新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室『カルメン』2021年7月9日より上演

高校生の心に感動を伝え続ける新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室は1998年より毎年開催され、今年で23回目、2021年の演目は『カルメン』、誰しもが知っているおなじみの有名な音楽が続き、オペラの中でも圧倒的に人気の高い作品。スペインの前衛パフォーマンス集団ラ・フーラ・デルス・バウスの芸術監督のひとりアレックス・オリエによる新演出が、早くも鑑賞教室公演として登場する。
例年、来場者の約8割以上がオペラ鑑賞初体験という高校生たちですが、幕が開くとざわついた劇場内はたちまち静まり返り、ドラマティックなストーリー展開と歌手やオーケストラの生演奏に引き込まれていきます。

「新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室」は、現代舞台芸術の一層の普及をめざす新国立劇場が、次の世代を担う青少年に向け優れた舞台芸術を提供する機会として1998年(平成10年)より毎年開催(※)。
「初めてのオペラ鑑賞だか らこそ、本物のオペラを体験していただきたい」という願いを込めて、演出、舞台美術、衣裳など本公演と全く同じプロダクションを 上演。日本を代表するオペラ歌手が出演し、生のオーケストラ演奏で上演、高校生を学生扱いせず、一般のお客様と全く同じスタイルで名作オペラを全曲鑑賞していただくというコンセプトが好評。
また、2008年(平成20年)から開始された関西地域での公演は、2016年(平成28年)よりロームシアター京都を会場とし、毎年新国立劇場、ロームシアター京都あわせて約1万2千人の高校生が「本物の芸術」であるこの公演を体験している。 今年度の新国立劇場公演は、公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションの助成、協賛としてローム株式会社、損害保険ジャパンの支援のもと、ビゼーのオペラ『カルメン』を上演。
新国立劇場公演に続きロームシアター京都での公演は、京都市、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振 興財団)、新国立劇場の主催、公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションの助成、ローム株式会社の協賛により、 2021年10月26日・27日に『ドン・パスクワーレ』を上演。

※2020年7月に予定していた高校生のためのオペラ鑑賞教室『夕鶴』は、新型コロナウイルス感染症の拡大により公演中止となり、参加を予定していた学校向けに『魔笛』のダイジェスト版映像を配信した。

また、2019年(『蝶々夫人』を上演)のアンケート結果によると、オペラ鑑賞初体験の高校生は全体の約9割(89.5%)を占めましたが、約9割(89.5%)の高校生が鑑賞後に「とても良かった/面白かった」「良かった」と回答。また、オペラをまた見たいかという質問にも、約9割(93.8%)の高校生が「自分でチケットを買って見たい」「学校やグループで行く機会があればまた見たい」と回答。参加する学校も年々増え、毎年首都圏の約50校が参加している。

<本公演紹介記事>

新国立劇場 2020/2021 シーズン オペラ 『カルメン』7月3日より上演

<概要>
日程・会場:2021年7月9日13:00、10日13:00、13日13:00、 14日13:00、15日13:00、16日13:00・新国立劇場オペラパレス
詳細は公式HPを。
公式HP:https://www.nntt.jac.go.jp