朗読劇『自由なる魂の果てに ~もう一人のアマデウス~』 自由であり続けようとするモーツァルトの希望と絶望_。モーツァルト役に小宮明日翔。

チーム・クレセントの朗読劇場のシリーズ公演、作演出 木島恭による 『自由なる魂の果てに  ~もう一人のアマデウス~』が10月22日より上演される。

チーム・クレセントは、平和な社会を構築することと、舞台演劇に直接触れることの少ない地方都市にも活動の場を広げて活動。演劇と演劇以外の芸術・文化との融合による地域社会の文化活動の活性化、推進に寄与することを目的として演劇活動を行なっているという。

今回の公演の『自由なる魂の果てに  ~もう一人のアマデウス~』は、作演出の木島恭のオリジナル作品。 木島は、ミュージカル『はだしのゲン』 が450ステージ25万人以上を動員を果たしたことでも知られている。

この舞台の制作にあたり、企画書には「イギリスの産業革命からフランス革命に至るヨーロッパの価値観の大変動が、定型や行式にとらわれず、自由で革新的なモーツァルトの音楽を受け入れ、その後のベートーベンやシューベルト、現代に至る多くのクラシック音楽の大家たちを生み出した。天才は、その 才能は勿論だが、時代が生み出し、必要とされ初めて、存在する。社会の価値観が大きく動くとき、あらゆる芸術もまた、古い価値から、新しい装いに変わる。音楽という芸術で革命を起こしたモーツアルトの音楽は、その自由を求める魂と共に、今も、聴く人の心に自由な、希望ある未来を届けてくれるに違いない。」とあり、この考察はたいへん興味が惹かれる。どのような舞台になるのか愉しみだ。上演と共に、配信も準備されている。

あらすじ
『レクイエム』の流れる中、葬列が墓所へと向かっている。サリエリの代弁者という男が現れ、モーツァルトの最後を語り始める。墓標も十字架もない聖マルクス共同墓地の埋葬に、立ち会った唯一の人物がいた。勿論真偽のほどは明らかではないが…。
時は30年前に遡る。
クラビアを弾く5歳の少年。『アンダンテ ハ長調 K.1a』天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生だ!父レオナルド、姉ナンネルとともに、演奏旅行に出かけるモーツァルト。天才ピアニストの演奏に、貴族たちは拍手喝采。しかし、次第に保守的な宮廷音楽に満足できなくなったモーツァルト。大司教コロレドとの対立。初恋と失恋。最愛の母の死。コンスタンツェとの幸せな結婚生活。子供達の死。宿命サリエリとの出会い。激動する社会の中で、自由であり続けようとするモーツァルトの音楽は、希望と絶望を繰り返えす。また、フランス革命の予感を抱かせるオペラ『フィガロの結婚』は、サリエリとの対立を激しくさせた。そして、父の死。フランス革命の波は、全ヨーロッパに広がり、モーツァルトを支えてきた貴族たちは、その伝統とともに駆逐されて行った。『ドン・ジョバンニ』『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』後世に残る楽興を生み出したモーツァルトだが、経済的に困窮し、追い詰められて行く。『魔笛』『レクイエム』いよいよ最後の時が…。

公演概要
■集団名 チーム・クレセント
■公演名 『自由なる魂の果てに ~もう一人のアマデウス~』
■キャスト 小宮明日翔/宮川知久/下坂亮介/矢内佑奈/片山美穂/春田ゆり/前田暁彦/落合明日香/山田健太/根岸唯
■ピアノ 鈴木陽菜/藏田健太郎
■スタッフ 照明:石島奈津子(東京舞台照明) 音響:岩下雅夫/尾林真理 舞台監督:高橋康孝 宣伝美術:おかめ家ゆうこ 映像収録:齋藤耕路(ユニコーン) 舞台写真:元塚結梨奈 制作協力:J-Stage Navi 平田愛奈 制作:片山美穂 企画・製作:チーム・クレセント
■作・演出  木島恭
■劇場  ザムザ阿佐ヶ谷
■日程  2021年10月22日(金)~24日(日)  ※上演時間100 分(休憩無)
■発売日  2021年9月28日 ( 火 )
■料金 全席自由 前売当日共/4,500円 高校生以下 3,500円
■DVD販売  3,000円(送料込) 予約受付期間:9/28~ 10/28
■チケット取扱   J-Stage Navi 03-5912-0840(平日 12時~18時)http://j-stage-i.jp

■ 配信チケット @観劇三昧LIVE
前売期間 9/28~10/28 ライブ配信・アーカイブ配信共2,500円

WEB http://www.teamcrescent.com/index.html
公式twitter https://mobile.twitter.com/TeamCrescent620

※20210924キャスト変更による修正実施