飯島寛騎「全員で力を振り絞る!」男劇団 青山表参道X 旗揚げ公演 「SHIRO TORA〜beyond the time〜」

2018年6月14日(木)よりAiiA 2.5 Theater Tokyoにて男劇団 青山表参道X「SHIRO TORA〜beyond the time〜」が開幕した。女性のイメージの強いオスカープロモーションがそのイメージを打破すべく30名の俳優・モデル・タレントを集結し結成された男性エンターテイメント集団『男劇団 青山表参道X』。

メンバーには、「仮面ライダーゴースト」の主役を演じた西銘駿、「仮面ライダーエグゼイド」の主役を演じた飯島寛騎、「牙狼<GARO>」の主役を演じた栗山航、スーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」のグリーンを演じた塩野瑛久など、個々としても多岐に渡り活動している30名の新鋭たちが揃っている。

本作は従来の白虎隊の悲しい男たちの物語と思いきや、今の時代にタイムスリップした白虎隊が、学園祭に挑む廃部寸前の高校演劇部を救う青春ストーリー。その初日当日に囲み取材とフォトコールが行われ、飯島、栗山、塩野、西銘が登壇した。

本作の主演を務める演劇部部長・小野田陽斗役の飯島は「旗揚げ公演ということで、全員で力を振り絞ります」と意気込むと、初舞台でもある飯島は「舞台と映像のお芝居は違うので、稽古を通して経験者のお芝居を見ながら勉強してきました」と稽古を振り返った。さらに座長として挑んだ稽古については、「今回は劇団だから、みんなが気を使うことなく言い合えました。そういう面では頼りになりますし、やりやすかったです。つらい反面、楽しかったですね」と語った。

劇団のリーダーでもあり、白虎隊・足達藤三郎を演じる栗山。初日を迎えて、栗山は「すごく嬉しくて、ワクワクが止まりません」と挨拶すると、「事務所の中の近い存在でやっているので、稽古をどういう風に進めたらいいのか、お互いの距離感が近ければ近いほど悩みました」と稽古での苦労を打ち明けた。続けて、舞台の見どころとして、「演出家・伊藤マサミさんが『舞台を観終わった後にスッキリとする舞台を作りたい』とおっしゃっていたので、そういう仕上がりになっています」とアピールした。

白虎隊・間瀬源七郎を演じるのは、劇団の副リーダー・塩野。塩野は「2017年11月に会見をしてから、もう半年がたって、こうしてみんなそろって稽古を終えて、初陣を迎えるのかと思うと感慨深いものがあります。来てくれたお客様にどう楽しんで頂くかが勝負です」と意気込みを披露。そして、劇団の将来として、塩野は「いつかは僕たちがやる演目が他の劇団の方たちに演じて頂けるような劇団になれたらと思っています。やっぱりこの劇団の名前が世に広まって、そして、来て下さるお客様に楽しんで頂くのが1番の目標です」と語った。

白虎隊・伊東悌次郎役の西銘は「僕たちの旗揚げ公演ということで、事務所のみんなで作り上げてきた舞台なので精一杯頑張っていきたい」と熱くコメント。また、役者として今後は悪役を演じたいという西銘に対して、周りから「西銘はできるかなあ」、「顔が可愛いからなあ」と総ツッコミをくらう一幕も。そのツッコミに、西銘は「それですよ。可愛いのに……自分で“可愛い”なんて言っちゃいましたけど(笑) そういう雰囲気を持っているのにすごく腹黒い悪役を演じてみたいですね」と笑いを交えて、思いを語った。

フォトコールでは2シーンが公開された。第4場の「白虎隊」をテーマとした台本について、白虎隊と演劇部とのコミカルなやり取りが楽しいシーンと、「SHIRO TORA テーマソング」という高校生たちによるダンスシーン。特に「SHIRO TORA テーマソング」は躍動する若きキャストたちの旗揚げ公演にかける熱き思いを感じさせるワンシーンだった。

会見の最後には、栗山が「オスカープロモーションの期待を背負った僕たちが一生懸命稽古をしてまいりましたので、たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

【公演概要】
期間:2018年6月14日(木)〜6月17日(日)
会場:AiiA 2.5 Theater Tokyo

脚本・作詞:亀田真二郎
演出:伊藤マサミ

出演:男劇団 青山表参道X(栗山航、塩野瑛久、西銘駿、飯島寛騎、村上由歩、小沼将太、仲田博喜、宇野結也、定本楓馬、水江建太 ほか)

公式サイト:https://oscar-aox.jp

文・撮影:櫻井宏充