芸能生活30周年を迎えた朝海ひかるの主演舞台『サロメ奇譚(仮)』が 。
2022年春、東京芸術劇場シアターイーストと梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。
共演は、サロメの母親に、劇団「ナイロン100°C」で、舞台を中心に映像やナレーション、コラムニストとしても活躍している松永玲子、地下牢に幽閉されている預言者に近年2.5次元ミュージカルで注目を浴びストレートプレイや朗読劇など新たなジャンルで活躍の牧島輝、ユダヤの王でありサロメの義父をテレビドラマや映画を中心にコミカルな役どころで活躍するベンガルと実力派が揃う舞台となる。
コメント 主演 朝海ひかる
この度、私の芸能30周年記念公演の演目には何が面白いか…
演出の稲葉さんにお願いした所、いくつか挙げてくださり
その中の一番最初に挙げてくださった戯曲が『サロメ』でした。
私も何度か拝見しているこの作品ですが、サロメが「少女」という事もあり、
完全に一観客として観劇してました。
「今の私」が表現できる『サロメ』を脚本のペヤンヌさんがどう炙り出すか、
稲葉さんがどう演出されるか。とても楽しみでなりません。
皆様、目撃者となり様々なモノを感じて頂けたら、この上ない周年公演となります。
劇場でお待ちしております。
コメント 脚本 ペヤンヌマキ
朝海ひかるさん芸能生活30周年の記念すべき公演の脚本を書かせていただくことになり、ドキドキしております。
題材は『サロメ』とのこと。
『サロメ』と聞いて真っ先に思い浮かんだのは生首を持って微笑んでいる女性の姿で、
残酷で官能的なイメージだけが強かったのですが、
ひとりの等身大の人間として共感できるサロメを描いてみたいと思いました。
また、様々な芸術家を魅了してきたサロメと朝海ひかるさんの魅力が重なるような作品にもしたいと構想を練っております。
これまで硬派な作品を緻密に演出してこられた稲葉さんとの初めてのクリエイション、
個性豊かなキャストの皆さんの肉体を通して、どんな『サロメ』になるのか楽しみです。
コメント 演出 稲葉賀恵(文学座)
数年後こうして一緒にクリエイションする機会を頂き、まず私が提案したのが『サロメ』でした。
無垢でありながら残酷で、少女でありながら妖艶。
複雑怪奇なあのサロメという役を朝海さんならどう演じるのか、
誰よりも私が観客席で観てみたかったのです。
今回、翻案にペヤンヌさんが参戦してくださいます。
そして共に作品を立ち上げるキャスト陣に、こんな胸躍る方々が集まりました。
すでに何かが起こる前触れに武者震いしています。
様々な解釈が溢れるこのサロメの登場人物たちを、
血の通った等身大の人間にするべく彼らと共にえぐり出して参る所存です。
‐公演概要‐
公演名:サロメ奇譚(仮)
原案 :オスカー・ワイルド『サロメ』
脚本 :ペヤンヌマキ
演出 :稲葉賀恵(文学座)
出演 :朝海ひかる 松永玲子(ナイロン 100°C) 牧島輝 ベンガルほか
日程:
東京:2022年3月中旬 東京芸術劇場 シアターイースト
大阪:2022年4月上旬 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
一般発売日:来春チケット一般発売 予定
企画・制作・主催:梅田芸術劇場