ミュージカル『チェス』 公開稽古快調!1月25日@梅田芸術劇場にて開幕!

1 月 25~28 日まで梅田芸術劇場メインホール、2月1~9 日まで東京国際フォーラムホール C にて上演されるミュージカル『チェス』の開幕がいよいよ!
本作は、冷戦時代を背景に、アメリカとソビエト連邦出身の2人の天才チェスプレイヤーを中心に描かれ、世界的ポップグループ「ABBA」のべニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース作曲、『ライオンキング』『エビータ』等の作詞で知られるティム・ライス原案・作詞によるミュージカル。クラシック、ポップス、ロックと幅白いジャンルの楽曲で綴られる独創的な世界観が、国境や世代を超えて上演され続けている。実はこの作品の演出は『コーラス・ライン』の演出・振付で著名なマイケル・ベネットによるコンセプト。しかし、開幕前にしてエイズに倒れてしまった。そんなマイケル・ベネットを彷彿とさせるところもあり、クリエイターが彼をリスペクトしていることがよくわかる作品。
キャスト陣には、抜群の歌唱力でミュージカル界を代表する俳優ラミン・カリムルー、映画『レ・ミゼラブル』 でエポニーヌ役を務め、ロンドンで開幕予定の『アナと雪の女王』エルサ役にキャスティングされている歌姫サ マンサ・バークスが初来日、英国での活躍目覚ましいイケメン若手新星ルーク・ウォルシュ、その美声で観客を 魅了し続ける佐藤隆紀(LEVELVETS)をはじめ、あらゆる分野で華々しく活躍する素晴らしいメンバーが集結!インターナショナルなチームでの『チェス』、まさにアグレッシヴな企画だ。
公演に先駆けて公開稽古が執り行われた。
披露された曲は
「♪The Story Of Chess」
「♪Nobody‛s Side」
「♪PityThe Child」
「♪Anthem」
の曲を立て続けに!
その前にニック・ウィンストン(演出・振付)より。「(ウエストエンドにて)1986年より始まりましたミュージカル、今回は素晴らしいキャストで英語もしっかりと勉強なさってて、非常に複雑な振付も覚えてくださった。素晴らしいカンパニーです」と絶賛。

まずは「♪The Story Of Chess」、アービター役の佐藤隆紀(LE VELVETS)とアンサンブルのシーン。プロローグの後にすぐに登場する楽曲。マイム的な動き、独創的で、直線的な印象残る動き、これが現時点で一糸乱れずに!アンサンブル陣のコーラスが見事。また、一気に歌うところがあり、佐藤隆紀が英語での歌を見事に歌い上げた。

次は「♪Nobody‛s Side」 、フローレンス役のサマンサ・バークスの情感溢れる歌唱が見事。旋律がエモーショナルで心に残る。1幕の中盤よりも後半に出てくる曲。この曲はバージョンによっては登場しない曲なので、貴重なナンバーとも言える。

 

「♪Pity The Child」も1幕後半に出てくる曲。フレディ役のルーク・ウオッシュのソロが聴かせる。激しく、パワー溢れる楽曲.

最後に披露されたのは「♪Anthem」 、アナトリー役のラミン・マリムルーとアンサンブルのシーン。不穏なメロディー、怒号、セリフ。アンサンブルは皆、ICレコーダーを手にしており、それをアナトリーに向ける。この動きも直線的で、クールにICレコーダーをアナトリーに向け、一瞬たじろぐアナトリー。この曲は1幕のラストに登場する。それから歌に入るがゆっくりとした曲調で歌い上げる。そしてコーラスが加わる。稽古途中というのにこの完成度、レベルの高いキャストが集合している証拠だ。

それからフォトセッションのあと、囲み取材が執り行われた。出席したのはニック・ウィンストン(演出・振付) 、ラミン・カリムルー、サマンサ・バークス、ルーク・ウォルシュ、佐藤隆紀(LE VELVETS)
皆、日本にきたことに対して「嬉しい」と発言、そしてこの国際的な混合チームに関して「素晴らしい」と絶賛。
「今日は(ここは日本語)。日本にこれて嬉しい。ビッグで素晴らしいカンパニーで、この演出家・ニックとご一緒できるのが嬉しい。ぜひ、いらしてください」(ラミン・カリムルー)
「日本にこれて、とっても嬉しく思います、このような形で参加できるのが嬉しいです、素敵なカンパニー、作品です」(サマンサ・バークス)
「日本は初めて。とてもエキサイティング、曲が素晴らしい。グレートなカンパニーです!素晴らしい人が集まっている。ぜひ、きてください」(ルーク・ウォルシュ)
「みなさんの歌声が奇跡です!世界の一線で活躍している方々のこの歌声が聞けるのはすごいこと。みんな優しい!追いつけ、追い越せと頑張っています。特にアンサンブルの方が頑張っています。この奇跡を!」(佐藤隆紀)
それから質疑応答で演出家より「最初はもともとはフィジカルな作品にしようとしていた。マイケル・ベネットのフィジカルな動きもそうですが、知的な動きとかも大事に。(1曲目は)フィジカルな動きを大切にしています」と語ったが、稀有な才能であったマイケル・ベネットをリスペクトしているのがよくわかる動きが印象に残る。
また、稽古に参加した4人は異口同音に「緊張した」とコメント。実は人前での披露は初めて。ただ皆、その緊張感が様子。
佐藤隆紀は「本番に向けていい形で進化していけるように」とコメント。ラミン・カリムルーも「本当に人前で歌うのは初めてだったができた」とほっとした様子。曲について聞かれ、佐藤隆紀は「曲がパワフルだったり繊細だったりワクワクします。みんな踊ってて・・・・・歴史に翻弄されるところは(見所)、全力で!」と意気込んだ。ラミン・カリムルーは「この時代背景にLOVE STORYが存在するところは楽しみにしていただけるところ」といい、ルーク・ウォルシュは「『チェス』という作品は自分にとって初めて。振付がフィジカルなコンセプトが素晴らしい」とコメント、サマンサ・バークスは「みなさんと一緒(笑)、ABBAの曲が素晴らしい」と語る。
最後に皆一言ずつPR。
「『チェス』、いらしてください」(ニック・ウィンストン)
「これらの方々と共演できる、アンサンブルが素晴らしい作品です」(ルーク・ウォルシュ)
「TOKYOにぜひ!」(ラミン・カリムルー)
「Thank You、so much!完成したら、さらに!」(サマンサ・バークス)
「これだけの方々が揃うのは奇跡です!」(佐藤隆紀)

【公演概要】
作曲:ベニー・アンダーソン / ビョルン・ウルヴァース
原案・作詞:ティム・ライス
演出・振付:ニック・ウィンストン
出演:ラミン・カリムルー 佐藤隆紀(LE VELVETS)
エリアンナ 増原英也
飯野めぐみ 伊藤広祥 大塚たかし 岡本華奈 河野陽介 柴原直樹 仙名立宗 染谷洸太 菜々香 二宮 愛 則松亜海 原田真絢
武藤 寛 森山大輔 綿引さやか 和田清香(五十音順)
公演日程:
〔大阪〕2020年 1月25日(土)~28日(火)梅田芸術劇場メインホール
〔東京〕2020年 2月 1日(土)~ 9日(日)東京国際フォーラム ホールC
お問合せ:梅田芸術劇場(10:00~18:00) 〔大阪〕06-6377-3800 〔東京〕0570-077-039
公式ホームページ:https://www.umegei.com/chessthemusical2020/
公式Twitter:@musical_chess