東京フィルハーモニー交響楽団が、2024年1月~11月のシーズン定期演奏会ラインナップを発表。
2024シーズンも東京フィルの3人の指揮者、名誉音楽監督チョン・ミョンフン 、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ 、 特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフが来日。 桂冠指揮者ダン・エッティンガーは10年ぶりの東京フィル定期登場、2022年に東京フィルでデビューを果たした俊英 出口大地は2度めの定期登場。北欧から始まりロシア、イタリア、ドイツ・オーストリア、フランス、中央アジアから東欧の国々をめぐる音楽の旅は、シンフォニー、協奏曲、大規模な合唱曲やオペラの傑作、そして実演で触れる機会は少ないながらも根強いファンを持つ管弦楽をバランスよくプログラム。
ソリストは確かな個性と才能で注目を集める若手奏者からヴェテランまで、盤石の布陣。協奏曲では 1月定期(M・プレトニョフ指揮) に2021年ショパン国際ピアノコンクール3位、審査過程でもその明るいキャラクターと爽やかな演奏で人気を集めたマルティン・ガルシア・ガルシア、6月定期(チョン・ミョンフン指揮) のメシアン「トゥランガリーラ交響曲」はパリ国立高等音楽院に学ぶピアニスト務川慧悟と、オンド・マルトノ奏者として本作のエキスパート原田節が脇を固める。 7月定期(D・エッティンガー指揮)では豊かな音楽性で絶えず耳目を集める阪田知樹 がモーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」を、10月定期(出口大地指揮)は、 ヴァイオリニスト服部百音がファジル・サイのヴァイオリン協奏曲『ハーレムの千一夜』を。11月定期(A・バッティストーニ指揮) は、マーラー「交響曲第7番『夜の歌』」 を取り上げる。
3月定期『カルミナ・ブラーナ』、9月定期オペラ演奏会形式・ヴェルディ『マクベス』では、声楽との協演が見どころ。オペラ演奏に長い歴史と実績を誇る東京フィルならではの公演。
about 東京フィルハーモニー交響楽団
1911年創設。2024年に創設113年を迎える、日本で最も長い歴史をもつオーケストラ。
名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフら、世界的指揮者との定期的な共演により世界的にも高く評価されています。放送演奏にも数多く出演し『名曲アルバム』『NHKニューイヤーオペラコンサート』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』のほか国民的音楽番組『NHK紅白歌合戦』などにも出演、さらにはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い~』などのドキュメンタリー番組にも取り上げられるなど、全国の音楽ファンの皆様に親しまれ高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開しています。