大人気ライトノベル、「デルフィニア戦記」の舞台化第二弾、舞台「デルフィニア戦記~動乱の序章~」を 2018 年 12月8日(土)から13日(木)まで東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで上演することが発表になった。
「デルフィニア戦記」は、今年デビュー25 周年を迎えたライトノベル作家・茅田砂胡の代表作で、冒険ファンタジー小説。1993 年に中央公論社(現:中央公論新社)C★NOVELS より「デルフィニア戦記」シリーズの第 1 巻となる「放浪の戦士」が刊行され、以後シリーズ累計で 320 万部を突破するほどの人気。
2017 年 1 月には、児玉明子の演出・脚本により、天王洲 銀河劇場にて舞台「デルフィニア戦記~第一章~」初演。 デルフィニアの王座を追われて放浪していたウォルが、異世界から落ちてきた謎の少女・リィの出現により、その協力のもと奇跡的に王座を奪還する、という、原作小説の「放浪の戦士」編を描き、不可能とまで言われた壮大な世界観を見事に舞台で表 現して大好評を博した。
第二弾となる本作「動乱の序章」でも演出・脚本を児玉明子が担当。壮大な冒険ファンタジーの世界観をさらに深め、 物語は前作から 3 年後、国王に返り咲いて善政を敷く国王ウォルの活躍と、ウォルの養女となり 16 歳になってますます美しさと強さに磨きをかけた王女リィ、そして原作ファンから絶大な人気を誇り、リィのパートナーとして活躍する“シェラ”を中心に描かれれる。
出演には、国王ウォルに本作が単独初主演となる松崎祐介(ふぉ~ゆ~)、王女リィには、前作から引き続いて佃井皆美。 そして初登場の人気キャラクター・シェラには、林翔太(ジャニーズ Jr.)、さらに秋本奈緒美が国王を陥れようとする国王の叔母 役と、魔法街に住むおばばの二役にキャスティングされ、再び壮大な冒険ファンタジーの世界を体現されることに。
<「デルフィニア戦記」とは>
茅田砂胡のデビューシリーズであり代表作のひとつ。玉座を追われた漂泊の戦士ウォルと、異世界からの迷子リィとの出逢い と冒険の物語。
第一部は逆境の中、徐々に集結する味方たちの活躍と、苦難の末に王冠を取り戻すまでが描かれている。第二部はリィを つけ狙う暗殺者一族が登場。また、筆頭公爵家の内紛と隣国との紛争が、ウォルとリィの結婚式を絡めて進められる。第三部 は貿易港を抱え、肥沃な領土を広く持つ“中央の華”デルフィニアを狙う隣国タンガとパラストとの共謀によって、国王ウォルが捕 虜となってしまう。第四部は狂気にも似た執念で〝デルフィニアのみが富み栄える〟ことを懸念する両隣国との決着、そしてリィ のある決断が――。
<あらすじ>
ウォルが再びデルフィニアの王冠を手にしてから 3 年。リィは“王家の血を持たない王女”として王宮に暮らしていた。
ある日、国王の従弟であり筆頭公爵バルロが「叔父を討つ」と宣言した。しかしその理由については話そうとしない。一方で王女 の周辺に黒い怪しい影が現れる。これらはすべてバルロの母アエラと叔父マグダネルが国王失脚を狙い、暗殺者一族に仕事を依 頼したのが原因だった。ウォルはそれまで渋っていたバルロの挙兵に対し、決断をくだす。
それでも騒動は収束されなかった。デルフィニア王家には近隣諸国から続々と王女への婚姻申し込みが届く。婚姻という名目で 王女を排除するために。この混乱を収める方法はただひとつしかない、ということでデルフィニア王女の結婚の報が諸国に送られた。 神殿において厳粛に婚姻式が進められる中、静寂を破る急使の声が響き渡る。血にまみれた使者が告げたのは――。
<原作・スタッフ:プロフィール・コメント>
茅田砂胡プロフィール/原作 -Sunako Kayata-
デルフィニア戦記シリーズで小説デビュー。 著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝 もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)。
[原作者コメント]
「昨年、舞台「デルフィニア戦記第一章、放浪の戦士」を見た時、すばらしいと思いました。小説とは言うまでもなく文字だけの世界、 ある意味、空想の世界です。その文字だけの世界を、舞台という現実の形にしてくださった児玉さんの手腕とスタッフの方々に、さらに 実現は難しいのではないかと思っていたリィを見事に体現してくださった佃井さんと他のキャストの方々に、心から感謝しました。今回も どんな舞台になるのか、今から楽しみでなりません。小説とは異なるデルフィニアを、読者の皆さまにも楽しんでいただけたらと願っております」
児玉明子プロフィール/演出・脚本 -Akiko Kodama-
宝塚歌劇団での演出家デビュー。退団後は 2.5 次元舞台からミュージカルまで幅広く作品を手掛け、原作世界を舞台化 することに定評がある。「デルフィニア戦記」も 2017 年の第一弾でも脚本・演出を担当し、その壮大なファンタジー作品の世界 の魅力を十分に引き出して大好評を得た。近年他に手掛けた主な作品には、ミュージカル「黒執事」(2017-2018・演出)、 ミュージカル「アメリ」(2018・演出)、舞台「『銀河鉄道 999』~GALAXY OPERA~」(2018・演出)、舞台「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」(2018・演出)。
[脚本・演出家コメント]
「2017 年の 1 月に初めて舞台化されました、大好きな小説「デルフィニア戦記」が続編として上演されること、そしてその作品に再 びスタッフとして携われることが心から嬉しく、深く感謝しております。 デルフィニア戦記は、本当に素晴らしい、美しいセリフの宝庫です。そして登場するメインのキャラクターたちは個性豊かで、カッコよく、あ たたかく、潔く、深く…そして悲しい過去を背負った人物ばかりです。これだけでも、すでに舞台化にピッタリの原作だと私は確信してお ります。茅田砂胡先生の魅力溢れる作品の世界観を、キャスト、スタッフの方々と一丸となり、より立体的に、重厚に、丁寧に舞台 化していきたいと思います」
<キャストコメント>
[松崎祐介コメント]
「今回お話を頂いた時、正直初めはドッキリかと思いました。まさか自分が座長だなんて…。とてもくすぐったい気持ちで一杯です が今までの経験を生かし自分らしく胸を張って全力で望みたいと思います。ふぉ~ゆ~での主演はありましたが、単独主演は初め てなので、お客様くるかな~?って不安もあります(笑)
が!明るく楽しく、デルフィニア戦記の世界を生きたいと思います。泣いても笑っても平成最後の冬、あの松崎が渋谷を揺らしま す!是非ハンカチとティッシュを持って会場でお待ちして松」
[佃井皆美コメント]
「再び“リィ”として、デルフィニアの世界で生きることができる!! この上ない幸せです。今回は、原作ファンの私としても、すごく楽し みな、“あやつ”が登場しますからね。今からドキドキワクワクが止まりません。原作を知らない方は、まだ間に合いますので、ぜひぜ ひ読んで欲しいです! 本当に面白いんです! そして舞台版では、更に皆様の想像を超えられるよう、初演でいただいた皆様からの沢山の想いを胸に、また、新たな気持ちで臨みたいと思っています。よろしくお願いいたします」
[林翔太コメント]
「この舞台のお話を頂けて、すごく嬉しかったです! すぐに「デルフィニア戦記」の本を読み始めました! 原作もすごく面白くて、 早く次が読みたいと思えるワクワクする作品です! 今回、僕はシェラという侍女の役を演じさせていただきます。身分を偽っている 謎が多い人物です。言葉遣いや所作など課題は山積みで難しい役どころだと思いますが、それらを習得して原作のファンの方にも 愛されるシェラになりきれるように頑張ります!」
[秋本奈緒美コメント]
「楽しみにしています! まさか、この「デルフィニア戦記」の世界で生きる事になろうとは! しかも、相反する二役。ワクワクしています。 熱い若者たちのエネルギーを受け、共演出来る事、とても楽しみにしています!」
【公演概要】
舞台「デルフィニア戦記~動乱の序章~」
日程:2018 年 12 月 8 日(土)~12 月 13 日(木)
場所:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
原作:茅田砂胡(C★NOVELS/中公文庫)
脚本・演出:児玉明子
出演:松崎祐介(ふぉ~ゆ~)、佃井皆美、林翔太(ジャニーズJr.) 秋本奈緒美 ほか
主催:渋谷区文化総合センター大和田指定管理者 しぶや文化創造グループ
企画・製作:舞台「デルフィニア戦記」製作委員会 2018
企画協力:茅田砂胡プロジェクト
チケット料金(全席指定・税込):S席9,800 円 / A席7,800円 ※未就学児入場不可。
チケット発売日:2018年10月下旬 一般発売開始
公式サイト:https://www.delfinianwar.com
公式ツイッター:@delfinianwar
チケットに関するお問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~18:00)
公演に関するお問い合わせ:東映ビデオカスタマーセンター 0120-1081-46
(平日 10:00~13:00、14:00~17:00)