篠原涼子が13年ぶりの大胆熱演!舞台『アンナ・クリスティ』開幕!

13年ぶりの舞台出演となる、 篠原涼子の主演舞台『アンナ・クリスティ』のプレスコールと囲み取材が12日、 会場のよみうり大手町ホールにて行われた。

ノーベル文学賞受賞作家ユージン・オニールが1921年に発表し、 ピューリッツァー賞を受賞した傑作戯曲を、 日本を代表する演出家・栗山民也の演出で上演、 これまで3本のオニール作品を手掛けてきた栗山の演出に注目が集まる。
2011年にロンドン・ウエストエンドで上演された際は、 マット・バーク役を名優ジュード・ロウが演じ、 全公演ソールドアウトを記録。 新聞各紙で絶賛を博し、 英国で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞において、 ベスト・リバイバル作品に選ばれた。
複雑な心理を表現豊かに演じるキャストと創りあげる珠玉の舞台。 主演篠原涼子は2001年「ハムレット」、 2005年「天保12年のシェイクスピア」以来13年ぶりの舞台で初主演を務める。

<あらすじ>
ニューヨークの波止場近くの酒場。 年老いた船乗りクリス(たかお鷹)は、 5歳のときに親戚に預けて以来会っていない娘アンナ(篠原涼子)と15年ぶりに再会する。 虐待を受け転々としたのちに娼婦に身を落とし、 身も心も傷ついたアンナは父親のもとで回復したいと願っていたのだ。 アンナが娼婦になっていた事に気づかないまま、 父娘が石炭船上の暮らしを始めたある嵐の日、 難破船から助け出されたアイルランド人の火夫マット(佐藤隆太)が彼らの前に現れる。 マットとアンナは恋に落ちるが、 アンナの過去を知ったマットは失望し、 アンナの許から去ってしまう・・・

<会見より出演者抜粋コメント>

篠原涼子(アンナ・クリストファーソン役)

海がテーマの、 家族と恋人との絆の物語です。 舞台はもともと憧れだったので、 お話をいただいて、 ぜひやりたいと挑戦させていただきました。 この作品が自分にとってのターニングポイントになるのではないかと思います。 アンナは20歳の設定ですが、 演出の栗山(民也)さんのプランで、 数字としての年齢でなく「苦労を経た女性」の表現をということでしたので、 自分なりに演じていこうと思います。 初主演で不安に思うことも多いのですが、 共演者の皆さんが支えてくださり、 とても感謝しています。

佐藤隆太(マット・バーク役)

演じるにあたり、 とても難しく課題の多い、 骨太な作品だと思って緊張感をもって稽古をしてきました。 篠原さんに対して最初は恐縮しきりで、 大先輩の相手役が自分に務まるのかなと思いましたが、 稽古が進んでいくにつれて非常に柔らかい先輩だと感じましたし、 芝居の面でもそれ以外の面でも、 後輩の演者たちがやりやすいよう配慮してくださっています。

【公演概要】
作:ユージン・オニール
翻訳:徐 賀世子
演出:栗山民也
出演:篠原涼子、 佐藤隆太、 たかお鷹、 立石涼子、 原 康義、 福山康平、 俵 和也、 吉田健悟

<東京公演>
期間:2018年7月13日(金)~29日(日)/全21公演
会場:よみうり大手町ホール
チケット料金:9,800円(全席指定・税込)
主催:ホリプロ
お問い合わせ:ホリプロチケットセンター 03-3490-4949

<大阪公演>
期間:2018年8月3日(金)~5日(日)/全4公演
会場: 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
チケット料金:10,000円(全席指定・税込)
主催:梅田芸術劇場、 ABCテレビ
お問い合わせ:梅田芸術劇場 06-6377-3888

撮影:渡部孝弘