前進座が創立90周年を記念する五月国立劇場公演を【番組其之一】2021年5月7日(金)~18日(火)【番組其之二】2021年5月11日(火)~18日(火)に国立劇場大劇場(東京・半蔵門)にて上演。 “舞踊”“時代物”“世話物”という歌舞伎の3ジャンル4演目から、 二本立て二番組で!
【番組其之一】
『舞踊 操り三番叟』/『たが屋の金太』
『舞踊 操り三番叟』は、 五穀豊穣を願う祝いの舞「三番叟」のなかでも、 人気の一本。 糸操り人形に扮した踊り手と、 人形遣いの間に“見えない糸”が見えてくる、 華やかでユーモラスな踊り。
『たが屋の金太』は、 3本の古典落語をもとにした前進座オリジナル喜劇を、 歌舞伎世話物として仕立て直しての上演。 お花見の余興で仕込んだ“仇討ち芝居”が、 いつの間にやら本物に?!前進座のアンサンブルと劇団ならではのチームワークで、 新しい世話物喜劇をお届けいたします。 劇中では「九十周年記念口上」も入ります。
■出演
『舞踊 操り三番叟』
翁: 山崎辰三郎 / 千歳: 平澤愛 / 三番叟: 嵐芳三郎 / 人形遣い: 渡会元之
『たが屋の金太』
たが屋の金太: 中嶋宏太郎 / 金太母おやす: 山崎辰三郎 / 鶴: 浜名実貴 / 三之丞: 玉浦有之祐 / 上総屋おさき: 河原崎國太郎 / 若旦那忠七: 早瀬栄之丞 / 中村右衛門: 藤川矢之輔
■スタッフ
『操り三番叟』
振付: 花柳徳兵衛 / 指導: 花柳美香衛 / 舞台進行: 小野文隆
『たが屋の金太』
作: 津上忠 / 改訂・演出: 小野文隆 / 装置: 小林楓 / 照明: 桜井真澄 / 音楽: 杵屋勝彦、 杵屋佐之義、 田中佐幸 / 舞台監督: 中橋耕史
【番組其之二】
『狂言舞踊 茶壺』/『俊寛』
『狂言舞踊 茶壺』は、 絶妙なコンビネーションで愉しませるコミカルな舞踊劇。 買い求めた茶の入った壺を巡る、 本来の持ち主である田舎者・麻估六と盗人・熊鷹太郎の攻防を、 仲裁役の目代との問答や「連舞(つれまい)」で描きます。 アメリカ公演の際は、 会場が爆笑の渦に包まれたほど。
上演900回に迫る前進座歌舞伎の代表作『俊寛』は、 物語の激しさと様式の美しさで魅せる人間ドラマ。 歌舞伎を見慣れていない方々にもわかりやすい。代々受け継がれてきた名作に、 俊寛僧都の藤川矢之輔はじめ、 全員初役で挑戦。
■出演
『狂言舞踊 茶壺』
熊鷹太郎: 中嶋宏太郎 / 麻估六: 嵐芳三郎 / 目代: 早瀬栄之丞
『俊寛』
俊寛僧都: 藤川矢之輔 / 平判官康頼: 松涛喜八郎 / 丹波少将成経: 河原崎國太郎 / 海女千鳥: 忠村臣弥 / 丹左衛門基康: 武井茂 / 妹尾太郎兼康: 益城孝次郎
■スタッフ
『狂言舞踊 茶壺』
作: 岡村柿紅 / 振付: 坂東三津之丞 / 舞台進行: 小野文隆
『俊寛』作: 近松門左衛門 / 補綴: 平田兼三 / 美術: 鳥居清忠 / 美術補: 鳥居清光 / 照明: 寺田義雄 / 進行: 高木康夫 / 舞台監督: 中橋耕史
■ チケット料金
前売: 一等席:9,000円/二等A席:5,000円/二等B席:3,500円/三等席:2,500円
当日: 一等席:9,000円/二等A席:5,000円/二等B席:3,500円/三等席:2,500円
※全て税込表記