舞台「キューティーハニー・クライマックス」信じる力、それが奇跡を起こす、「ハニーフラッシュ!」

新作公演「キューティーハニー・クライマックス」、開幕、タイトル通り、全編、クライマックス!!

漫画家・永井豪の代表作の一つ、 「キューティーハニー」。 その原作の世界観をそのままに、芝居、アクション、 歌、ダンスが散りばめられ、 舞台観劇のみならず、 ライブ感覚もあるステージが特徴。スーパー・ヒロイン、如月ハニー/キューティーハニー(上西恵)、彼女と共に戦う舞台版オリジナルのハニー達、山縣さつき/ジャンパーハニー(佐藤日向)、 天木弥生/スイーツハニー(西葉瑞希)、 水無月乙女/サイバーハニー(相澤瑠香(ラストアイドル))、 葉月マリー/ラブリーハニー(行天優莉奈(AKB48))。
パンサークローとハニー達の戦いが熾烈を極める!

出だしは病院のシーンから。皆、ナース姿で登場、いつものようにワイワイと(潜入捜査中)。葉月マリーはくるっと回ってポーズ(ここは病院ですよ!)。如月ハニーはナースコールがあった部屋へ。そこにいたのは…。ジョーカークロー!ソッコーで変身シーン、そこからアクション!ここで5人のハニーの紹介もあるので!初見でも大丈夫!そしてそれ以外のキャラのバックボーンも紹介される。また、初登場のキャラ・氷川涼!
パンサーゾラの元に堕天使オノケリスが現れる。堕天使、いきなり踊る!「来てあげたの」「あんなのに勝てないの?」と自慢げな口調、「なんだと?!」怒るパンサー軍団。彼らの間で何かが起こる予感。ゾラは一向に気にしてない様子、何か、ある!

4人のハニー、いつもの光景。

一転して、学園風景、いつものようにミハル先生やアルフォンヌ登場。ミハル先生のお腹周りがちょっと…「できちゃったの」一同、驚く、客席も驚く(笑)。新学期、新しい先生がやってくる。新任教師・氷川涼が現れる。イケメンでクール、ちょっと謎めいた風貌。彼は愛する人を殺されたと言う。ブラックハニーの基地で訓練をしていたアッシュハニーアインズ、ツヴァイ。

彼女たちが戦う姿を見てブラックハニーは覚悟を感じる。そこにやってきた早見蒼は「キューティーハニーたちと戦ってくれ」と彼女らに言う。「俺だって一度は死んだ身、怖いものはない」と早見。秋夏子、空中元素固定装置をスキャニングして調べていた。そこに姿を見せた如月博士、ゾラはなぜ、その空中元素固定装置にこだわるのか、その真実とは???また、ハニーたちは遂にパンサークローのアジト「幻城」を突き止めたが…いよいよ最終決戦、ここで驚愕の展開が!様々な秘密や抱えている問題が明らかに!続きは劇場で!配信で!

早見蒼が!!助け起こすハニーたち。

どうした?!ハニー!

タイトル通り、戦闘シーンも多く、アクションシーンは皆、全力で戦う。ジルの手下であるパンサー軍団の面々の問題などが明らかになり、単純な”悪者”ではないところが共感。氷川涼の驚きの秘密、最後の最後までクライマックスで目が離せない。それぞれのキャラ、バックボーンや関係性など、「舞台版は全く観てない」という観客にもわかりやすく、丁寧に描いているので、そこは心配ご無用。そして今までの舞台版を見ている観客には、もはやお約束感のあるシーンはもちろん!同級生コンビ(佐東あゆ子&直子)の凸凹コンビぶり、直子が体型を生かして大活躍!ミハル先生のヒステリックぶりにアルフォンヌ先生のおセクシー、ジルとゾラ、「お姉様♡」はもちろん!客席に向かって拍手を強要するので、素直に従いたい(あとが怖いかも?!)。笑えるシーンは大いに!

”本編”終了後は、このシリーズの定番、ミニライブがあるので!(拍手、ペンライトで応援OK)今までいがみ合ってたのに!みんな仲良く、歌って踊って!ちなみにゲネプロで歌唱された曲は「Emotion!!」、「ジルとゾラ」(映像で歌詞が出ます!)、「聖チャペル音頭」、「キューティーハニー」(これがないと!)、なお、公演日ごとのセットリストは公式サイトでご確認を。また、この公演のDVDも発売が決まっている。

なお、ゲネプロの前に会見が執り行われた。
上西恵(キューティーハニー役)、佐藤日向(ジャンパーハニー役)、西葉瑞希(スイーツハニー役)、 相澤瑠香【ラストアイドル】(サイバーハニー役)、行天優莉奈【AKB48】(ラブリーハニー役)。この5人が揃って立つのは今回が最後。
まずは一言ずつ。
[上西恵(キューティーハニー役)]
「セクシーで可愛いハニーちゃんをお届けできたら!」
[佐藤日向(ジャンパーハニー役)]
「3作目で毎公演、キャストも違うので、どの公演も違います。クライマックスは激しくなってます、集大成を!」
[西葉瑞希(スイーツハニー役)]
「初日が遅れてしまいましたが、この状況下でのクライマックス、頂点にふさわしく、盛りだくさん!安全に走っていけたら」
[相澤瑠香【ラストアイドル】(サイバーハニー役)]
「初めての参加です。とにかく、熱くて!この状況の中での開催、お客様に(舞台を)お届けできる機会がなかなかない中でがんばります!」
[行天優莉奈【AKB48】(ラブリーハニー役)]
「初めての参加です。すごく盛りだくさんで殺陣もすごくたくさんあるので頑張りたいです」

衣装についてはフォトセッションのナースの衣装が今回は初。それについては皆、気に入っている様子(「セクシー可愛い」という声が)。新しい衣装を作りましょうということで、結果が”ナース”だそう。また、今回変身が多いと上西恵。
また、初登場の二人は「武器のタイミングが難しい、みんなを見てて『かっこいいな』と。」(行天優莉奈)、「ギリギリまでやってまして…最善を!」(相澤瑠香)。
見どころについては「5人のダンス、絆、後5人以外の物語が…感情が…忙しい!後はハニーのピュアなところ。ハニーに憧れています、自分も素敵で優しい女の子になりたい」と上西恵。「まとめ役でかっこいいんだけど、普段の私はボケーとしてて(笑)」、笑いを取る佐藤日向。西葉瑞希はスイーツハニーなので「食べるのが楽しみ(笑)、ジャンパーハニーに突っ込まれて、楽しんでます(笑)、それが楽しみでお稽古してました」と笑う。」相澤瑠香は「前回は同じグループの子が務めていましたので、意味があるなと。グループを離れたことがなかったので、役としてだけでなく、みんなと支え合いながら頑張りたい」とコメント。同じく初参加の行天優莉奈は「ラブリーハニーは自分のことが可愛いと思ってて自分とは正反対。(演じている時は)アイドルの時よりアイドル?!かな?初めは緊張してましたが、みんな優しくって楽しくさせていただいてます」と語る。また、パワーの秘訣は「食べるの大好き」と上西恵。相澤瑠香は「(あったか)アイマスク、それと脚の疲れを取るシートを貼りまくっています!万全で!」と。
また初演を振り返って上西恵は「一作目は分からないことだらけでしたが、一作ごとにハニーも成長して、(自分も成長して)アドバイスできるようになったかな?」と笑う。また、キューティーハニーといえば、”セクシー”、露出度高めの衣装で「普段、着ない」と上西恵。ナースの衣装が最初はもっとスカート丈が短かったらしい…。でも可愛らしい衣装に皆、満足そう。”セクシーで少々、露出度高めの可愛い”衣装は、誰が見てもキューティーハニーぽい!行天優莉奈は「皆さんのスタイルの良さが素晴らしい!素敵な衣装!」とコメント。
そして公演PR。
「2公演が中止になってしまいましたが、でも本番を迎えられる、当たり前ではない、今、私たちができることをみんなで!」(上西恵)

なお、千秋楽公演、6月20日の12:00〜/17:30〜の公演はミクチャにて独占ライブ配信!詳細は、それぞれのURLでご確認を。
[昼公演(12:00〜)]
https://mixch.tv/liveview/307/detail
[夜公演(17:30〜)]
https://mixch.tv/liveview/308/detail
[昼・夜通し]
https://mixch.tv/liveview/309/detail

<物語>
パンサークローとキューティーハニーたちの戦いは苛烈さを極めていた。
そんな時、聖チャペル女学院に新任教師・氷川涼が現れ、ハニーたちを導く。
そしてパンサーゾラの元に堕天使オノケリスが姿を見せる・・・。
一方、ブラックハニーは最終決戦に向けて、訓練を重ねていた。
ゾラのアジト「幻城」の場所を突き止めたキューティハニーは、早見蒼と共に、幻城を急襲すべく乗り込んだ・・・!
しかし、そこで待っていたものは……?!

<初演レポ記事>
https://theatertainment.jp/japanese-play/49014/

<第2弾レポ記事>
https://theatertainment.jp/japanese-play/63625/

<演出家・インタビュー記事>
https://theatertainment.jp/japanese-play/80571/

<概要>
原作:永井豪
脚本・演出:松多壱岱
[出演]
上西恵、 佐藤日向、 西葉瑞希、 相澤瑠香(ラストアイドル)、 行天優莉奈(AKB48)/松田彩希、 小林弥生、 白石まゆみ/生田輝/立野沙紀(劇団4ドル50セント)、 樹亜美、 古賀成美、 堀越せな、 長谷川里桃、
山崎紫生、 舞川みやこ、 黒澤ゆりか、 民本しょうこ、 香音有希、 田辺留依、 大橋ミチ子、 宮崎理奈/成瀬瑛美/青木志貴
日程・会場:2021年6月16日~20日 全8公演 シアター1010
公式サイト:https://cutiehoneystage.com/
問合:キョードー東京:0570-550-799 http://www.kyodotokyo.com/
(C)永井豪/ダイナミック企画・舞台「Cutie Honey Climax」製作委員会