ーー映画監督、林海象演出の舞台『かげせん』、キャストより手書きコメント到着!林監督からのコメントも!稽古快調!公演間近!ーー
上遠野太洸
相楽伊織
八神蓮
増澤ノゾム
斉藤とも子
<林海象:コメント>
[作品に対する思い]
舞台「かげぜん」は、増澤ノゾムさんが戯曲を書き演出をした10年前の舞台が原作です。その戯曲の演出をなぜ私がやることになったかというと、まず増澤ノゾムさんと私は親友であり、昨年立ち上げた劇団「ヤパン・モカル」の共に劇団員です。その増澤さんから今回の演出を頼まれたのが始まりです。彼は大変に才能がある人で、戯曲を書けるだけではなく、演出、俳優、制作、美術、なんでもこなせます。そしてさらに善人です。そんな彼に頼まれては断るわけにはいきません。私は35年ほど映画監督をやっていますが、舞台演出の経験はあまりありません。そんな私に彼が自分の戯曲の演出を頼むということは、かなり真剣な頼み事です。それは私にとってもかなり深刻な事態です。と、舞台が現実化した時に、初めて私は実感することになります。そしてそういう状況だからこそ、この舞台を素晴らしいものにしなければと決意しました。その決意がお客様に伝わる素晴らしい舞台にしたいと思っています。
[意気込み]
意気込みは、映画監督人生すべてを賭けてこの舞台をやる意気込みでおります。
長い映画監督人生で培った演出術が、芝居という新しい舞台で通用するのかを試したいと思っています。しかし映画監督だからといって映像を多用化するつもりはありません。映画と舞台は兄弟ですが、その距離は近くて遠いと思っています。とにかく観客の皆様に楽しんで頂ける舞台を創ろうと思っております。
[お客さまへの一言]
私の舞台は誰もがわかる演劇を目指しています。小難くなく分かりやすく、そして深い感情が伝わるような舞台にしたいと思っていますので、皆様ぜひ劇場にいらして、それが本当かどうかをご確認ください。楽しめる舞台ですよ。
<あらすじ>
終戦間際の混乱期。詐欺師の神代大吾(上遠野太洸)は「目が見えず一人暮らしの造船王の未亡人」の「孫」になりすます話を持ち掛けられる。孫の証拠である“嫁から未亡人への手紙”を手に入れた詐欺仲間から、「年の頃 もちょうどいいし、口もうまいし」と唆され、話に乗る大吾。小野田みつ(斉藤とも子)は、小野田造船を一代で築いた夫が他界後、小さな家へ引っ越した。目を患い見えなくなった後も、住み慣れた家で淡々と暮らす日々。そこへ孫の正二が来ることになったのだが、やってきたのは正二のふりをした大吾。話の噛み合わないところを持ち前の二枚舌で乗り切り、何とか正二として家に入り込むこと に成功する。一方、詐欺仲間の酒場はガサ入れに合う。そこで、刑事の宮下(八神蓮)は大吾の名前を聞く。その行き先を執念深く追い始める宮下。彼には、体の弱い妹・時枝(相楽伊織)がいたが、詐欺師に騙され財産を失っていた。 大吾は小野田家に入り込んだものの、みつに振り回される日々。どこに金を隠しているのか、探ってもいっこうに見つからない。みつは、今度は嫁を世話すると言い出した。相手は正二の父の戦友・泰三(増澤ノゾム)の娘・たえ(相楽伊織)。いよいよ本気で逃げ出そうとする大吾の前に、たえを道案内してきた宮下があらわれる。
【公演概要】
オフィス・RENプロデュース
「かげぜん」
1月22日(水)~26日(日)紀伊國屋ホール
1月29日(水)兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
演出:林海象/作・演出補:増澤ノゾム
出演:上遠野太洸、相楽伊織/
八神蓮、増澤ノゾム、桜岡あつこ、椎名茸ノ介、織田あいか、梶野稔、佐藤みきと/
斉藤とも子
お問合せ:オフィス・REN 03-6380-1362(平日12時~18時)
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公式サイト:http://www.o-ren.com/kagezen/