鶴田法男×鈴木絢音(乃木坂 46) 「六番目の小夜子」初舞台化へ!

第3回ファンタジーノベル大賞で最終選考まで残った恩田陸の処女作『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)が、2022年1月、初舞台化が決まった。
『六番目の小夜子』は、2000年にNHK教育テレビにてドラマ化、今年7月にNHK-Gで再放送される程の高い人気作だ。
舞台版のシナリオはビデオ映画『ほんとにあった怖い話』(1991年)とそのテレビ化、映画『リング 0~バースデイ~』 (2000 年)や映画『おろち』(2008 年)などを手がけ、“J ホラーの父”と呼ばれる鶴田法男を総監督に迎え、脚本は『ウルトラマンX』 (2015 年/脚本)や『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』 (2020 年~放送中/シリーズ構成)の小林雄次、演出は映画『イニシエーション・ラブ』(2015年/脚 本)や舞台「天才てれびくん the STAGE」(2020 年/演出)の井上テテ
謎の転校生・津村沙世子役は乃木坂46の鈴木絢音。演劇部部長の花宮雅子役は尾碕真花、「サヨコ伝説」の謎を追っていく関根秋役にはの高橋健介、また熊谷魁人山内瑞葵(AKB48)のほか、山本涼介、そして森下能幸が演劇部の顧問・黒川先生役でキャスティング。共演は飛葉大樹、仲美海(劇団4ドル50セント)、大原由暉、志田こはく、花崎那奈、緑 谷紅遥といったフレッシュな若手キャスト。

<ストーリー>
「サヨコ伝説」─3 年に一度、 この学校に幸運をもたらす都市伝説。 だが、六番目のサヨコは恐怖をまとっていた!
高校 3 年生の演劇部、雅子が通う学校には「サヨコ伝説」という不思議な言い伝えがあった。3年に1度、生徒の中から選ばれる「サヨコ」は、3つの約束(始業式に赤い花を生ける・文化祭で「サヨコ」の 舞台を上演する・次の「サヨコ」を指名する)を果たす。他の誰にも「サヨコ」であることを知られずに 遂行すれば、その年は進学率の向上など、幸運が訪れる。
その六番目の年。
始業式の朝、演劇部の部室に赤い花が生けられていた。そこに津村“沙世子”という謎めいた転校生が現れ る。彼女は演劇部への入部を希望し、不思議な空気を残して去って行く。演劇部が文化祭の準備を進める 中、部長である雅子は「サヨコ」の舞台を上演することに反対する。だが、演劇部の周囲で次々と不可解 な現象が起きて行く。謎を追う秋。どうやら、その中心には沙世子の存在が……。
彼女は何者で、何を企んでいるのか、彼女が「呼ばれた」理由は?「サヨコ」とは何なのか?舞台「六番 目の小夜子」は誰にも想像できない展開になっていく…。

今回、上演決定にあたり、総監督の鶴田法男からコメントが到着!
【総監督/鶴田法男】
日本を代表する作家、恩田陸さんのデビュー作『六番目の小夜子』を J ホラー演出で舞台化できないかと 依頼を受けた。米国や中国にも呼ばれてホラー映画を作ってきた自分だが、舞台は初挑戦で不安になる。 だが、高い演技力で評価を得る乃木坂 46 の鈴木絢音というたぐいまれな才能を主演に迎えることができ た。その他、スタッフ、キャストも優秀な演劇人、舞台経験者が参加することになった。これなら大丈夫 と自信が持てた。 今、時代を怯えさせるのは「幽霊」、「妖怪」をも呑み込む「都市伝説」の恐怖だと思う。 小説『六番目の小夜子』が時を経ても高い人気を誇るのは、とある学校で 3 年に 1 度甦る「サヨコ伝説」 という都市伝説を描いた先見性にあったに違いない。そして、コロナ禍でコミュニケーションが希薄にな った現在だからこそ、人々の関係性から生まれる「都市伝説」をテーマに、この優れたジュブナイル小説 を舞台化する意義は大きいはずだ。
どうぞ「六番目の小夜子+J ホラー+舞台劇」の新しい恐怖を劇場で体感してください。

<公演概要>
舞台「六番目の小夜子」
日程・会場:2022年1月7日~16日 新国立劇場 小劇場
原作:恩田陸『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)
企画協力:新潮社
総監督:鶴田法男
脚本:小林雄次
演出:井上テテ
キャスト:
鈴木絢音(乃木坂46)/尾碕真花 高橋健介/熊谷魁人 山内瑞葵(AKB48)/ 飛葉大樹 仲美海(劇団 4 ドル 50 セント) 大原由暉 志田こはく/花崎那奈(ボクラ団義) 緑谷紅遥(ボクラ団義)/山本涼介/森下能幸
主催:舞台「六番目の小夜子」製作委員会

公式サイト:http://sayoko-is-back.jp/ 公式 Twitter:@6_sayoko_stage

©1998 恩田陸/新潮社 ©舞台「六番目の小夜子」製作委員会