劇団スタジオライフ 『VAMPIRE LEGENDS』,2021年5月20日より上演!

劇団スタジオライフ 『VAMPIRE LEGENDS』、2021年5月20日より!男性吸血鬼ゼーリヒ、女性吸血鬼カーミラを一人の役者が演じきる!

■公演によせて
やはり劇場は素敵です。人と人とが直に触れ合い、作品の世界を演者と観客の皆様と一緒に創り上げてゆく。これは何ものにも替え難いことと痛感しております。そして5月、私たちスタジオライフは演劇公演に踏み切ることに致しました。演目は『VAMPIRE LEGENDS』、そうなんです、LEGENDにSが付いた複数形になっております。これはレ・ファニュの小説からスタジオライフの為に生み出したオリジナル版の男性吸血鬼ゼーリヒに加え、小説の基である女性吸血鬼カーミラに挑戦しようという企てなのです。レ・ファニュの小説『吸血鬼カーミラ』を初舞台化させていただいたのは1998年でした。まだ男優が女性を演じることへの課題が山積していて女性主人公を造ることに迷いを生じていたのです。それでスタジオライフならではの男性版をと台本を書き始めた次第でした。その時から23年、様々な女性役に挑まさせていただいたことを胸に今回の挑戦となります。そして一人の役者がゼーリヒとカーミラを演じるというハードルまで設けさせていただきました。男性になり女性になり、ということが性を超越して孤独の魂を浮き彫りにしてゆけるのではと考えたからです。男性吸血鬼ゼーリヒ版、女性吸血鬼カーミラ版の両方向からの挑戦を、是非、お見届けいただきたく宜しくお願い致します。 倉田 淳

<公演概要>
日程:2021年5月20日(木)~30日(日)
会場:ウエストエンドスタジオ
原作:ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ
脚本・演出:倉田 淳
キャスト:
[女ヴァンパイア・カーミラ版]
松本慎也:カーミラ
山本芳樹:ローラ
曽世海司:ローラの父
緒方和也:シュピールスドルフ将軍
大村浩司:ペロドン
伊藤清之:ラフォンテン

[男ヴァンパイア・ゼーリヒ版]
松本慎也:ゼーリヒ
曽世海司:ジョージ
山本芳樹:ジョージの母
緒方和也:シュピールスドルフ将軍
大村浩司:ペロドン
伊藤清之:ラフォンテン

■チケット
前売・当日共 整理番号付き自由席 税込
一般6,500円
club LIFE会員6,200円(club LIFE優先予約時のみ 6,000円)
学生3,000円
高校生以下2,000円
公式HP:http://www.studio-life.com
■チケット取扱い
カンフェティ
WEB:http://www.confetti-web.com/vampire_legends
TEL:0120-240-540 ※平日10:00-18:00 オペレーター対応

■一般発売
発売開始:4/25(日)10:00 ※当日券あり

■問い合わせ
スタジオライフ TEL:03-5942-5067(平日 12:00 ~ 18:00) Mail:ticket@studio-life.com

■登場人物-

≪女ヴァンパイア・カーミラ版≫
[カーミラ]
物語の発端となる人物。乗っていた馬車が事故に遭い、安静の為ローラの館で世話になる少女。
美しく妖艶なヴァンパイア。
[ローラ]
父と暮らす孤独を抱えた少女。事故に遭った客人カーミラに寂しさを慰められ、心を惹かれてゆく。
[ローラの父]
妻を亡くし、森深い城で娘ローラと暮らす。事故に遭った少女カーミラを城に招き入れる。

≪男ヴァンパイア・ゼーリヒ版≫
[ゼーリヒ]
物語の発端となる人物。乗っていた馬車が事故に遭い、安静の為ジョージの館で世話になる青年。
美しく妖艶なヴァンパイア。
[ジョージ]
母と暮らす孤独を抱えた青年。事故に遭った客人ゼーリヒに寂しさを慰められ、心を惹かれてゆく。
[ジョージの母]
夫を亡くし、森深い城で息子ジョージと暮らす。事故に遭った青年ゼーリヒを城に招き入れる、慈悲深い女性。

≪カーミラ版・ゼーリヒ版同一人物≫
[シュピールスドルフ将軍]
ローラの父(ジョージの母)と親交がある。姪(甥)をローラ(ジョージ)の友人にと紹介しようとするも直前に亡くしてしまう。甥(姪)の死の原因にある疑いを持っている。
[ペロドン] ローラ(ジョージ)の乳母
[ラフォンテン] ローラ(ジョージ)の家庭教師。

『VAMPIRE LEGEND』上演記録
■初演
1998年『ヴァンパイア・レジェンド』
原作:ジョセフ・シェリダン・レ・ファーニュ「カーミラ」 脚本・演出:倉田 淳
女性吸血鬼の物語「カーミラ」を、男性版に置き換えた作品。
期間:11月12日~23日
於:東京芸術劇場小ホール2

■再演
2006年『ヴァンパイア・レジェンド』
原作:ジョセフ・シェリダン・レ・ファーニュ「カーミラ」 脚本・演出:倉田 淳
『ドラキュラ』と2作一挙上演
於:東京 アートスフィア 2月25日~3月12日
於:大阪 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ 4月7日~4月9日

【スタジオライフとは?】
「Studio Life」とは
1985年結成。1987年から、男優が女性役をも演じるという手法をとり、現在は男優40名、女性演出家・倉田淳1名のみで構成されている演劇集団。その耽美な世界観と、演出家 倉田淳の独創的な脚色力と美しく繊細な舞台演出が話題を呼び、20代~40代の女性を中心に圧倒的な支持を得ている。

〈代表作〉
「トーマの心臓」(原作:萩尾望都/脚本・演出:倉田淳)
「11人いる!」(原作:萩尾望都/脚本・演出:倉田淳)
「死の泉」(原作:皆川博子/脚本・演出:倉田淳)
「はみだしっ子」(原作:三原順/脚本・演出:倉田淳)
「TAMAGOYAKI」(作・演出:倉田淳)