今年の第73回トニー賞演劇リバイバル作品賞に輝いた受賞作。 TEAM NACS安田顕を主演に、オールキャスト決定! ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~

TEAM NACS 安田顕主演の舞台、『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』のオールキャストが決定!初演から50 年を迎えた昨年、ブロードウェイで新たに蘇った伝説の傑作舞台を豪華キャストで日本語版として上演する。

ゲイの友人たちによる一夜の誕生パーティーでの出来事を通して、LGBTの人々を取り巻く社会の現実や、それぞれのアイデンティティ、愛憎などを真正面から描いた会話劇。51年前に初演され、演劇界のみならず社会にも大変な衝撃を与えた『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』を、初演から50年を迎えた昨年、ブロードウェイで新たに 構築し直し、トニー賞の演劇リバイバル作品賞を受賞した作品の日本版が本作となる。
主演のマイケル役にTEAM NACSの安田顕、マイケルの恋人ドナルド役に馬場徹、真面目な数学教師のハンク役には川久保拓司、誕生パーティーのプレゼントとして派遣されてくる男娼のカウボーイに富田健太郎、インテリアデザイナーのエモリーに浅利陽介、ファッションカメラマンのラリーに太田基裕、アフリカ系米国人のバーナードに渡部豪太、マイケルの友人である弁護士で、メンバー内では唯一のストレート、アラン役に大谷亮平、そしてこの夜の誕生パーティーの主役でもあるハロルド役に鈴木浩介が決まった。

この豪華キャストたちが白井晃演出とのタッグで新たな『ボーイズ・ イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』に挑む!

<白井晃 コメント>
1968年に初演されセンセーショナルを巻き起こした『The Boys in the Band』をこれ以上無いキャストのみなさんと日本でリクリエーション出来ることを大変光栄に思っています。トニー賞でリバイバル作品賞を受賞したばかりの作品ですが、初演から50年が経って社会が性的マイノリティに対して、どれだけ変化したかを考える意味でも重要な作品になると思います。米国に比べてまだまだ日本においてはこの問題は根が深く、あらゆるマイノリティと社会との関係を考える意味でも、今まさに必要な作品だと思います。出演者のみなさんと様々な議論をして、この作品を日本で再上演する意味を考えながら創作したいと思います。  演出 白井晃

<安田顕 コメント>
いい意味で難しく、やりがいのある作品に挑戦できること。初めての白井さん演出。初めてご一緒するキャスト。再び共演するキャスト。そしてシアターコクーンの舞台で主演を演じさせていただくことなど、すべてに感謝申し上げます。良い本番を迎えられるよう、新鮮に稽古に取り組みます。是非ご覧ください。  安田顕

<作品について>
1968年オフ・ブロードウェイで初演され、1000回を超える公演を重ねたワンシチュエーションの傑作会話劇。 70年には舞台版と同じキャストによってウイリアム・フリードキン監督が映画化。ハリウッド作品としては初めて 同性愛者を真正面から描いた作品と言われる。日本国内では故・青井陽治氏の翻訳・演出で83年に初演され、様々な俳優陣によって上演されている。
 初演から50年を経た2018年、オフ・ブロードウエイではなくオン・ブロードウエイで、全員がLGBTであることを公言しているキャストたちにより4月から8月にかけて期間限定の上演が行われた。出演したのは、人気ハリウッドスターやブロードウェイのスターの9人。
主役のマイケルには、『ビッグ・バン・セオリー』のム・パーソンズ、ハロルドには映画『スター・トレック』シリーズのMr.スポック役でお馴染みのザッカリー・クイント。他にマット・ボマー(『ホワイトカラー』)、アンドルー・レイノルズ(『ガールズ/GIRLS』)、チャーリー・カーバ―(『デスパレートな妻たち』)、ロビン・デ・ジーザス(ミュージカル『ウィキッド』)、ブライアン・ハッチソン(ミュージカル『マン&ボーイ』)、マイケル・ベンジャミン・ワシントン(『アンブレイカブル・キミー・シュミット』)、タック・ワトキンス(『デスパレートな妻たち』)といった錚々たるキャストが結集した。
15週間の限定上演にもかかわらず、連日スーザン・サランドンやジェシカ・ラングなどのハリウッドスターが観劇に 来場、三大ネットワークのトークショー番組ではキャストたちが連日出演するなど、大変な話題となった。
翌19年には、米国の主要な演劇賞である第73回トニー賞において、「ノーマーク」とされながら演劇リバイバル作品賞を見事受賞。原作のマート・クローリーがトロフィーを手に、この50余年のLGBTを取り巻く環境の変化に涙しながらスピーチを行った。

<あらすじ>
真夏のニューヨーク。アッパー・イーストサイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を祝う 準備が進められていた。次第に仲間たちが集まりパーティーが始まろうとしている時、マイケルの大学時代の友人、 アランがやってくる。唯一のストレートであるアランの存在はマイケルたちの感情に変化をもたらし、雰囲気が徐々に険悪になりつつある中、パーティーの主役であるハロルドが現れる。パーティーは更に荒れ、マイケルは強引に「告白ゲーム」を始める。それは、心から愛している、または愛していたと思う相手に電話をかけ、直接「愛している」と告げると言うものだった。これをきっかけに、それぞれの過去や本音が暴露されていく。

果たして、それぞれは誰に電話をかけ、どんな告白をするのか。そして、マイケルにゲイであることを隠していると責められるアランは一体誰に告白の電話をかけるのか。
やがてパーティーの宴が終わったあと、男たちはどこへ向かうのか……。

<公演概要>

タイトル : 『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』

演 出 : 白井晃
原 作 : マート・クローリー
翻 訳 : 北丸雄二
美 術 : 松井るみ
照 明 : 高見和義(CAT)
音 響 : 井上正弘
衣 装 : 前田文子

出 演 : 安田顕
馬場徹 川久保拓司 富田健太郎 

浅利陽介 太田基裕 渡部豪太
大谷亮平 鈴木浩介

企画 ・ 製作  : ミックスゾーン

<チケット一般発売: 2020年4月4日(土)>
◆東京公演
日 程 : 2020年7月18日(土)~7月28日(火)
会 場 : シアターコクーン
チケット料金 : S席12,000円 A席11,000円 コクーンシート6,000円(全席指定・税込)
お問い合わせ : サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(平日12:00-18:00)

◆仙台公演
日 程 : 2020年8月8日(土)~8月9日(日)
会 場 : 東京エレクトロンホール宮城
お問い合わせ : キョードー東北 022-217-7788(平日10:00-19:00、土曜10:00-17:00)

◆札幌公演
日 程 : 2020年8月15日(土)~8月16日(日
会 場 : カナモトホール(札幌市民ホール)
お問い合わせ : サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(平日12:00-18:00)

◆大阪公演
日 程 : 2020年8月21日(金)~8月23日(日)
会 場 : 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
お問い合わせ : キョードーインフォメーション  0570-200-888(全日10:00-18:00)

◆東京凱旋
日 程 : 2020年8月27日(木)~8月30日(日)
会 場 : なかのZERO大ホール
お問い合わせ : サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(平日12:00-18:00)