅貴。
和田雅成は「(神戸)初日のカーテンコールで凄く作品が愛されている、お客様の愛を感じました。役者、みんないい顔をしている。新しいミュージカル『薄桜鬼』を生み出せたと思います」と言い切った。中河内雅貴は「久しぶりの2.5次元です」と笑う。続けて「こんなに多くのお客様に支えられて舞台に立てる喜びを実感しました。作品をわかって下さっているお客様、これから作品を観るお客様、エンターテイメントなお芝居です。せいいっぱい力を出しながら、作品の良さを伝えられるように、この明治座でも伝えていきたい」と挨拶。山﨑晶吾は「この作品は本当に愛されている。油断せずに頑張っていきたい」とコメント。納谷健は「前作でも出させていただきましたが、全体に新しくなった作品、神戸公演で認めて頂いた」とコメント。井俣太良は「10作目ですが、たくさんの方々が関わって、やればやるほどパワーを感じる」と最多出演者ならではのコメント。さらに「みんな覚悟を持ってやっています。それをお客様も感じてくださり、ホッとしています」と語った。
新しいシリーズの始まり、ということで和田雅成は「演出が西田さんに変わったのは大きい。今まで観てきて、今回、やる側ですが、全然違うものになっている。新しいミュージカル『薄桜鬼』の魅力を伝える、新しい風を吹かせてくれている。この新しい風を吹かすためにどれだけのことをしなければ、ならないのか・・・・・・」と言い、次の発言者の中河内雅貴、笑いながら「和田君と一緒です!」と居合わせたキャスト、記者、関係者を笑わせた。ストーリーは変わってないそうで「いろんな思いを持ってせいいっぱい役を、作品を愛して、作品が伝わるかな、と」と語る。山﨑晶吾は「たくさんの方々の思いをしっかり引き継いで」とコメントしたが、スタッフ、キャスト多くの人々がこの作品に関わってきた、その重みをかみしめる。納谷健は「いい意味でぶっ壊して」とコメント。そうやって脈々と受け継がれる作品になる予感。井俣太良は「最初は守っていこう、という気持ちがあった」と語る。最多出演者ならではの言葉だ。さらに「引き継いでいくという使命感」とコメント。そして「西田さんがぶっ壊すというか〜そういう演出で、いろんな切り口から観れる」と言い「人間ドラマに傾倒」とコメント。西田演出のエモーショナルな手腕が観れそうだ。
最後にこの演劇の殿堂、明治座公演ということで、井俣太良は「ミュージカル『薄桜鬼』が明治座に!いいのか?っていう気持ちすら感じさせる場所。お父さん、お母さん、明治座だよ!!」と笑わせた。納谷健は「明治座でやるということに実感がまだ、わかない」と言いつつも「リスペクトして〜次に繋がるように」と気を引き締める。山﨑晶吾は「やることは変わらずに」とクール発言。中河内雅貴は「舞台役者として、歴史ある劇場での公演、出来ること自体が幸せで誇りですこういう劇場でやる、2.5次元の面白さを認めてもらいたい」と語る。さらに「普段、こういうものを観てない方々に知っていただきたい、素晴らしさをお届けしたい」とコメント。
最後に和田雅成は「明治座に立てるのは幸せですが、やることは変わらない。全力でやるだけ」と言い、「ミュージカル『薄桜鬼』の魅力を皆さんにお伝えしたいです」と締めて会見は終了した。
<ミュージカル『薄桜鬼』とは>
シリーズ累計1 0 0 万本を超える大人気ゲーム『薄桜鬼』を原作としたミュージカル。 若手実力派俳優陣の熱い演技と、原作を忠実に再現した熱く切ない物語に多くの賞賛が寄せられ、幕末の動乱の時代を生きた新選 組とミュージカルとい う取り合わせが好評を呼び、特に殺陣×ダンス×歌で新選組を表現するという斬新な演出で観客を魅了している。 2012年に第一弾「斎藤 一 篇」を上演 し、2013年3月に第二弾「沖田総司 篇」、2013年10月に第三弾「土方歳三 篇」を上演。
2014年1月には初のライブ公演「HAKU-MYU LIVE」を開催。同年5~6月には第四弾「風間千景 篇」を東京・神戸の二都市で上演、 2015年1月には「藤 堂平助 篇」にて念願の京都公演を果たした。同年5~6月にはキャストをほぼ一新して「黎明録」、2016年1月に は「新選組奇譚」を上演し、同年8月に第 二弾となるライブ公演「HAKU-MYU LIVE2」を開催。更なる盛り上がりを見せる。そして、 2017年4月に「原田左之助 篇」を上演し、いよいよシリー ズ1 0 作目を迎えた。
そして11作目となる今作では、新生ミュージカル『薄桜鬼 志譚』として新しいスタートを切る。
<ミュージカル『薄桜鬼 志譚』とは>
2018年に第2シーズンを迎え、新生となったミュージカル『薄桜鬼』。幕末を駆け抜けた新選組 の志士たちの志の物語の意味を込め、正式名称をミュージカル『薄桜鬼 志譚』と改める。
公演日程:
【神戸】
2018年4月21日(土)~4月23日(月) 新神戸オリエンタル劇場
【東京】
2018年4月28日(土)~5月1日(火) 明治座(特別公演)
キャスト:
土方歳三 役・和田雅成 雪村千鶴 役・森莉那/
沖田総司役・山﨑晶吾 斎藤一役・納谷健 藤堂平助役・樋口裕太 原田左之助役・小鳥遊潤 永倉新八役・岸本勇太 山南敬助役・輝馬 山崎烝役・椎名鯛造 近藤勇役・井俣太良 大鳥圭介 役・橋本汰斗/
天霧九寿役・兼崎健太郎 不知火匡役・校條拳太朗 雪村綱道役・川本裕之/
風間千景 役・中河内雅貴 他
スタッフ: 原作:オトメイト(アイディアファクトリー・デザインファクトリー)
演出:西田大輔
脚本:毛利亘宏
音楽:佐橋俊彦
振付:本山新之助
殺陣:六本木康弘
©アイディアファクトリー・デザインファクトリー/「薄桜鬼」製作委員会
©ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会
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