今年で38年目 ミュージカル『アニー』2023年 アニー役は深町ようこさん(小6)と西光里咲さん(小5)。

ミュージカル『アニー』のオーデション合格発表の季節がやってきた。2023年4月~5月、新国立劇場・中劇場にて上演。
本作は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、 1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカルです。同年のトニー賞において、作品賞を はじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けています。日本公演は、1986年、日本テレビ主催で上演をスタートして以来、今までに全国で約187万人もの人たちに心温まる深い感動を与え続けている国民的ミュージカルに。
演出は山田和也、テンポが良く現代的な演出で好評。そして、来年で38年目となる2023年公演がいよいよ!
最終オーデション、主役のアニー役2名、孤児役12名の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技などの審査を勝ち進んだ少女たちが固唾を呑んで最終結果を待つ。
※ダンスキッズ役オーディションは11月に開催。
主催者の挨拶の後、
演出の山田和也より講評。その前に子供たちに向かって「お疲れ様でした」と労を労った。
「(最終オーデションは)2日間でしたが、人によっては何年もレッスンを重ねてきたと思っています。あなたたちが重ねてきた努力は頑張ったことは無駄になるということは一切ない…歌が好きな人、ダンスが好きな人、お芝居が好きな人、ミュージカルが好きな人。これからもずっと好きでレッスンを続けてくれればうれしいなと思います(子供達から「はい!」という返事)。きっと、あなたたちの将来にきっと役立つと思います。みんな頑張ってて、甲乙つけ難く選べない」と最終審査に残った子供たちのレベルの高さを語った。そして発表。

オーデションで決まったキャストは次の通り。
アニー役は深町ようこさん(小6)と西光里咲さん(小5)。どちらも東京都出身。
どちらもミュージカル『メリー・ポピンズ』に出演歴がある。

モリー役 井手陽菜乃さん 南里侑明さん
ケイト役 和田愛海さん  和田知怜
テシー役 大矢結姫さん 川野未琴さん
ペパー役 難波夏未さん 橋元優さん
ジュライ役 坂本柚月さん 小金花奈さん
ダフィ役 能重歩実さん  山﨑結香さん

名前を呼ばれる前は「お祈りポーズ」をする子も。また、発表の瞬間、名前を呼ばれた子は声が震える子や立ち上がって思わず口に手を当てる子も。
そして、受かった子も受からなかった子も一緒になって、名曲『TOMORROW』を合唱。涙と笑顔の合格発表は終了した。
そして早速、会見。登壇者は演出の山田和也とアニー役の深町ようこと西光里咲。人生は初の記者会見。ついさっき、合格発表があったので、やや興奮さめやらぬ面持ち。

まずは感想を。
深町ようこ「とても嬉しいです、これから稽古、本番が始まりますが、頑張っていきたいと思います」
西光里咲「今はすごい嬉しいですけど、まだ信じられません。お稽古と本番と重ねていくにつれて、上達していけるように頑張りたいです」

どんなアニーを演じたいか聞かれて
深町ようこ「素敵なアニーだったなと思っていただけるように、勇気を与えられるようなアニーになれればいいなと思っています」
西光里咲「明るくて元気で強い心を持った私なりのアニーを演じられればいいなと思っています」
改めて今年のオーデションについて
山田和也は「17人の子供たち、(選ぶのは)すごく難しい」またアニー役の選考の決め手については「アニーが明るくいるのはすごく大事なこと。この2人の明るさは本物だなと」とコメント。
山田和也がコメントしている最中は2人とも終始笑顔。
憧れの女優さんについては
深町ようこ「木下晴香さんとマルシアさん」
西光里咲「昆夏美さんと濱田めぐみさん」
またミュージカルを志したきっかけの作品は、もちろん、2人ともミュージカル『アニー』。オーデションは深町ようこはこれで2回目、西光里咲は3回目とのこと。
86年の初演から2022年までの過去37年間で70名のアニーが誕生(2年連続出演したアニー役は4名)。総入場者数はおよそ187万人(2022年公演終了時点)。まさに国民的ミュージカル、公演は来年の春。

公演概要
丸美屋食品ミュージカル『アニー』
日程・会場:2023年4月~5月 新国立劇場・中劇場
脚本:トーマス・ミーハン
作曲:チャールズ・ストラウス
作詞:マーティン・チャーチン
演出:山田和也
音楽監督:小澤時史
振付・ステージング:広崎うらん

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/annie/

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