あにてれ×=LOVE ステージプロジェクト「ガールフレンド(仮)」青春、友情、絆「私たちと一緒に素敵な思い出を作りませんか?」

テレビ東京動画配信サービス「あにてれ」と代々木アニメーション学院×指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」とのコラボレーションによるステージプロジェクト。第2弾となる今回は高い人気を 誇る学園恋愛ゲーム「ガールフレンド(仮)」。

学校なので幕開きはよく聞くチャイムの音から。客席通路から椎名心実(髙松 瞳 )が登場する。「夏休みが終わったある日のことでした」と。それから全員が登場し、明るく元気な曲調のオープニング曲、歌って踊る。

物語はあらすじ通りに進行する。2学期が始まれば、文化祭の準備、基本的に“お祭り”なので、どこかウキウキ。しかし、一ノ瀬友恵( 佐々木舞香)は浮かない顔。家庭の都合で、たった2か月しかいられない。そんな彼女を気にする椎名心実。くじ引きでパフォーマンスのメンバーに選ばれた仲間、取材に熱心な放送委員に生徒会役員。皆、どこにでもいそうなキャラクター、そして学生生活の「ある、ある」話。そんな時代を通り過ぎてきた観客は、男女問わず、共感とノスタリジックな空気と、そしてちょっと甘いような、ちょっと苦いような、しょっぱいような感情を呼び起こさせてくれる。学校生活はすべてが「思い出」になる。椎名心実は一ノ瀬友恵に思い切って声をかける、「私たちと一緒に素敵な思い出を作りませんか?」と。それを悲しげに断る一ノ瀬友恵。しかし、頑なな一ノ瀬友恵に心境の変化が訪れる・・・・・・。

一ノ瀬友恵は舞台だけのオリジナルキャラクターであるが、原作にいても違和感ない雰囲気。すべてのキャラクターに見せ場があり、またアニメを視聴していれば「ある、ある」ネタも(メロンパン等)。友情や絆、使い古された言葉かもしれないが、やっぱり、「友達っていいな」とか「心が通じ合う、わかりあうっていいな」と素直に思ってしまう。所々に歌、ダンスを挟み込み、また客席通路も使っての演出もあり、放送部にマイクを向けられるかも?!なので、ここはちゃんと取材に応じよう。

結局、「文化祭はどうなったの?」「一ノ瀬友恵はちゃんとできたのか」といったことを語る必要はない。ほぼ円形に近い舞台で席によって景色も変わる。また、ところどころにちょっとクスリと笑えるシーンも挟み込む。「体力つけなきゃ」と舞台をグルグル回ったり、「体幹鍛える」と言って本当にやってみたり、文字通りの「体当たり」。キャラクターの成長とキャストの成長が回を追うごとにリンクしていく。今年の冬の公演と比較するとしっかりと力をつけてきた。千秋楽を迎える頃には、メンバーたちに映る景色はきっと明るいものになるに違いない。1幕物で上演時間は約1時間40分強ぐらい。
10分の休憩を挟んだ後はショータイム。歌って踊ってのパフォーマンス。ここは応援グッズ使用OKとなっている。


なお、ゲネプロ前にフォトセッションと囲み会見があった。ピースサインをしたり元気よくポーズをとってパチリ。それから会見が始まった。

役作りについて斎藤なぎさは「前作に引き続き原作ファンの方もたくさんいらっしゃるので、アニメをたくさん観て研究して、でも似せ過ぎずに自分なりのクロエ・ルメールを演じることを意識しています」とコメント。また、稽古について高松瞳は「小屋入りをして、場当たりして、今回の劇場はいろんな方向から見られるので、場当たりに時間がかかりましたし、難しい点もありましたが、みんなで克服して、準備万端なので、10公演駆け抜けたい」と語る。唯一のオリジナルキャラクターを演じる佐々木舞香は「私のキャラクターは1枚の絵から創り上げていくキャラクターだったので、一緒に成長していけるように頑張りました。だんだんと楽しくなったりする一ノ瀬友恵ちゃんの気持ちと自分の気持ちを大切にしました」とキャラクター創りの過程を語った。また前回公演との違いについてであるが「前回と比べると稽古期間が短くて、みんなで一つ一つの稽古を大事にしていた。私自身は『けものフレンズ』の時と違ってすごく女の子らしいキャラクターだったので、動きやセリフの言い方も女の子らしくするように頑張りました」とコメント。実は今月上旬にはフランス・パリで開催された「Japan Expo 2018」で“ヨーロッパ初パフォーマンス”を披露。タイトなスケジュールで、稽古期間は1か月弱と前回舞台より短かい。
斎藤なぎさも稽古期間が短かったと言い「みんな成長できたと思います」と胸を張る。佐々木舞香も「みんな、台本離すのが早かった」とコメント、短いながらも充実した稽古だったことが窺える。また高松瞳も場当たりの様子をコメントしたが「みんな一発で覚えて」と語る。電車の中で覚えるなど、また自分にはないキャラを作り上げる苦労を語るメンバーも。みんなで作り上げる過程は成長の糧になった様子。高松瞳は「衣装も可愛いし、全身観てほしい(笑)」。大谷映美里は最後に「第2弾ということでより成長した姿を見てほしい・・・・・(円形なので)いろんな場所から見られるので、それを楽しんで欲しいです・・・・・・劇場でお待ちしています」と締めくくって会見は終了した。

<物語>
夏休み明けの聖櫻学園 2 年B組に、転校生がやってきた。名前は、一ノ瀬友恵。家庭の都合で2ヶ月間だけ、この学校で過ごすという。クラスメートとなった椎名心実は、どこか悲しげな表情をした友恵のことが気になって仕方なかった。学園は、もうすぐ開催される秋の一大イベント“櫻花祭”の準備で大忙しだ。生徒会長の天都かなた は、副会長の篠宮りさ、書記の鴫野睦と共に「櫻花祭のオープニングで生徒達による“歌と踊りのパフォー マンス”を行う」と発表。 くじ引きによって選抜されたメンバーは、新体操部の心実、留学生のクロエ・ルメール、図書委員の村上 文緒、写真部の望月エレナ、軽音部の風町陽歌と朝比奈桃子だ。メンバーに選ばれ、はりきる 6 人。 すると心実は、友恵をパフォーマンスメンバーに追加したいと提案。 「私たちと一緒に、素敵な思い出を作りませんか?」と声をかけるも、友恵はそれを拒否したーー。
そんな中、放送委員の櫻井明音と押井知は、櫻花祭の準備に励む生徒達の取材を続けていた。 クラスに部活に、パフォーマンスにと忙しい心実たち。 本番に向けて練習を始めた彼女たちだが、それぞれに友恵のことが心に引っかかったままだった。
そして、文緒の言葉をきっかけにして心実たちは、再び友恵のもとへ向かう。 友恵の、そしてみんなの思い出に残る櫻花祭は、実現できるのだろうか…?

<ガールフレンド(仮)とは>
「ガールフレンド(仮)」は、学園を舞台に様々なキャラクターの 女の子との出会いを楽しみながら、数々の試練に挑んでいく学 園恋愛ゲーム。 最大の特徴は、堀江由衣さんや田村ゆかりさん、茅野愛衣さん、 佐藤聡美さん等、総勢 100 名以上の豪華声優陣が出演して いることで、ゲーム中の様々な場面で女の子の声を聴きながらプ レイを楽しめる。
2012 年 10 月のサービス開始以降会員数を伸ばし、6 年目と なる 2018 年 1 月現在会員数 750 万人を突破、2014 年に はアニメ化もされたほか、書籍展開などゲームの枠を超え、様々な展開を行っている。

【公演概要】
あにてれ×=LOVE ステージプロジェクト「ガールフレンド(仮)」

日程:
2018 年 7 月 16 日(月・祝)~7 月 22 日(日)
会場:
品川プリンスホテル クラブ eX

原作:「ガールフレンド(仮)」
脚本:三谷伸太朗
演出:堤 泰之
監修:葛 裕太(「ガールフレンド(仮)」)
音楽監督・作曲:楠瀬拓哉

キャスト:
=LOVE
大谷映美里 大場花菜 音嶋莉沙 齋藤樹愛羅 齊藤なぎさ 佐々木舞香 佐竹のん乃 髙松 瞳 瀧脇笙古 野口衣織 諸橋沙夏 山本杏奈  (50 音順)

協力:テレビ東京/一般社団法人 日本 2.5 次元ミュージカル協会/サイバーエージェント/ QualiArts/Age Global Networks
主催:ネルケプランニング Y&N Brothers 代々木アニメーション学院
公演に関するお問い合わせ:
東京音協 TEL:03-5774-3030(平日11:00~17:00) http://t-onkyo.co.jp /

公式サイト:https://www.nelke.co.jp/stage/anitele=love_girlfriend-kari/

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©あにてれ×=LOVE「ガールフレンド(仮)」製作委員会

文:Hiromi Koh