DAZZLE(ダズル)ならではの新感覚!日本初の常設イマーシブシアター 「Venus of TOKYO」オークション、その顛末、全てが貴方に迫る

比類なき独創的な世界観と斬新な表現手法で注目のダンスカンパニー「DAZZLE(ダズル)」、お台場ヴィーナスフォートで開催中の日本初の常設イマーシブシアター「Venus of TOKYO(ヴィーナスオブトーキョー)」開催中だが、2021年7月12日より公演のオンライン配信開始している。オンライン配信では、 視聴者がSNS上でキャストの行動を選択することができ、その選択がリアルの会場に介入することで様々なストーリーの分岐を生み出していく、という画期的な試み。”観劇”という言葉が適切かどうかはさておき、オンラインでもリアルでも”体感”できる、この「Venus of TOKYO(ヴィーナスオブトーキョー)」。この10月、新たなストーリーやコンテンツのアップデートが施された。
場所はお台場ヴィーナスフォートの教会広場。入り口で注意事項や登場するキャラクターの詳細、それから、ここでしか使えない紙幣が渡される。始まる前にじっくり読んでおきたい。まず案内された場所はオークション会場、中央に細長いテーブル、椅子、その両脇にテーブルと椅子、ゲストは両脇の椅子に着席して始まるのを待つ。ヴィーナスの像、その奥は一段、高くなっており、その奥には赤い部屋。黒子や看護婦が登場し、諸注意をアナウンス。

声は発しない、放送になるのだが、マイムで表現、ここからすでに始まっているのかもしれない。時間になり、音楽のボリュームがUP、仮面をかぶった登場人物たちが登場し、テーブルの上でパフォーマンス、ゲストがいる空間で、至近距離というより、ゲストと共にいる、と言う感覚。仮面を取る、どういうキャラかは説明書きに書かれている。そのパフォーマンスが終わると案内される。ちなみに最初に案内された場所は、描きかけの絵やデッサン画などが無造作にある部屋。ここで指示されてりんごに色を塗る、参加ゲスト全員がりんごの色塗りができるわけではない。ここは、その時々、つまり、唯一無二の体験、何度か訪れれば、訪れた回数だけ、体感できる、ということ。そこから誘導されるままに医師がいる診察室へ。

この感覚、”観劇”というニュアンスではなく”目撃者”。目の前で起こっていることの”証人”のよう。体験は参加者の数だけ、そして、赤い部屋、キッチンと通される。指示された通りに移動した後は再びオークション会場に戻る。そこでオークションが始まる。予め出品リストが配られるが、順番通りにオークション、登場人物が次々と落札していく。リストに「???」と書かれたロットがあるが、これは参加してのお楽しみ(ちょっと衝撃)。このオークションが終わると登場人物たちはあちこちに散らばる。ここからは自由に動き回れる時間帯。気になった登場人物を追いかける、その追いかけ方で景色も変わる。参加する場合、服装は黒っぽいフォーマル風な感じが良いが、歩き回るので靴は歩きやすいものをチョイスした方が良いかも。


デジタル演出がとにかくアーティステック、最先端技術を駆使しているが、これがすごい。特殊なグラス(入り口で渡される)で見るとみるみるうちに映像が変化していく。その様に、思わず、登場人物を追うのを忘れてしまいそう。これは世界を舞台に活躍するクリエイティブスタジオ「Whatever」がデジタル演出を担っている。音、音楽、これが没入感たっぷりの多重音響。こちらも最先端サウンド制作チーム「Sound edge」が音響の一部をクリエイト。また登場人物がつけているMask、また現代的な和のテイストの能面もあって、こちらもそのミステリアスな雰囲気に思わず見入ってしまう。インテリア、花、壁に塗られた絵の具、電話、アンティーク風の調度品、その全てが計算され尽くされた”美術”、じっくり鑑賞したいところだが、登場人物の動きも気になり、目がいくつあっても足りないくらい(笑)。メイン楽曲は、「NORA」でも楽曲を提供した林ゆうき

来年の3月末頃までの限定パフォーマンス、ちなみに渡される紙幣、複数回行き、一度も使わなければ溜まっていくが、それを使ってオークションに参加することが可能(落札できるかどうかは置いといて)。自ら能動的になれば、この”物語”の中にも入れる。DAZZLEの個性的・独創的かつエモーショナルでパフォーマンスをすぐそこで!未体験なら、まずはヴィーナスフォートへ。

<「Venus of TOKYO ONLINE」ストーリー>
東京の奥深く、美を求める者たちが蠢く秘密クラブ「VOID」。
特別に招待された者しか、立ち入ることは出来ず、 浮き世を生きる人間のほとんどが存在すら知ることなく人生を終える魅惑の空間。
アーティストが感性を競い合い、富豪たちが欲望を剥き出しに買い漁る。
連日行われるパーティに渦巻く熱狂からは、毎夜新しい芸術が生み出されていた。
真実と虚構の混沌。
ある時、加速する日々の絶頂を予感させる知らせが届く。
「ヴィーナスの腕が出品されるらしい」
ミロのヴィーナス像が失っていた左腕。
その手には⻩金の林檎が握られていたという伝説がある。
全ての源と言われる⻩金の林檎。
様々な思惑が交錯する中、オークションが始まる。

<「DAZZLE」について>
すべてのカテゴリーに属し、 属さない曖昧な眩さ」をスローガンに掲げ、 独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。 「開かれたダンス」の実現のために、 あらゆる手法を再構築する。 ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合させた、 世界で唯一つのオリジナルダンススタイルを生み出す。 舞台作品においては映像によるテキストやナレーションで物語性の強い作品を上演。 映画・コミック・ゲームなどのジャパニーズカルチャーの要素を積極的に取り込む。 ダンスコンテストでも受賞多数。 ダンスエンターテイメントの日本一を決める「Legend Tokyo」優勝。 他、 若手演出家コンクール優秀賞を受賞するなど、 演劇界からの評価も高い。 海外公演も積極的に行い、 SAMJOKOアジア演劇祭(2010年韓国)をはじめ、 観客総立ちの熱狂を巻き起こしたファジル国際演劇祭では審査員特別賞・舞台美術賞の二冠を獲得した。 2017年にはカザフスタンで行われたアスタナ万博ジャパンデーでのパフォーマンスも。 2017年~日本で本格的な大型イマーシブシアターの制作に挑戦し、 新しいライブエンターテインメントの旗手として注目されている。

<「Venus of TOKYO」概要>
■開催期間:開催中~2022年3月末頃予定
※休演日:基本無休、 ヴィーナスフォートの規定に準ずる
■場所:
[REAL]お台場ヴィーナスフォート2F「Venus of TOKYO」
[ONLINE]オンライン配信
■CAST:
DAZZLE他(公式サイトに記載)
■公演オフィシャルHP:
https://venus-of-tokyo.com
■公演オフィシャルTwitter:
https://twitter.com/venusoftokyo
■公演オフィシャルInstagram:
https://instagram.com/venusoftokyo
■「Venus of TOKYO」PV:
https://www.youtube.com/watch?v=HqWPxIZDQcU
■新型コロナウイルス感染予防対策については以下をご覧ください。
https://venus-of-tokyo.com/Infectioncontrol