チーム・クレセント 朗読劇『月光の夏』_ ベートーヴェンのピアノ曲「月光」の調べが織りなす心の物語

チーム・クレセントの朗読劇場のシリーズ公演。
毛利恒之朗が原作の読劇劇『月光の夏』を、伊藤勝昭の演出により6月9日より上演。

チーム・クレセントは、平和な社会を構築することと、舞台演劇に直接触れることの少ない地方都市にも活動の場を広げて活動。演劇と演劇以外の芸術・文化との融合による地域社会の文化活動の活性化、推進に寄与することを目的として活動。

原作の『月光の夏』 は、毛利恒之朗による特攻隊員を題材等る3部作の小説の一編で、1993年に神山征二郎監督により映画化され、記憶に残っている方も多いであろう。

この舞台では、やはり古びた一台のピアノが主役だ。 ピアノの存在が特攻の史実と戦争の悲惨さ教えてくれる。 これは単なる朗読劇ではなく。 ベートーヴェンのピアノソナタ 『月光』 の調べが織りなす美しい心のドラマで、いのちの重さと多くの感動を伝え、平和への祈りを込めて上演される。

あらすじ
佐賀県鳥栖市―。太平洋戦争末期、鳥栖国民学校(現:鳥栖小学校)に二人の特攻隊員がやって来た。「今生の別れに、ピアノを思いっきり弾かせて欲しい」とベートーヴェンのピアノソナタ『月光』を弾き、去っていった。
戦後四十五年経ったある日、そのグランドピアノが老朽化のため廃棄されると聞き、当時、演奏に立ち会った元教師の吉岡公子(片山美穂)は、ピアノを保存して欲しいとの思いから、生徒たちに二人の特攻隊員との思い出を語った。この話は大きな反響を呼んだが、二人の特攻隊員の名前を吉岡が聞いていなかったため、ピアノを弾きに来た特攻隊員の存在が疑われることになった。
一方、この話をラジオドキュメンタリーにしようと、作家三池安文(前田暁彦)と九州放送局の石田リエ(落合明日香)は真実を求め取材を進めていく。やがて、元特攻隊員の石倉金吾(杜江良)の証言により、不時着したり、エンジン不調のため引き返してきた隊員が、ひそかに隔離軟禁された“ 振武寮 ”の存在が明らかになる。果たして、二人の特攻隊員は…。
ベートーヴェンの『月光』に奏でられた哀しくも美しい秘話が時を経て甦る!

 

公演概要
チーム・クレセント
公演名 朗読劇『月光の夏』
作 毛利恒之
演出 伊藤勝昭
ピアノ
根本英亮/藏田健太郎 (W キャスト)
キャスト
前田暁彦 宮川知久 小宮明日翔 下坂亮介 杜江良 春田ゆり 落合明日香 滝野洋平 副島風 秋野隆宏 阿賀道郎 片山美穂
スタッフ
照明:高橋康孝 音響:余田崇徳 舞台監督:八木澤賢 美術:杜江良 宣伝美術:おかめ家ゆうこ 映像収録:齋藤耕路(ユニコーン) 舞台写真:小杉朋子 制作協力:J-Stage Navi 制作:片山美穂

日程会場:ザムザ阿佐ヶ谷 2022 年 6 月 9 日(木)~ 12 日(日)
料金 全席自由 前売当日共/ 4,500 円 高校生以下/ 3,500 円
チケット取扱 問合:03-6672-2421 平日 12時~18時)http://j-stage-i.jp
カンフェティ(Confetti) http://confetti-web.com/gekkounonatsu/ 0120-240-540*通話無料  平日10時~18時  ※オペレーター対

主催 一般社団法人 チーム・クレセント

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